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一匹の獣人が神になるまで  作者: 狐魂
第2章~危険地に身を投じる狐~
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平日より疲れる休日 中編

知れ渡る

ガ「ん?白峰?八神兄も…いつ登録したっけ?」

英(それなら義賊三人は?)

ガ「怖…店長?…店長!?カフェの熊か。昼と夜に一回挨拶してきてる…」

英(通知来る様にしたら?)

ガ「人多すぎだしやだ。…いつ登録しましたっけ?…と。あ、既読ついた」

英&ガ(やだなー昼食の時交換したでしょ?たまに割引券あげるから今後ともご贔屓に!)

ガ「…!ただのグッドの写真の筈なのに!」

英(意味が分かる様になってしまっている!?)

 「レーザータイプの弾を用意した。ワーグナー君、君の能力で隕石の真下に繋げる事はできるだろうか」

「…レーザー?それ(破竜砲)で〈貫通〉して小さくすると?俺の魔法の方が効率いいかも知れないですよ」


 「魔力消費軽減の結界じゃぞ。他にわしの出番はあるかの」

「〈オーバーレイ〉の範囲は20倍になる。え?出来ない?安心してよ…俺の能力で嘘が本当になる」

「今この場において魔力の譲渡が可能になる。おや…9%に愚民が増えましたな」

「のぉラーズ、この場におる者だけで投票するのはいかんのか?」

「はっはっはっ!盲点でしたな!」


 「〈オーバーレイ〉は今40メートルはある…なのに…百分の1も削れてない…!」

 裂け目を通して魔法を放つ事は出来た。しかし遠すぎて想像の域を出ないが隕石の大きさは優に100キロは超えるのではないかと思われる大きさだと分かった。解ってしまった。予言の効果なのかどうかはわからないが、4人は絶望はしていないが諦めに磨きがかかった様だ。因みにあの赤い光を纏った隕石だが衝突を回避しなければ普通に人類は滅亡する可能性もある。

 「ふぅむ…これは持ってきた意味は無かったようだな」

 鬼龍院パパはいつの間にか消えてワインを用意していたロイドと一緒にベンチに腰掛けると謎の余裕でワインを飲みながら破竜砲を撫でている。

 (これが大人の余裕かー…格好いいかも)

(確かに見ようによっては風流だけど…!今は冬だから合わない!)

(ツッコミ不在の恐怖!てか結構余裕だね!?)

(打つ手なしだし…ドラゴン並みのが群れごと協力するなら別だけど)

「ところで…鬼龍院さん、弾ってどうやって製造されてるんですか?」

「ワーグナー君…気軽にシキさんとでも呼んでくるて構わないよ。弾か…息子なら詳しいだろうが…普通の銃の弾丸と同じで素材と魔力を入れて魔道具で作る筈だよ。多分これ専用の物があるんだろう」

「わしも若い頃に使っておったな。ほれ、書斎にどでかいコップみたいなオブジェがあったじゃろ?旧式のやつじゃが…まだ使えると思うぞ」

「ほぅ…ロイド殿の若かりし頃ですか…。息子が持っているあの弾倉が最新の物ならば物凄い事になっていたのでは?」

「持ち上げ過ぎじゃぞ?悪い気はせんがの」

 何が面白いのかおっさんとおっさんを通り越したおじいさんはバカみたいに笑いだした。


 「こんばんは。はじめまして。僕は僕たちゴミ箱義賊団のリーダー、ゴミ箱と申します。深夜遅くに申し訳ありません。隕石に対して何もしていない様子ですので少し気になりまして…」

「あぁ…どうも。実は今打つ手がない状態で…策を練っています」

「あぁそうでしたか。ならばうちの団で用意した破竜砲なんてどうでしょう?レグナスに使う予定ですがまさか今日明日に来る事は無いと思いますし」

「それはもう用意してありますよ。効果は無いですが」

「効果は無いのですか…それではお役には立てなそうですね。お休みなさい。いい夢を」

 隕石出現から1時間、知らない番号から電話がかかり義賊のリーダーらしい人物が飄々とした態度で番号を知らない筈の相手に電話をし、現在の状況を確認してきた。連絡用の方なのは不幸中の幸いかそれとも知っていてなのか…。切れたと思うとまたスマホが鳴った。当然同じ番号からだ。

 「ごめんごめん。リーダーが間違えて切っちゃった!アタイは磁石だからね?リーダーじゃないよ!」

「はぁ…」

 この頻度でツッコミが必要なら衰弱死もあり得ると思ったガルは自分がツッコミを大して入れていないのに気づいた。ついでに言うとリーダーの部分が恋する乙女みたい発音だった。

 「あー!疲れてるー?お子ちゃまだね!それならさっさと本題に入ろうか?」

「早くしろ」

「リーダーの事を語ろうとも思ったけど本当に疲れてそうだね。仕方ないわね…アンタ達じゃあの隕石は難しいのよね?」

「そうだな」

「なら〈心臓食い〉は?」

ユ「心臓食い…ハートイーターとかでもいいっスけどそんなに強いんスか?」

ユ「えぇ、強いわよ。彼女は強い敵と戦うのが生き甲斐って性格なの」

レ「なにをしているのだ?」

ユ「あらレグナスちゃん。ローグちゃんが自宅謹慎になったから真似してみたの。どう?上手いでしょ?」

レ「ふん。あやつなら心臓食いはドラゴンより強いガルか?砦崩しには勝ってるガルか?だろう」

ユ「やだわレグナスちゃん…凄く偏ってるわよ」

レ「そうか…もっと精進するとしよう」

ユ「頑張ってね。…ローグちゃんがいないと纏まらないわね…やっぱりボケと解説じゃ足りないのね」

レ「むっ…認めるのは癪だが確かに必要だな。解説も出来ぬしな」

ユ「あら?天然なの?」

レ「何を言っておるのだ?そなたは100%天然物だろう?」

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