不良アジトでの出来事
「俺の方が速い!(迫真)」→「詰まらんな(真顔)」
何で戦闘シーンあんな雑にしてたか分からん(修正後感想)
白峰のアジトの内装は二階に玉座の様な立派な椅子があり、下の階にはちょっとした遊びの道具が置いてあり、大人数でも騒げるように不良たちが物を持ち込んだようだ。ドラム缶に座り午後ティーを飲みながら隼の正座を眺めているガル。それを上の階で見ている白峰。
「そろそろ休憩時間は終わりだ。どっちが強いか白黒つけたる」
「…」
「お前ら、避難しろ」
ゴリラと鹿は持っていた物を一つ白峰に投げると倉庫から出ていった。
「鳥君、君は出ないのか?」
甘い飲み物を飲んで急に面倒くさくなったガルは倉庫のゴミを見ながら聞く。
「見届けさせて欲しいっス…邪魔はしないので」
「危ないぞ空」
「お前が居ても手加減できねぇからな」
犬も白峰も心配してくれる様だが止めはしなかった。
「準備はええか?」
「コワイヨー」
「そうか、泣くなよ」
白峰は側に置いてあった空き缶をガルに蹴り落としてきた。
「?」
爆発した。空き缶の周り約5倍程の範囲が赤い光で満ち、物質を焼き焦がす熱が発生した。
「ヒビもはいらない。余裕だ」
「だといいな」
攻撃されてようやく立ち上がったガルに向けて今度はパンを投げつける。しかしガルの蹴りあげた飲みかけのペットボトルに当たり、地面に落ちるだけとなった。
「まぁお前な訳ないよな」
「何の話や」
ペットボトルのジュースを投げつけると椅子に手をかけた。先ほどよりやや後ろに投げられたジュースを二階から見えない位置に移動する事で回避すると落ちていたパンが爆発した。それと同時に落ちてきた椅子がワンテンポ遅れて、5つに別れて弾けた。先ほどとは違う爆発の仕方、どうやら爆発にも種類があるらしい。
「ちょっと効いたよ」
別れた一つがこちらへ飛んで来たので腕で守った。椅子は普段使う物なのでバリアは守ってくれない。
「しぶといやつめ」
そういいながら階段で降りてきた白峰は大量のBB弾を入れたプラスチックの容器を持っている。
「まだ本気ださんのか?」
蓋をあけ中身を投げつけてきた。爆発するのは分かりきった事なのでテーブルを倒し、裏に逃げ込むと一つが弾け、他に伝播する様に爆発がこちらに向かってきた。近くにあったチェス盤を投げ、ここにたどり着くまでのBB弾をバラけさせると被害は簡単に防げた。
「複数爆弾に変えれたら強いのにな」
「手ぇ上げろ」
テーブルの盾から顔を出すと白峰が拳銃を向けていた。
「そんなもので?本当に勝てるかな?」
「アホな事言っとらんで降参せぇ」
「俺の能力知ってるだろ?」
「あぁ当然や、だから」
白峰は銃口を少し下に向け、テーブルに向かって撃った。
「テーブルの範囲を4つ分。無事だろうが相当満身創痍ちゃうか」
「詰まらんな」
弾が着弾すると同時に机を真っ二つに両断したガルは、今まさに爆発している最中の机を掴み自分の後ろの壁に放り投げた。掴んだ腕は見るも無惨に焼け焦げてしまっていた。流石に直ぐに治したけれど。
「は…はぁ!?」
「させないのか?爆発。あぁ…出来ないのか」
フフっと不敵に笑うとガルは真後ろに倒れ込む。地面に頭からぶつかると思われた直後、地面と当たった部分から消えた。能力の応用によるテレポートだ。
裂け目は机の爆発により空いた穴から見える外へ繋がっており、頭が出た一瞬で屋根への裂け目を開くと一回転する勢いを利用して無事足から屋根に着地した。
「この辺かな」
適当な場所を選ぶと神器を落とし、巨大なハンマーへと変形させる。神器は屋根とぶつかる事なく途中まで透過すると屋根に人が通れる大きさのハンマー型の穴を開け下の階に落ちていった。
穴が開くのを見届けたガルは躊躇なく飛び降り白峰の目の前に降り立つ。途中覚悟を決めたらしい白峰は銃を乱射したが裂け目に阻まれかすりもしない。
「クソ…」
「時間の無駄だったな」
勝負がついた。ガルの圧勝だった。
「ガルさん!凄いっス!俺感動しました!」
倉庫の隅で観戦していた九月が走り寄ってきた。
「え?何で正座してなかったの?」
「へ?」
「正座嫌いになった?」
(泣きそうになってるよ!?)
(楽しい)
(鬼!悪魔!)
(やめられない止まらない)
ユ「前回同様強敵ではなかったわね」
ロ「本気っスか?」
ユ「私も強いのよ?」
ロ「因みに白峰君の拳銃は本物っス」
ユ「あら?無視は良くないわよ」
ロ「関西弁とか全然うまくないので目を瞑って欲しいっス」
ユ「白峰 薫、もちろん後ろには大きな組織がいるわよ」
ロ「ユグドラシルって戦うことないっスよね?」
ユ「じゃあまたね」
ロ「あれ?」




