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一匹の獣人が神になるまで  作者: 狐魂
第2章~危険地に身を投じる狐~
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明日です②

 「ガルも飯いっしょに食う?」

「いや、今日は大事な話をするからまた今度」

「先生と?」透が不思議そうに聞いてきた。

「友達と」

「獅音か?」確かに中間休憩に誘われてはいたが、それは休みの日に遊ぶついでという話になった。自分を含めて金回りのいいやつが多い気がする。きっと裕福な時代なんだろう多分。

 「別の人」

「もう居るの?早いね」

「そうなのか」

「じゃ」


 「昨日ぶり」隼に合いにわざわざ1-3の教室に行くと隼がすぐに反応して寄ってきたので都合がいいことこの上ない。

「あれ?朝話ましたよね?」

「そうだね」困惑している隼ににっこりと笑いかける。

(目が笑ってねぇんだよねぇ…)

(空気がうまい)

(今更パッシブ(スキル)効果が?)

(今使ってみてる。普通に回復しそう)

自分の周りの魔力がほんのりと甘い。魔力が隼の感情に反応してガル限定で味が分かるように変化している。あるオーパーツが出現した事によりあらゆる生物が魔力を持つ様になったと何かの本に書かれていたが、本当に不思議な物質?だ。当然元の世界には無かった物だし、ファンタジー世界が同化した時にコピーして与えただけなので今も謎のままだ。

 因みに名前は〈他人の不幸は蜜の味〉に決めた。効果は魔力の回復、若干の癒し。副次的効果で味によって感情を読める。

 「こっちだったか。今日はパンの販売しとるから昼食はパン食べながら人目につかんとこでするで」段々と察してきた隼がだいぶ限界に近づいた所で救世主が現れた。その救世主を見ると人々は視線を下げあまり関わりたくないという雰囲気を纏った。

「白峰さん」一人を除いて。尊敬している人を見て隼はその鳥の骨メンタルを持ち直したらしく、空気が若干のえぐみを持った。

(一瞬だったけど無味にもなるんだな)

(授業中とか味ない生徒多そう)

(正に味気ない生活)

(範囲系?)

(指定して使う。このスキルは優位にたった時に使うべきかな)

(意味のあるいじめをすると?)

(人が嫌な思いをしていると空気が美味しいんです!)

(最低な供述だね)

(多分すぐ持ってること忘れるかなこれ)


 「じゃあその正体の分かってない組織が麻薬らしき物をばらまいていると」

「そや。いつか正体を暴いて壊滅させてやる」

「でも本当に麻薬かすら分かってないんです…」

「正義感は立派だが、無駄だろ」

「無駄だと言われようと俺はやる」

「理由は?」

「俺には姉がおってな、薬に手を出して最近失踪した。それだけのことや」

「これを見てください」隼が小さなメモ帳を取り出し開いたページには最近のニュース記事が張ってあった。

「2年程前から新種の麻薬の様な物が出回り始める…」

「そして最近、白峰さんが姉の件で失踪者は麻薬使用者に集中している事に気付いたんです」

 白峰は姉の元恋人が別の学校でリーダー格でがらの悪い男だと知っていた。そして恋人になった後、薬を手にした。白峰はその男が怪しいと睨み、男の所に殴り込みにいき薬の出所を聞いた所、その薬を売らせている者がいることが分かった。売ると言っても指定された家に薬を持っていき、金を少し多めに受けとるだけ。売人も下っ端、情報は殆ど出なかった。

 「元々高校生になってからは一人暮らし。気付けたのは偶然姉の友達の女の人が異変に気付き教えてくれたから」

「うちの学校にもあまり素行の良くない人に麻薬の商売を持ち掛けて来てる人がいる、と報告が来てます」

「そして成績がいい者には武器を配る…と?」

「あぁ。元恋人も持っとった」

「本当に厄介なやつがきたな」

ユ「本当は能力を持ってる人は珍しいのよ」

ロ「判明してないだけでガルさんの周りに8人いるっスからね…(加治屋含む)」

ユ「二人は必然にしても多いわね」

ロ「必然っスか…ならあと1人+2人は必然に入るんじゃないっスか?」

ユ「あら…三人なら許容範囲ね。偉いわよローグちゃん」

ロ「全然嬉しくないっス」

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