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一匹の獣人が神になるまで  作者: 狐魂
第2章~危険地に身を投じる狐~
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明日です

 (具は何にする?)

(レタス、トマト、アボカド、カツ)

「やだ」途中までは良かったのに最後に失敗した感じなので、レタストマトに続いてチーズと白身魚のフライを挟んでサンドイッチにした。

 (抹茶ラテ?合わなそう)個人の自由だと思う。

爪磨きブラッシング歯磨き軽い運動…

(8時だぞ)

(あと5分)

(いや学校まで20分かかるからもうアウトじゃん)

(歩くとか時代遅れだな)写真用のスマホから学校の屋上の写真を見つめ、その場所へ繋がる裂け目を開いた。通る瞬間に英の要望通り元の姿に戻ったが特に反応してくれないらしい。

 (見える範囲じゃなくても大丈夫なん?)

(記憶にあって存在する場所ならどこでも)

(二重で開くからこそ出来る芸当って認識でok?)

(無駄に察しがいいよなお前)

 白峰幹部の二人が買った飲み物とパンが置いてある屋上を離れて階段を降りていくと白峰が隼と話していた。

 「ちょ、無視ですか?」一瞬膝を曲げて正座仕掛けた隼は反射的に話しかけてきた。

「話してたから邪魔しない方がいいかなと」

「話題はお前の事だけどな」

「別に昼休憩使えばいいだろ」

「それもそうだな」

「まぁ鳥君がお喋りしたいならするけど」

(なに企んでるんだ?)

(昨日はコミュニケーション不足だったから…反省してる)

(意外だね)


「へぇ意外。そんな事考えてたんだ」

「最近は変わった思ってたが、立場のせいだったか」

「そうなんすよ…白峰さんのカリスマがあったから従ってくれてたんだと思います」隼の話は、自分は流されやすく白峰やガルの様に自分の考えを通す強さに憧れて組織に入ったが実際は全然変わってなかったという話だった。

 「呼び出しの時、強いやつって聞いて部下が失礼な態度でケガさせられたら嫌だなって思って自分で行った時、目を見てこの人先を見てる人ってわかったから…つい涙脆くなっちゃったんスよ」

(ん?)

(目を見ての辺りはともかく涙脆いのは意味分からんな)

 「少しくらいは尊敬される所あったんじゃない?知らんけど」

「確かに俺かガルの時しか泣きそうになってない気がするな」

「そろそろ時間だから続きはまた今度」

「あ、もう終わってます」

「話あんまり聞いてなかったんちゃうか」

(攻めかたを変えた!?)

(次で止めかな)


 チャイムが鳴った。鳴り終わる直前に足を組んで座る。そしてすぐに起立の合図で立つ。とても無駄だと思った。

「三人とも今日暇?」

「俺は暇だぜ」

「特に用事とかはないな」 「僕も空いてる」虎だけこっちを見ていたので速かった。

「今日ギルド行くことになっててな、軽く討伐の依頼受けてみるからどうかなと思って」昨日ギルドから電話があった。お礼と仕事の誘いがきたので予定より早いが体験してみることにした。

虎白が二人の顔を見ると順に頷き、代表として虎白が賛成の返事をした。

 「ガル君、ちょっとこっちに来てください」朝の活動は既に終わり、先生に呼ばれた。

「昨日渡し忘れていたので今渡しますね。来週までに…来年からでもいいかもしれませんね、部活は。とにかく来週までに希望の部活を書いて提出してください」

(出たー学校あるある。部活強制入部)

(何してもエースの座をぶんどっていきそうだね)

(お前にはそんなに俺が才能に溢れてる様に見えるのか)

(ガルきゅんの勉強風景見たらそう思わざるを得ないと思う)

(マルチタスクは勉強には良くないって言われてるけどな)

(でもまるで三人で勉強してるみたいだったけどねぇ?)

(マルチタスクだよ)

(言い張るんだ…)

(分かってくれて何よりだよ)

ユ「鋼並みの強度の爪を手入れするのは大変でしょうね」

ロ「しかも神器と違って切れるっス」

ユ「メインは爪とかになったら嫌ねぇ」

ロ「実際漫画とかで見る爪攻撃キャラって腕の太さとかもあるっスけど殴った方が潔い長さの爪だったりするっス」

ユ「大丈夫よ、10㎝+数㎝あるから」

ロ「あれ?棺から出たときは一体何㎝あったんスか?」

ユ「5㎝あればいい方ね…」

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