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一匹の獣人が神になるまで  作者: 狐魂
第2章~危険地に身を投じる狐~
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サイズは中の上くらい(17m頭~足しっぽは含まない)

 取り敢えず呼び名が欲しい。消失でいいや。

 消失は音もなくその場に降りる。正確には地に足が着く前に消失する訳だからわざわざガル達に合わせる様に高度を下げたと言うべきだろう。じゃあ今までどこに生息してたんだよ。

 音が無いのは空気がないから。名付け通り消失なら光も無い筈だがそれは地面やバリアを覆う赤い光が代用しているのだろう。推定無害なこの光は可視化(魔石化)した魔力と似た輝きをしているから多分消失と言う力の塊なんだろうな。つまり消失(例外)魔力(例外)で対抗して〈旅人(例外)〉まで存在すると。しかも倒すとしたらシャルウェラの〈心臓食い〉とかのブレイカーズアビリティ…4つの均衡破壊能力くらいじゃないと厳しいのか…。うわぁ…アカシックレコード(アカレ)バグりそう。

 とにかくこの海老で鯛ならぬ鯛でアトランティスみたいな状況、リモアにまたあの門を開いて貰って帰らせるしかないだろう。最悪切り札は幾つかあるが神とかのシステム殆どが消えたり、この星では収容できない可能性、1番最悪なのはこの宇宙から消失と言う概念そのものが無くなったりする。

 「リモア、もう一度さっきの扉を出して」

 消失が降りてきた事により先程より魔力の消費が激しくなった。もう半分も残っていないので大人しくスーリアの後ろに隠れる。当然の様に抱き着かれるがお願いすると心配そうな顔をしながら門を出してくれた。

「よしよし」

 破壊された筈の魔石部分は修復さらており一度目と変わらぬ荘厳さで現れた扉を勢い良くあける。

「…!」

「危ネェ!」

 闇だった。扉の先は無その物、消失範囲外に設置された為太陽光も注ぐその扉内部は観測できる物が何もない圧倒的無。光は足を踏み入れた瞬間光でなくなり、人が無を認知した瞬間五感が意味を成さなくなる結果の闇。その中に危うく落ちかけたガルの腕を掴んだのはこの中唯一の純人間でつい先程まで空気そのものだった黒堀だった。

「助かった」

「気にスンナ」

「アンジェ大丈夫?」

「ォ?アンジェ…ガル…?ンな訳ネェか」

 別に1人でもなんとかなった。それは置いとくとして能力が壊れたと言う説が有効だろう。扉の能力はまだ理解しきれていないが他の扉が今に繋がっていた事から扉の装飾は難易度を表すもの、それか生息している場所に因む見た目になるのだろう。決定的な事として消失が無の中で生きていたとは考えられない。概念は人間かそれに近しい知的生物が居ないと存在出来ないのだ。未来説とか言い出したらどうにもならない。だから消失が通った時内側が再現不可能な状態にまでそれこそ消失した説を推す。

 全く。知性が有って帰りたくないと抵抗されたらどうしよう何て考えていたのに帰る場所が分からないとは…。

 え?スーリアが消失に心当たりがあるって?ところで何語で話しているか聞いてもいい?

占い師  貫通

触視系→付与系

↑     ↓

現象系←強化系

旅人  心臓食い


ロ「そんじゃあ今回はブレイカーズアビリティっスね」

ユ「大きく4つに別れた系統の最上位に位置するとても危険な能力の事ね。その4つだけは全部ガル君が名前を付けているのよ。今回の子は現象系が最適かしら」

レ「今後系統は増える可能性もあるがな!ガハハハハ!」

ロ「1つは人類最強のシャルウェラっス。つーか強化系それしか出てないっスね」

ユ「リモアちゃんは〈シナリオドア〉で現象系よ。ガル君が名付けたわ」

レ「今後出番が有るかすら分からぬのにな!」

ロ「お前の出番一ヶ月以内っスから出来るだけ惨めにぶっ転がされるがいいっスよ」

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