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一匹の獣人が神になるまで  作者: 狐魂
序章~終わりに続く道~
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現れた希望

パラノイアってワードカッコよすぎて草(修正後感想)

 この星の生物は大雑把に分けて人間、動物、魔獣。魔獣の枠は魔力で決まっている様なものなんだが、俺はどうなるのかな。

 今の分け方だと人間枠に魔獣が入りそうとかは置いておいて、現代から少し遡り獣人が生まれた少し後。試験管の中の新人類が育って大体は大人に育った辺りの時期。後にパラノイアと名付けられるテロリストが脈絡もなく現れ、町を1つ占拠した。

 今は町の住人は全員退避していて犯人が一人、生命を感じさせず潜んでいる。当初人々はグーパン(素手)から始まり言葉に至るまでパラノイアをぶち殺がすべく行動したが一年も経たず断念した。理由は単純。遺憾砲に至るまでの徹底抗戦に赴いた人々は、99%の命が地形もろとも消え去ったから。他にも、幾つも報告されたパラノイアの姿の内、運が悪いどれかを見た者は何十人もが恐怖で治ることのない発狂に陥り周囲に殺意をばら蒔いたとか。

そんな神にも近しい力を持っているパラノイアだが、最期に、つまり最終兵器を使って怒らせた時、たった一つの要求をして沈黙した。「英雄を育て挑んでこい」と。

 そこで当時全国一斉訓練で抜きん出た実力を見せた13才のラックに白羽の矢が立った。(まぁ剣気が唯一無二だからだろうけど)その二年後、パラノイアとの戦いで死んだと思われていた女性の獣人クエラの子としてガルを連れてきた者がいた。

 その者の名はルー。彼女は獣人で、クエラの友人でもあり現在は教師をしている。なんでもルーは森で狩りをしている最中にガルを見つけたとか。

 友人に、クエラに赤褐色の毛色が黒という特徴以外がそっくりなこどもを見つけた時、ガルは深くはない洞窟で倒れていた。その場には僅かながら懐かしい友の臭いが残っていたという。

 その隣には古そうな紙にクエラが書いたと思われる文字が書かれていた。内容はまるでルーが発見するのが解っていたかの様にルーへの別れの言葉、そして子供の名前、年齢と手紙を書いた日付が綴られていた。

 その日付はたった2日前に書かれたもので、獣人総出で捜索したのだが、子連れのクエラが洞窟まで通った道の痕跡すら見つからず、まるで手紙を書いた後にガルと手紙だけ洞窟に現れ、クエラは忽然と姿を消してしまったかのようだった。

 ルーは、クエラに子供がいた記憶などなく、戦争の時期的にもあり得ない年齢のガルを育てようとしたが既に結婚し二人を育てていることもあり、既婚者だがパラノイアのことをどんな結末であれ解決してから子供の事を考えるつもりだったベドが面倒を見ることになった。

 それから一月もしない内にガルの不思議な力はすぐに見つかった。ガルはラックと木刀で打ち合いの最中、ガルが剣術では勝てないのを悟り、ムキになりながら無意識に魔法を使おうとした事に起因する魔方陣が現れたことがきっかけだった。

 その力はすぐにパラノイアを倒す希望だと分かり、ラックとガルを中心としてパラノイアを倒す撃破班。その他魔獣等の邪魔が入れないように誘導などを行う誘導班が出来上がる。高校卒業に伴うあれこれを早いうちに済ませると、一筋だけの希望を送り出した。

不思議に思ったこととかあったらコメント?とかで知らせてください

説明不足なところとかもどんどんいってくださいね

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