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一匹の獣人が神になるまで  作者: 狐魂
第2章~危険地に身を投じる狐~
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明日です③

 「まぁ、何か分かったら教えてくれ」

「手伝ってくれるんか?」

「占いの結果によると銃は盾より危険らしいからな」

「はぁ…」

「鳥はついてこい」

「え?はい…どこいくんですか?」

「食堂」


 「へぇやっぱり鳥は軽いんだね…33キロか」

「でも決してひ弱とかじゃないんすよ?」

「でも俺なんて43キロで大した力ないのにな」

「作りが違いますからね」食堂で買ったシェイクを飲みながら裂け目で自分の部屋からお菓子を取り出し優雅な午後を過ごす。鳥の羽は油でベトベトになるのかな何て考えながら。

 「あの…さっきからどうやって取り出してるんです?」

「能力だよ。どこにでも繋がるテレポートの」

「格好いいっスね!」

「それより、さっきのメモ帳見せて欲しいな」

「どうぞ」

「は?」

「へ?何か問題でも?」メモ帳を開くと硬直し、すぐに閉じたガルに驚きの表情で問いかける隼。

 今こんなことをしていると理由が分からない。しかし理由がないはずがない。一瞬で理解した。これは能力による物だと。

「まさかそんな油だらけの手で渡すとは思わなくてな」

「ご、ごめんなさい…でも拭きましたよ?」

「いいからティッシュ濡らしてきて」

「はい…」

(かわいそう何ですけど?)

(黙ってろ)特に汚れている様子のない手帳を開く。

 白峰 綾香(17)が今日…………

「これ普通に強い能力だと思うよ」まさか手帳が無くなったのにも気づけないとは思わなかったが、予定通り手帳を読む理由が分からない状態になると決めていた通り、手帳のすぐ上の空間を掴んだ。2秒後、鬼龍院透の手首を掴んでいるのに気付いた。いや、()()()()()

 「2秒が限界?」

「僕の能力は所見殺しな筈なんだけどな…」

「所見じゃないしまだ争うつもりもない。さぁ座って?」


 「悪かったな鳥君」

「いえ全然そんな…!」戻ってきた隼に事情を説明すると顔に感激と文字が書かれていると錯覚するほどの尊敬を向けられた。騙されやすいタイプだと思うし多分ちょっと気を許し過ぎだと思うがそこが気に入った。

 「で?俺を監視してた理由は?」

「それは君が」 「やっぱり盾の事?」

「…君はやっぱり義賊の仲間だったか」

「勘違いしないで欲しい。植物の所にいたのは偶然に近いしテレポートはそんなに万能じゃない」

「…」

「信じるかどうかは勝手だが義賊と俺は無関係。違和感はあるだろ?俺の能力では窓を開ける必要はないからな」

 昨日トイレの前で聞き耳を立てていたのは透以外あり得なかった。透に白髪の男子と聞いて時間を止めて周りを探してみた。時間は放課後になった直後。食堂近くには誰もいない。気配の主はこの白猫だと確信した。

透の能力は気配を完全に消す事ができ、存在すら忘れてしまう。追加で本人が気配に敏感になったりするのはやはり能力にはよくある事だ。証拠にトイレから裂け目で飛び出した時、不意打ちだったにも関わらず既に気配がなかった。

 やはり1日空くと情報はかなり広がってしまう。ロイドはガルの能力がテレポートだと守護者の関係者に教えている。そして透の親は調べてみると簡単に分かった。守護者より上の(つるぎ)という役職だった。

 「きりゅうって打ったら鬼龍院ってでたよ。有名人のお父さんに俺が怪しいって言われたんだろ?」

「推理オタクみたい」

「オーパーツ窃盗のニュースと鬼龍院の関係がうまく繋がっただけだ」

 隼は自分の事の様に嬉しそうだ。明日は無視して遊ぼう

ロ「トイレで透を見つけたのが推理の鍵っスよ」

ユ「どっちみち無関係って分かったと思うけどね」

ロ「屋敷の窓が空いていて監視カメラも壊れていた。貴重な物ならもっと大事に保管しなさいって感じはするわよね」

ロ「見栄を張りたがる人っスから…」

ユ「複数の能力者による窃盗団、ゴミ箱義賊団…被害はかなり大きいらしいわよ」

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