休日の過ごし方⑨
チンピラ
鏡「しかし気になるのはあの格好。何であんな事をしたんだ!」
ガル「…何の事?」
鏡「チューブトップブラとショートガードルの事だー!」
ガ「あれは…元からだ…よ?」
鏡「そうか?じゃ、あいつらは好きな格好で人生を終了できたって事か…?」
ガ「そうだね」
鏡「あいつらの最後はどうだった?教えてくれ」
ガ「俺から見ても文句のつけようが無いくらいノリノリだったよ」
鏡「良かった」
英(え?何が?)
「別に手を組む必要は無いと思うな。こういう時の為のギルドとか剣だろ?それに守護者の試験も受けるし。受かるかどうかわからんが」
「その事だけどね…アタイ達と繋がるか職業に就かないか、どちらかにして。一般人を止めるなら容赦は出来ないよ」
剣はギルドに指示を出したり場合によっては警察の指揮したり…守護者は指示されたりギルドの残り物をやったり…やることは似ているが前者は国から直接指揮される。後者はギルドと連携して状況に合わせてほぼ個人で動くので個人的に公務員もどきだと思ったりしているが、それでも関係者以外から見れば似たような物なんだろう。
これはもーふるで検索したら似たような記事がいっぱい出たので多分合ってると思う。
「繋がるねぇ…何をくれる?」
「最近砦崩しと呼ばれているやつの情報、大体2年前から蔓延りだした麻薬、一部の魔獣が始めた宗教の様な物。後はアンタ次第だね。これだけ解決したら大出世は間違いないと思うよ」
(俺は信用できると思うけどガルきゅん的に引っ掛かるとこある?)
(やっべ…めっちゃ魅力的だ…)
(魅力されとる!?)
(これ以上ない位上等なエサだわ)
「いいね。じゃあ最後に思想を聞いておこう」
「よしきた!一言一句聞き逃さずに集中してよね。まずは富の差は認めるけど貧しい人をどんどん救う事!その為に偏った思想の偉いやつらを一掃するわ!」
確かにこの町と似たような状況なら他は見てないが貧富の差が激しいと言えるだろう。地図で確認したところ未開の地の調査もあまり進んでいる様子がなくそのせいで町の開発も活発とは言えない。せっかく新しく出来た便利系能力者の守護者等の職業もあるのに金になる部分を中心にしか進行していない。今のままではあの大量の人が就職するのは厳しいかな。
「次に、魔獣には地獄に帰ってもらおうと思ってるの。これは出来るだけでいい。地獄以外の発生源もあると思うしね」
魔獣は悪魔と人とか獣が混ざって出来た…だったかな。一回思い出したけどもう封印されてるから確実ではないが。それ以外のドラゴンとかは前回の異世界産なので説明しようがない。
「最後に悲劇を無くしたいと思ってる。魔獣も悪も、みーんな無い世界で人々は発展していくべきだと思ってるの!アタイ達はその礎になるつもりよ。リーダーに引き寄せられる悪を成敗して幸せな未来を創るの!」
よくわからないが人類至上主義でめっちゃ発展したいって事かな。合わないのでそれなりの関係を築いて終わりだな。
「大丈夫そうだな。よろしく」
「うん。よろしくね!でも、覚えていて、アンタはリーダーに引き寄せられてるだけ。悪なら裁く!アンタはアタイ達に引かれてないから信用はしない」
面倒な集団だと思ったのがばれたのだろうか、低い声になったかと思うと磁石がガルの首元に手を近付ける。折り畳みナイフがいつの間にか握られていた。
「俺は気に入った物しか守らない。考え方が違うからそれには協力出来ないだけだ」
「わかってるわ。アタイ達の邪魔だけはしないでね…アタイ達は容赦できないから…」
その時ガルのスマホが鳴った。
「知らない番号だ」
切った。
鳴った。
切った。
鳴った。
切った。
「アタイは気にしないでいいよ。出たら?」
「今日は厄日だからなぁ…やだなぁ」
何度切っても掛けてくるので仕方なくでてみる。個人情報がなぜか速攻で広がるのだ。ギルド辺りが急用で電話してきたのかもしれない。あり得ないと思いつつ耳に近付ける。
「すまないね。ガル君、まだ鏡は近くに居るかな?」
「誰だ?」
磁石にリーダーかと口パクで聞いてみる。両手でばつを作ったので別の誰からしい。
「時間がない。携帯を前につきだしなさい。危ないからね」
危ないとは…移動系の能力で何か出てきそうだなと思いつつスマホの画面を前に向ける。一瞬何か重くなったかと思うと目の前に白猫がいた。メインクーン…これは鬼龍院パパだな!
ユ「抗議の結果、7910646031258595172431トンだって認めてくれたわ」
レ「地球が壊れるわ!」
ロ「この木に住んでるって設定に変わっても問題ないっスね」
ユ「あら?言って無かったかしら…この星は私の種よ。別の次元の本体の重さは今日からこれよ」
レ「誇張表現が過ぎるのではないか?中心に種であろう?」
ロ「あー…星は土の役割って台本に書いてあるっスね」
ユ「発芽しないのよ?星は実か木って言っても問題ないと思うわ」
レ「一理あるか…」
ロ「無いっスよ?」




