表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一匹の獣人が神になるまで  作者: 狐魂
第2章~危険地に身を投じる狐~
47/147

予言対策②

占い

アーゲン「銃は盾よりも強し。うーん…これは名言ですね」

ガル「その予言はもういいから別の占って」

ア「竜王の性格はちょっと柔らかくなってるらしいです」

ガ「もっと益のある事が知りたい」

ア「これ以上は…昔落書きを止めなかった人物が大凶と出てます」

ガ「何の事やら」

ア「見えざる彼はまだ一年位居座るとの事です」

ガ「知りたく無かったよ」

 時刻1時30分。途中で見つけた可愛らしい少女に見た目を変えた。探索での成果はなし。

 (広すぎる)

(これで人が集まる所に秘密の扉とかあったら絶対見つからないよね)

(それは映画とかの見すぎだろ)

「はい?僕が映画に出てくる俳優みたいに美しいって?」

「…いつの間に」

(う、浮いてる…幽霊!?)

 暗闇の中突然声を掛けられ振り向くと空中に浮かんだ残念そうなイケメンが髪をかきあげながら優しく手をふり、笑い掛けながら近付いて来た。

「ごめんね?憂いた様な表情()でこんな深夜に映画がどうとかって風を出していたから声を掛けずにはいられなかったんだ」

(英、俺無表情だったよな?)

(頑張れば憂いの表情に見えなくもない!)

(相手フォローしてどうすんだよ)

「いやー!空飛ぶナルシストよー!」

 関わりたくないので逃げ出した。

「僕が美しいのは分かるけどナルシストは言い過ぎだよ。それより早っ!女の子走りなのに屋根の走り方がプロ並みだよ!?」

 2つ3つと屋根を越え浮いた変態を引き離したと思ったのだが振り向くとすぐそこまで迫って来ていた。

「ねぇ少しだけ僕の話を聞いてくれないかな?まずは変態の誤解を解きたいんだ」

 誤解もなにもナルシスト(変態)は事実だろう。何より変態のイメージから直したいという時点で(ろく)でもない人物な気がする。そんな事を考えていると体が浮いた。まるで風に包まれているかの様な感覚で…いや風に乗ってふわふわと浮かんでいる。

 「キャー!さらわれるー!」

(俺からしたらどっちが悪者か分からなくなってきたよ)

逃げられないのなら仕方がない。息を吸うと叫んだ。しかし人が出てくるどころか明かり一つつかなかった。浮く変態という陸でもない人間がいるここら一帯はやはり陸でもない地域なのだろう。まぁ日常茶飯事なのかも知れないが…それでも陸でもないか

 「待って。説明させて欲しい」

金髪のイケメンは乱れていないカッターシャツを整え、謝ってから続けた。

「まず僕が君の前に現れた理由から。改めてまして僕はゴミ箱義賊団の風鈴。今はパトロール中さ」

(まぁ間違いなく能力持ちだな)

(ゴミ箱を誇らしげに言うのはどうかと思うけどね)

「屋根の上で物憂げに佇む美しい君(夜空に輝く一点の星)(地球を照らす太陽)は見つけてしまった。あまりにも美しさ(生物の共通の価値)について深く考え過ぎたかの様な君に(美の共通認識)は声をかけずには居られ無かった、という訳さ」

「隠語…?」

「分かるよ…美しさ(全生物の永遠の課題)については僕もまだ研究途中だからさ。理解しずらい部分もあるかもね」

「…私はただ、真っ黒な町並みを見ていただけですよ」

「なんだって!?はぁ…僕より一歩先を歩んでいたんだね」

それっぽい事を言ったらどう捉えたのかは分からないが撃退に成功した。風鈴は去っていった。

 (思ったより心が折れそう)

(頑張れガルきゅん)

ユ「ガル君の言い方のせいで風評被害を受けている住民さんだけど、声が聴こえていないから仕方のない事なのよ」

レ「風の流れを制御すれば音も一緒に動かせるからだな」

ロ「それにしても僕や美しさにあんなに意味があったんスね」

ユ「ローグちゃん読めるからって真に受けちゃだめよ?」

レ「なにっ!」

ユ「あら…確かにあなたはボケ役だったけれど」

ロ「ここでは必要ないっスよ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ