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一匹の獣人が神になるまで  作者: 狐魂
第2章~危険地に身を投じる狐~
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休日の過ごし方⑤

 (結局の話、態に聞くしかないな)

(まだ続けるのか…)

 お帰りという謎の塊な発言、おそらく千年前の写真、関係がわからない以上推測の域を出ないので一旦置いといて、朝食に戻る事にした。英は趣味のパンティー覗きに戻るらしい。因みにパンツと言うと怒られた。


 トイレにいたのはほんの数分だったのだが店内には客が数組増えており注文した物もテーブルに置かれていた。席に戻るとエスプレッソを片手に読書をしてイケメン蜥蜴略してイケ蜥蜴になっていたアーゲンがチラッとこちらを見て読書に戻った。

 席に座りココアを飲もうとするとブラックコーヒーを飲んでいた獅子噛が雰囲気だけかっこよくこちらを見ず、う○こか?と聞いてきた。すかさずマスターがしたグッドを訳し意味を理解したユーリは一口カフェモカを飲むと新たな髭を蓄えたまま話す。

 「これはオイラがおっちゃんの代弁をするだけなんだけど静かに聞いていてくれ…。ガルッチは…トイレに行ったよね…?でも何もしてない。その証拠に、う○この臭気がないんだ…!」

「…!!」

 獅子噛の反応を見て、ガルがおもむろに立ち上がった。そのままゆっくりとした動作で獅子噛の後ろに回る。そして勢いよく頭を叩いた。続けざまにユーリにも一撃。

 「いって!」 「ごめーん!」

「ふざけ過ぎだ」

 席に戻る時にまたイケ蜥蜴がチラ見してきた。親睦を深める為にきたんだからそろそろ話せよと思ったがもしかしたらあれは助けを求めているのかも知れない。


 「あのー…もし良かったらちょっと交換しながら食べません?」

 エスプレッソを吸っている隼はトイレから戻って来るのを見て顔を輝かせたと思ったら獅子噛の発言でイラっとした表情になりユーリで何故か得意顔に変化し頭を叩くのを見てどや顔になったかと思うと心配そうにまだ手をつけていないピザとパスタを交換して食べたいという提案を聞いてガルはフッと笑うと頷いた。因みにちょっとヤバい奴だと思った。


 「えー!やだ~…お上手なんだからマスターさんってば」

 若い子(20代前半)にグッドが受けている。シロクマにグッドをされて嬉しそうに照れる女性が居たが他のお客さんには声は聞こえないが普通に話掛けている様子なので常連サービス?なのだろう。そんな謎の行為を見ながら余った一時間をどうやって潰すのだろうと思いココアを啜っていると獅子噛が絡んできた。

 「ほっほう…ココアか…甘~いココアはおいしそうだなガル」

 ブラックの男が挑発してきたが他にも2名苦いコーヒーを飲んでいるやつがいるので特別凄みを感じない。

 「マスター、マンデリン」

 10秒掛からず二杯のコーヒーが置かれた。どうやら予測していたようだ。

 「余裕だぜ」

「苦いわ。やっぱり俺は甘いやつがいい」

 イケ蜥蜴にも出されたが誰にも見られずに終わった。勝負にすらならなかったが、ガルのやせ我慢的な無表情に対して獅子噛はただ味覚細胞が少ないだけだと勝手に思っておく。


 「次は映画だぞ。時間も余ってるし二本にするか」

「おっ?じゃ、オイラあれがいい」

 予定では流行っているらしいアニメの映画一本だったが少し時間が余ったので最後の予定をずらし、もう一本観るらしい。ユーリはホラー物が見たいようだ。

 「…冬にホラーはダメだろ!お前らもそう思うよな!」

 その他三名の首を振る動きがシンクロしたので獅子噛は押し黙って何かを考え始めた。

「あっれれー?もしかしたらこわ…」

「なわけねぇーだろ!問題ないぜ観てやる」

 確信犯のユーリと言動のせいでバレバレな獅子噛は無駄に堂々と建物に入って行ったが初めに観るのはアニメの方だし動かないのにあんなにポップコーンとか買って昼御飯は食べれるのだろうか。

ユ「職業を紹介しましょうか」

レ「本編で語られる事はないだろうな。あまり意味もないだろう。裏設定のような物だな」

ロ「親って言いたくないんスね」

ユ「あらどうして?邪推は良くないわよローグちゃん」

レ「我が説明するとしよう。こやつは…」

ユ「あら!今思い出したわ。昔ローグちゃんってば私の戦闘能力の事聞いたわよね」

レ「ムッ…そんな話我は聞いた事がないぞ」

ロ「いつの話っスか…そんなのどうでもいいっスよ忘れてたし」

ユ「戦うなんて事は無いと思うけれど…最終的に出てくるキャラの中でも最強の部類に入るわよ」

レ「うむ。その点も考慮して言いたくない理由を説明…ガァッ!?」

ロ「出たっス!これが魔法食いのギャー…」

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