表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一匹の獣人が神になるまで  作者: 狐魂
第2章~危険地に身を投じる狐~
50/147

休日の過ごし方

仕掛け

ロ「この蛇口からはの…いつでもカフェオレとかが飲めるぞい」

ガ「何でそんな事を?」

ロ「若気の至りじゃ」

3日後…ベッドで裂け目を使い快適そうに抹茶オレを楽しんでいる姿が目撃された。


ロ「この暖炉の裏はの…秘密の書斎なんじゃ」

ガ「秘密なのに教えるんですか?」

ロ「若気の至りじゃ…もういらん」

3日後…空調の整った秘密の書斎で優雅に読書をしている姿が目撃された。


ロ「この地下室はの…物の劣化が無くなるんじゃ」

ガ「自分でも入れてみたらどうです?」

ロ「わしの結界だからな。万能ではないよ」

3日後…危険物で溢れた地下室が出来上がった。

 「それでは気を取り直して…本当に知らないね?」

「知らないです」  「はい…わかりません」

「分かったよ。それじゃ、僕は仕事に戻るよ」

 30分程のやり取りの中に壮絶な心理戦、刃物男との精神的な駆け引き、風の能力を駆使した科学的補助効果で一時危ないところもあった。しかしガル達はそれを乗り越えて見せた。本当に長かった…あれがなければ負けていたかも知れない。


 (そろそろ5時30分か。虎の家は危ないかも知れないな)

(別に外出てるのばれても大丈夫だと思うけどね)

(このまま朝ごはん作ったり一番早く起きてた状態とか続くと立ち位置が確定しちゃうだろ?)

 いやいやもう遅いだろというツッコミを無視して武器より一足先に仕上がった家具を部屋に設置する作業をしにロイド邸に戻る。

因みにガルは皆の好感度が上がると考えていたが、英雄はおかん的なイメージが付くだろうと考えていた。

 若干の思考の違いを抱えたまま屋敷に戻りよく見ると少し不自然な壁の出っ張りを引く。まだ一週間も経っていないがこの家のクソみたいな仕掛けには慣れてきた。


 (普通ベッドは窓のない真ん中でしょ)

(壁際にしようぜ!広い部屋なんだから)

 家具の設置は能力の利便性もあって2時間で終わった。魔方陣で手伝った英は何故か中身のない本棚とかに何でなんもないんだ?とかなんとか文句を言っていたが普通は何も入ってない状態だと思う。そして最後に気力的にも労力的にも一回で終わらせたいキングサイズのベッドをどこに置くか決め兼ねていた。

 丁度その時メールがきた。九月から今から家に行ってもいいかという文章だった。文章を確認するとすぐ電話が掛かってきた。

 「おはようございます。ガルさん今大丈夫ですか?」

「よお!朝から悪いな、時間まで暇だし行ってもいいよな?」

 隼から電話が掛かってきたのに二人目が割り込んできた。獅子噛とは珍しい。この組み合わせは初めてだ。

 「丁度いい。今ベッドをどこに置くか迷っているところだ」

「お前…変な事で悩むんだな」

「きっとガルさんは深い考えがあって悩んでるんですよ」

 どっかの後輩気質なやつと同じような考え方だな。


 「おぉ…ん?」

 理由は考える気も起きないがだまし絵と壁扉の罠を知っている二人を家に招き入れる際、おそらくおっすと挨拶しようとした獅子噛が唸り声の様な音をだした。仕方ない。今は英に絶賛された少女の姿だからだ。これは家着の様な物だから慣れて頂くしかない。この際身近な人には広めよう。

 「気にするな。呪いだと思え」

(やる気なしかよ!)

「呪い?そうか…寒そうだな」

 2メートルの身長…暑そうだなと返し二人を招き入れる。

部屋の前でオ·レ系統の飲み物なら何でもあると説明して入っていてもらう。何を言っているかわからないと思うが家の蛇口の一つにあるのだ。抹茶オレとかカフェオレが出る蛇口が。

 「…?何でもいいぞ」

「俺はりんごでお願いします」

 一人は思考を放棄して一人は理解してくれた。


 「このベッドだ。どこがいいと思う?」

「扉が2つ…なら廊下側の真ん中だな!」

ガルと似ているが残念ながら窓側派だ。

 「そんで隠す様に背の高い物を配置だな」

おぉ?意外とありかも。

 「窓側の隅に置くって誰かが言ってたけどどう思う?」

「普通の家ならいいですけど窓から明かりが届きにくいですよ?」

「そうだな…どっちだろうと丸見えじゃねぇか!却下だ」

 こいつは何を隠したがっているのだろうか。

窓側もいいが廊下側もお洒落だ。どうしようと考えているとマイストローでりんごオレを吸っている隼が目に入った。

 (マイストロー持ち歩いちゃうの…?くちばしだもんね…)

(しまった…鳥人にストローはマナーだったかも)

「あっ、俺っスか?俺は部屋のど真ん中がいいと思います」

 隼の巣は巣材を使用せず地面に卵を産むという。相も変わらず面白い答えを返してくれる物だ。ニコッと笑い無視した。

 「そうですよね…ダメですよね…」

ロ「誰かがバトル書きたいって言ってるっス。ほらレグナぬぅ早く町に行くっスよ」

レ「何を言っているのだ?まだ1日も経っておらぬぞ」

ユ「誰かさんは獅子噛の名前めんどいって笑いながら叫んでたわよ」

レ「我に言うな。スマホの画面など触った事もないわ」

レ「誰かがストーリーが進まぬとまだ言っているな」

ロ「?結構省いてるっスよ?」

ユ「これでも頑張ってるのよ?我慢なさい」

レ「ぬぅ…」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ