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一匹の獣人が神になるまで  作者: 狐魂
第2章~危険地に身を投じる狐~
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昼休憩の出来事

弁当

ガル「学校のサラダの方が安く済みそう」

虎白「分かるぞ」

ガ「別に肉でも良さそうだけどな」

虎「先生が弁当作ってくれてるからダメだな」

ガ「作り置きしないのか先生?」

虎「前肉もっと欲しいって言ったら先生と俺で中身違う食材でな、ちょっと抜けてるっぽい所があって…申し訳ないと思って諦めた」

ガ「さすが先生だ」

虎「!?何で誇らしげなんだ」

 「なぁ、なぁガル飯弁当?」授業終了15分前、4時限も寝ていた虎白はしっかりサボっていい教科を見極めている様で黒板に半分程書かれた短い文章をノートに写しながら食堂で昼御飯を食べるか弁当を持って来ているのか訪ねてきた。

 「今日は食堂行ってみる、悪くなかったらそっちがメインになりそう」

「じゃあさ先生も誘っていいだろ?」

「どの?」

「御子柴先生、ほら狐の」

「どうぞ」

「お前らも来る?」

「僕はいい」 「今日作って来たからパスだ」猫と狼は同時に答えた。こいつら仲よすぎだろ。


 「鳥飼先生、御子柴先生いる?」

「呼んで来るわ」虎白は職員室でたまたま出会った体育の先生に訪ねると鳥飼先生は面倒くさそうに御子柴先生の机を見に行った。

 「どうしました?虎白君」一分もかからず先生が来た。

 

「おい」虎白と先生が話している最中、肩を叩かれた。

「何ですか?」振り返ると隼の鳥人がいた。

「放課後この場所にこ…来てくださいお願いします…」命令形だったので睨んだら怯んでお願いしてきた。紙を渡して来たので内容を見てみると学校の地図で体育館の裏に丸印とここという字が書かれていた。

「鳥人って羽の先、手になってるんだ…授業が終わって3字半までに食堂のトイレに来てね」隼は泣きそうになりながら何度も頭を縦にふって去っていった。

 (俺には分かるぞ…言葉にはしなかったが来ないと切り落とすって脅しだったろ?)

(君たち理解が早くて助かる)

「じゃ、行こうぜ」虎白は先生から受け取った弁当を持って食堂に向かう。先生はまだ少し仕事をしてから来るらしい。それにしても食堂で弁当とか迷惑過ぎる。

 食堂につくとほぼ満席なのが良く分かった。テーブル一つを除いて。そこにはまた動物の分からない獣人らしき生徒が一人カレーを食べていた。

「あれいじめ?」確か同じクラスだった気がするちょっと太めの角らしき物が生えた生徒はスマホを弄りながら気だるそうにカレーを口に運んでいる。いじめではない気がするがそれに類する物ならば関わりたくない。

 「何が?」

「だからあのテーブルの奴。何かあるなら言え」

「…あそこは止めとこうぜ。一人だし」露骨に嫌悪感を顕にした表情でよく分からない事を言う。

「はぁ…?別にいいのか?」

「どうしてもってんならいいよ…」

(失礼、言わせて。そうか、つまり君はそんなやつなんだな)

(エーミー○!)

 ガルはグラタン、虎白はカツカレーを注文し、問題の席に向かう。

「ここいいよね?」話し掛けると驚いた様だが無言で頷いた。席は両側に四席あり、向かいの端に虎白、その隣にガルが座った。当然正面ではなく斜めに。

 「なぁ、弁当持ってるのに何でカレー?」

「ん?弁当の中身殆ど野菜だからだぜ」違うそういう意味じゃない。虎白の開いた二段の弁当には確かに野菜中心のバランスの良さそうな料理が詰まっているが…高身長の秘密かと勝手に納得して諦める。

 (先生来たぞ)振り返ると御子柴先生が嫌そうな顔をしているのが見えたが一瞬だけで後は嬉しそうな表情になった。糸目なので口の開き具合で判断したがやっぱり犬歯がヤバいという感想しか出てこなかった。

(ガルきゅんと違って分かりやすいなこの学校の人)

(感情?)

(うん。たまに目がよく語ってくれるけど)

「遅れてすみませんね、カイさんもご一緒だったんですね」そう言いながらガルの隣にカツカレーと明太子スパゲッティーを持って座る。

 「…は?」そして自前の弁当を広げる。中身は野菜中心のバランスの良さそうな料理だ。斜め前のカイなる生徒も若干ひきつった顔で食事の量を見ている。

「カイさんもちょっと食べます?美味しいですよ」食べ終わったカイにスパゲッティーを勧める先生。

「遠慮します…」逃げる様に去っていった。

 「これ食べ終わったら大事な話するから待っててくれよ」全く空気を読めないのかこれが普通に見えるのか逃げられなくしてくる虎白。

「ガル君も食べます?」既に半分程なくなった料理を先生が勧めてくる。そういえば弁当渡してたな…こいつら大食い仲間か。美味しそうに食べる先生を見て満腹になったガルはまだ残っているグラタンを先生に献上し、がたいのいい二人に挟まれて文字通り肩身の狭い思いをしながら大食いを見ていた。

 (何か恥ずかしい)

(ガルきゅんが場違いに見える不思議)

ユ「あとがきで宣言すると毎回文字数が足りない呪いかしら」

ロ「一回分足りないっスね…」

ユ「あなたが勝手に宣言しちゃうからかしらね」

ロ「いずれ検証してみるっス」

ユ「今回の彼は皆に嫌われている様ね」

ロ「何でっスか?」

ユ「お父さんが悪いんじゃないかしら?」

ロ「誰っスか?」

ユ「誰かしらねぇ?」

ロ「まぁいずれ出てくるっスね」

ユ「成長したわね」

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