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一匹の獣人が神になるまで  作者: 狐魂
第2章~危険地に身を投じる狐~
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明日の為に

 無言で壁に擬態している家の扉を開ける。当然中は玄関になっていてロイドとガルのたった数足の靴以外にも女物の靴があるのが見えた。

 「ノーステリアか」

「お帰り、早くごはん作ってね」手にはお菓子を持っているのに晩御飯をたかりにきたらしい。

「何でこっちに?家で食べないのか?」

(ピンクだ!)

(何が?)

「いつもはお菓子食べてから帰るの。でもこっちで食べれるならいいじゃない」

(俺だけの秘密だぜ)

「何食べたい?」昨日は買い物してたから来なかったが普段なら学校帰りにここに来ているらしい。

「何でもいい」

(花が生けてあるよ)

(へぇ)玄関の靴箱の上には花瓶に生けてある花が追加されていた。よく見ると掃除された跡があるので多分掃除し終わって部屋に戻る途中に帰ってきたようだ。

 (…え?)

(俺も思ったけど、料理しながら説明してやるよ)人目がなくなったので家で過ごしやすい格好になることにした。

(服着替える感覚で女の子になるなよ…)

(次からは煙だしてあげようか?)

(俺的にはトイレとかに入って出ると変わってるってのがいい)

(着ぐるみの中の人が出てきた感じかな)


 (姪孫ってわかる?)

(無理!分からん)

(俺はロイドさんの姉の孫って設定、多分獣人と結婚してないから人間だけの家系図。その時点で俺が出来る筈ないだろ?でもアカシックレコードが全部歪めてくれる)

(確かにじいさんガルきゅんの事見たことないのに知ってる風だったね)

(言ったら不自然だって分かるだろうけど、獣人姿の時なら関係者は全員知り合いになれる)

(…おこづかいくれる約束したって言ったらくれるの?)

(多分な)

「ねぇ、お腹すいた」匂いにつられたのか本当に空腹を感じているのかノーステリアが台所に顔を出した。

「まだ作るからできたやつ持って行って」

「この量なら余るわよね?ちょっと持って帰っていい?」

「どうぞ」

(糖尿病かデブになるんだろうなぁ)

(確信犯じゃないか…?)

「ロイドさんはカレーですよね?」

「わしには夕食にスイーツは厳しいからのぉ」タルトを食べるノーステリアに笑いかけると目の前に出されたカレーを食べ始めた。

「はっ…!」カレーを立ち食いしながら台所に戻るガルを見てノーステリアは嬉しそうな、けれども悔しそうな表情をした。一体何を思ってアップルパイを頬張っているのだろう。


 盾よりも銃の方が危険、早めに対処した方がいいよ。か…連絡先を交換して唯一意味が有りそうなメッセージを送ってきたアーゲン、透を除いた猫三人は次の休みの日に遊びに誘ってきた。狼はマントの代金を渡し忘れたらしい。友達になってくださいとか打ってきた隼に関しては無視しといた。

 前の飼い主に似てエサを出来るだけ口に入れようとする非常食と寝床から出てこないレグナぬぅというハムスターを眺めながら明日も学校だるいなと頭に思い浮かべる。

 (まだ初日だけど友達100人できそうな勢いだよねぇ)

(不吉だからやめてくれ)

(でも8人と親睦を深めるんでしょ?)

(チームの集まりと白峰の処遇決めだけど?)

(でもつるんでるのには変わりなくない?)

(気に入った2、使えそう3、後はまぁ…余裕があれば)

(照れ隠しにしか見えなくなってきたよ)

ロ「そろそろきゅん呼びがきつい…って言ってたっス」

ユ「問題なのはガル君のみきゅん呼びだからだと思うの」

ロ「なるほど!これで解決っスね」

ユ「白峰ちゃんのことだけど、動揺したり素が出るときに関西弁が出ちゃうの。だから決して関西弁キャラ失敗したとかじゃないのよ」

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