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一匹の獣人が神になるまで  作者: 狐魂
第2章~危険地に身を投じる狐~
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予言対策④

 3時26分。ガルがちょっとドジで慌てん坊な物理魔法少女を演じてドレス少女と仲良くなった後、また会う約束をしてその場を去った。そして追跡した結果麻薬販売組織らしき者たちの隠れ家を発見。まだ手は出さない。

 (ところでガルきゅん。男の方は助かるの?)

(いや放置したからって…凍死するかもな…)

 雪こそ降っていないが今は冬。()()はあまり温度の変化を感じていなかったせいか刃物男の状況を失念していた。

 (そっちじゃないけどそっちも大変!)

(まぁ死に損ないが本当に死んだだけだし大して騒ぎにはならんだろう)

(いや助かるなら助けてよ…?じゃなくて、女の子を守った方の男の人だよ)

(何言ってんだ?心臓を一突き。運がいいのか悪いのか、助かる筈無いじゃん)

(…?じゃあ何で裂け目に入れてたの?)

(よく見てるな。あれは溶葬?したんだ)

(溶葬って初めて聞いたよ…勝手に終わらせないでよ)

(Okもーふる。溶葬…ほんとにあったわ。俺のは溶岩に落としただけだけど)

(ちょ…そんな事したら遺族に何も渡せないじゃん!)

(はぁ?何の為にそんな事するんだ?)

 この後少し揉めたがガルが折れて解決した。


 刃物男を確認しに行くと金髪でカッターシャツの(変態)が居た。かなりの距離からでもこっちの存在を感知できるらしくガルが見つけた時には温風が追い風となって金髪の元へ案内しているかの様に吹いて来ていた。

 「おはよう。また会ったね」

「そうですね。さようなら」

ニコニコしながら手を振っている風鈴の隣を通り過ぎようとしたところ、風が向かい風となり優しめではあるが警告する。

   カサッ  カサッ

「何か?」

(風の中舞い踊る妖精)はそこに倒れている仏さんを見て何も思わないのかい?それとも美しくない物は目に映らない?」

 カサッ             カサッ

「いえ…ただ何か嫌な音が…気配がするので」

「それは…でも無視はおかしいよね」

       カサッ          カサッ

 風に逆らわず四歩下がる。そこまで来て死体から目が離せなくなった。さっきから黒い何かがチラチラと覗いている。あの音が聞こえる。

(美の代名詞)(全を見据える神の代行)を見て欲しい。それだけでいい。それで(善と悪の狭間にいる光)を100%信じられる」

                カサッ

「クッ…野郎…!」

 最悪な事に男から飛び出してきた奴は男の周りの風で回転しながら向かい風の吹いているガルの方へ飛びこんできた。その光景を目視した瞬間3メートルは後ろに飛び絶対に当たらない様に体を曲げる動作をしようとしたところ、ゴキブリは突如巻き起こった突風によって金髪の目の前に落ちた。

〈三角陣〉偶然死体(生きてる)、金髪、ガルでGを囲む形になったので三割の確率で相手を恐怖状態にするスキルが発動した。本来なら味方じゃないと発動しないのだが今回は敵が凶悪過ぎたためガルの中の味方の境界線が下り勝手に出た。

 結果ひっくり返っていつもより多めに暴れております。

 (Gが苦手なの一瞬で気付いて止めてくれるとは…!凄く紳士だね)

「そうか…(地球の真の支配者達)ダメな子(愛しい個性の有り様)だったんだね」

(あれ?ガルきゅん?…固まってる…)

「どうしたんだい?ずっと同じポーズ(被写体の様な静止的美)で…びっくりして硬直している…!」

「あんたらさっきから何してんだよ…俺よりやべぇぞ」

(生きてた!?)

(さっきからナレーションが機能してないよ!?早く復活してくれよ)

ユ「もーふるはG○○gleよ。多分いつかまた出てくるわ」

レ「今回の話だが、地を這う虫けらなどそれこそ管理者権限で絶滅なり抹消なりすれば良かろうに」

ロ「ガルさんはきっと深い考えがあって残してると思うんス」

ユ「きっと上(竜王)しか見てなくて下(虫やその他たくさん)を見ていなかったのね」

ロ「個人の意見は求めてないっス。後今回のスキルで授業中に作った分は最後っス」

レ「しょうもない事にしか使っておらんな」

ユ「そうなの…もう作成しないのかしら?」

ロ「こんな使い方しかしてないっスから当分先になるか作っても使わないかになりそうっスね」

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