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一匹の獣人が神になるまで  作者: 狐魂
第2章~危険地に身を投じる狐~
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不良アジトまでの出来事

 「コワイヨー」

「白峰さん、転校生連れて来ました」

「ご苦労…その平台車は何だ?」平台車に乗った正座の隼をガルが紐で引いてここまで歩いて来た。理由は正座のフォームが整っている事に感心したのと単純に楽しかったからだ。

 「コワイヨー」

「その棒読みは俺を侮っていると考えていいんだな?」

「コワイヨー」楽しい…精神まで子供に戻ったのかもしれない。

「別に喧嘩しにお前を呼び出したんとちゃうで、なぁお前…俺の下につかんか?」ついに訛った。イントネーションでまさかとは思っていたが別の町から来たらしい。

 「コワイヨー」

「お前!白峰が真剣な話してんだからちゃんと聞けや!」

「どないしょ、こわいわー」

「この…豆と比類しても大差ない大地から宇宙までの空間で全くと言っていいほど存在感のない野郎!エセ関西弁使ってんじゃねぇよ!」スケールがデカ過ぎてなんとも言えないが要するにちびって事?そして関西弁か…ちゃんとあるんだな。

 「まぁ後で試すとして…」殴りかかってきた犬の獣人を地面に叩きつけると感心している白峰に犬の手を持たせてあげた。

「たまり場とかあるでしょ?行こうか」


 (あとは猿だな)

(桃太○?)

「ってお前キジじゃねぇじゃん」

「えぇ…?なんの話ですか…?」台車の上で絶妙なバランスで手足を地面に着かない様にしている犬の上に乗った隼が困惑しながら申し訳なさそうにしている。

 現在は白峰達がアジトにしている空き倉庫に移動中、犬を乗せた事でしっかり重くなった台車を幹部の鹿が運んでいる。幹部のみが体育館裏に白峰といて、四人居たので今は6人で移動中だ。当然周囲の目が集まるが白峰も許可してくれたし他人のフリは完璧なので問題はない。

 「これから仲間になるのに苛めてやるなよ」犬の手をすぐに離した様に特に助けたりはしないらしい。

(自信満々すぎな気がするなぁ)

(能力持ちだろうしな、仕方ないかな)

(分かるの?)

(推理しただけだから確定ではないがな)

「ゴリラ!あそこのコンビニからパン全部買ってきて。おつりはやるから」幹部の最後一人に一万N札を渡した。

「ご、ゴリ…」それなりにおつりがいい額になりそうで、白峰も反対してないのでかなり困った顔をしている。


 「あそこだ」結局パンを買いに行ったゴリラから2分。空き地を抜けた先に倉庫が建っていた。

「じゃあ最後に中に入った奴は飲み物買ってきて貰おうか」

「競争か、やってやるよ」

「よーいすたーと」全力で走っていった白峰が一位、歩いて来たガルが二位、重い荷物を引いて汗だくになっている鹿は当然コンビニまで走ることになる。

「よろしくね」ゴリラと同じ事をした。

 「んで?お前は俺の手下になる気はないと?」

「当然だろ?何の為に?」

「学校でデカイ顔できるで?お前なら俺とライバルもあり得る」

「へー?俺といい勝負出来ると思ってるのか?」

「悪いことは言わん。黙って俺の仲間になれ」

「決着はすぐ着く。まぁ今は買い物してるやつらを待とうか」

「その前にあいつら許してやってくれや」

「君たち楽にしていいよ」

「あれ?鳥君、その姿勢楽じゃないの?」隼が正座を止めようとしていたのでいたずら心で問いかけてみた。

「いえ!すみませんでした!正座大好きっス!めちゃくちゃ楽な姿勢でした!」

「それは知らんかったわ」白峰は新しい知識を得た

(ガルきゅん何でそんなに九月に厳しいんだよ)

(楽しいから)

ユ「小レックスも地面に叩きつけてたわよね」

ロ「合気道とかじゃないっスか?」

ユ「私は知らないわ。前回の世界の事だと思うから」

ロ「それにしても性格悪いっスねぇ」

ユ「ちょっと子供っぽいわよね」

ロ「敵に対して容赦ないというっスか…」

ユ「Sっけがあるようね」

ロ「白峰君も苛めそうな勢いっスね」

ユ「それはないと思うわ。多分気に入ったから九月ちゃんをいじめるのよ」

ロ「そそるんスか…?」

ユ「知らないわ」

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