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一匹の獣人が神になるまで  作者: 狐魂
第2章~危険地に身を投じる狐~
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結論、皆子供

 ドッと蹴りが首筋に当たる音がして人体が3メートル程の前進と共に倒れこむ。正しくは地面に顔面ベッドダイブでおねんねしたくなった成人男性の背中をそっと押しただけである。足で。

 地下室はと言うと収容人数が限界に達した為仕方なく断念。今裂け目を開いたらゾンビみたいに手足を出してきてとても気持ち悪い物が見える。

 それならまた別の世界の地下室に繋げろと思うが結構条件が厳しくて無理に等しいのだ。任意の場所に繋げる場合かなり正確その場所を思い浮かべなければならないのだが今回いつも裂け目と併用している写真を保存しているスマホは置いて来た。それでも1日くらいならなんとかなる場合があるのだが度重なる寝不足とか空腹とか…主に炙られた時に大体吹っ飛んだ。今回は武装への熱い期待で似た場所に繋がったが遠い場所をピンポイントで繋げるにはもう記憶が曖昧過ぎて出来なかった。適当な場所に繋げて次開く時どこか分からないじゃダメなんだから。取り敢えずそこらじゅうに落ちているぶつは車に投げこんで内側からロックを掛ける。あとは知らん。多分乗っ取られたボスの方が危険だろうから縛ったりして時間を失いたくない。


 「うおぉぉ!ふんふっん!」

 戻ったガルの視界に飛び込んできた光景は必死に扉を抑えつけ向こうからの侵入者を阻止している白峰の姿だった。そして見当たらない黒堀と第4の扉。

「ふー…どけ」

 半分白峰への落胆、もう半分は自分への落胆。ため息をつきながら白峰の服を引っ張りどかす。開いた扉から出てきた2名は後ろに続く10数人と一緒に後ろに吹き飛んだ。懐かし?の魔力波だ。燃費が悪く殺傷能力もないが、魔法でも防ぐ術は限られ今の様な限られた範囲ならその効果を遺憾無く発揮してくれる。

 「白峰、お前は黒堀助けて来い」

「おお!すまんな、それは任せとけ」

 ガルは目に入った薬物を正真正銘()()()()へ落としていく。平行世界、パラレルワールド、2次元とか3次元とか色々あるが誰にとっても都合のいい世界を選ぶ事は省略。誰も居ない、その程度の条件で開いた裂け目に次々捨てていく。ワラワラ群がってくる害虫みたいな連中は〈1%消費/(身体)100%時間(強化)〉で技の切れが上がったガルに寧ろ最小限の被害で地面に寝かされていった。


 扉の接続先は3と分かりやすく壁に表記されているから3番倉庫なのだろう。その倉庫のスライド式の扉を勢い良く滑らせる。てっきり一人か二人で待ち構えていると思ったのにその場には十数人が手に持った何かの肉を貪り食っていた。その中には見覚えのある白髪もあった。尤も長身の女性で自分の知る白髪とは似ても似つかないが。

「よぉこそこのスベルマの楽園へ。貴方には特別に(わたくし)の支配で人間界が混乱の果てに辿り着く未来までの見学を許可しましょう」

現在その右手の植物の密度と侵食を進行させながらリモアのパパらしき人物はにこやかに言った。

「そぉかい。ならヨォ、その支配ぶっ壊してやるゼ!」

目標を補足した黒堀は拳を握り締め一直線に走り出した。

「おやおやぁ?貴方は…人違いでした。いりません」

そう言うと興味を失ったらしく目から光が無くなり代わりに視界全てを覆う程に肥大化した右手を振った。正に一閃。そして詰まらない男の存在を記憶からも抹消し目標の女の子を待つ、筈だった。

「舐めてんジャ、ネェぞ!」

危機一髪、真後ろに倒れ込んだ黒堀は走る勢いのまま床を滑りスベルマと名乗る男のすぐ下まで潜りこんでいた。そして大声を張り上げながらまだ人間の部分の顔面に拳をめり込ませる。

「どォだオラァ!」

「貴方、中々素敵な肉体をお持ちですね」

身体全体で怯んだにも関わらず声は冷静そのもの、オマケに右手は太ももを掴んで離さない。まるで手と体で違う生き物の様に。

「び、ビクともしネェ!?」

「確か、頂きます…ですよね」

時間ないんであとがきは無しです

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