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一匹の獣人が神になるまで  作者: 狐魂
第2章~危険地に身を投じる狐~
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町へ④

かくれんぼ

レグナス「さぁ我を見つけてみせろよ?」

ガル「そっちが隠れるんだ…」

ガ「1、2、…10もーいーかい」返事がない

英(俺見てたけど雲の上に行ってたぞ?)

ガ「…。レグナスクンクモノウエダー。ミーツケター」

レ「やるではないか!もう一度チャンスをくれ。今度はもっと本気でいくぞ」

ガ「1、2、…」レグナスは山の裏側から地中に潜り始めた

ガ「10。レグナスクンジメンノシタダー。ミーツケター」

レ「クッ…やはりドラゴン式かくれんぼでないと我が実力は出しきれぬ様だな」

英&ガル(あれ以上の本気があるのか…)

 「貴様らは…本当に面倒くさい生物だな。名を答えよ。盾の使い手」レグナスは特に傷ついた様子は無いが、どうやら戦いを続ける気はあまり無いように見える。全力で殺しに掛かると思ったんだが、何か物凄く大切な目的があるのだろう。でなければ力を温存している理由がわからない。

 「教えてやろう!俺の名は鏡だ。ゴミ箱義賊団の鏡と覚えておけ!」

(こいつゴミ箱とか本気で言ってんのかな?ネーミングセンス無さすぎね?)

(名前はともかく、義賊って言ってたな。あの盾盗品か…国宝くらいの値打ちはあるんじゃないか?)

(あー…攻撃跳ね返すから鏡的な?)

(後付けの名前じゃないだろ。多分さっき盗ってきたんだと思う。鎧も全部装着しきれてないし)

(ファッションだと思ってたわ)

「覚えておく。次会うときは貴様を我が全力の力で這いつくばらせてやろう」続いてレグナスは女性の方を見た。

「あっ…私はミリ「では今度会うときを楽しみにしておけ。町を火の海にしてやる」

(俺ああいうタイプ何か好きだわ。顔も普通にかわいいし)

(あっそ)

そういえば女の人の方何もしてないもんな。もし今度会っても覚えて無いんだろうな。レグナスは翼を広げ大空に飛び立っていった。それを確認すると二人がこちらに近づいてきた。

 「君、よくみたらまだ小学生位じゃない。こんな所で何してたの?」さっきまで無視されて傷ついたような顔してたのに立ち直り早いな。

 「ほんとだ。こんな所に一人でいちゃ危ないだろ?町に帰った方がいいぞ」励ましの言葉も無い。どうやら彼女はそういう役割の様だ。世界から無視されるタイプという認識でいいよな?

 「分かりました。特に用事とかあった訳じゃないのですぐ町に戻ります」今までの流れを断ち切るのはダメな気がしたので仕方なく無視した。仕方なくだからね

 (ガルきゅん?名前くらい聞いてあげてよ。出来れば連絡先聞いてくれよ)

「私、ミリアっていうの。よろしくね」ミリアさんは一瞬自嘲気味に笑うと、気を取り直して自己紹介してくれた。しかしガルは同情よりも好奇心が刺激されて無視したくなった。

(ほら、良かったな。名前聞けたぞ?連絡先に関しては通信機器持ってないし諦めろ。聞いたら多分喜んで教えてくれるけどな)

「じゃあさよなら」そろそろロイドって人に会っておかないと。日が暮れたら俺の事見つけられないかもしれないしな。当然名前しか知らないので、ロイドさんに見つけて貰うしかないと考えていたガルは、町へ足を進めようとする。

 「ちょっと待ってくれ。一人じゃ危ないかもしれないだろ?ミリア、付いていってやれ」

「はい!任せて下さい。私、頑張ります!」死んだ魚の様な目をしていたミリアさんが急に元気になり、若干の神性を帯びた気がする。

(おぉ!体が出来そう!)

(HPでも回復してんのか…?でも霊体なら昇天しかけてるだけじゃん)もちろん体ができたりはしなかった。

(あれ?鏡ってやつ盾持って森入っていくんだ?)

(森に拠点でもあるんじゃないか?)

(もしかしてチンピラは仲間だったりして)

(そうでないことを祈ろう)

(ミリアちゃんに?)無視した。

「さ、行きましょうか」

「森へ鏡が入った事を確認したミリアが町へと歩みを進めていく。

「そ…」つい返事をしようとしたらゴブリンが矢を放って来た。単体とは珍しい。普段は複数で行動するはずなのに。銀製のナイフを投げて仕留めた。

 「すごーい。お姉さん、あんまり戦闘得意じゃないけどこれなら安心ね」

「まぁ、そ…」返事をしようとすると狼の様な魔獣が襲い掛かって来た。彼女に返事をしようとすると邪魔が入るらしい。体質なのかな?世界に無視しろと言われているような気がした。

ユグ「お帰りなさいローグちゃん」

ローグ「役割交代って本当にあるんスね…」

レグナス「仕事をちゃんとしてれば変わる事などないと思うが?」

ロ「レギュラー入りっスか!?」

ユ「でも仕事はちゃんとこなしてたし、レグナスちゃん普通に有能だと思ったわ」

レ「大丈夫だ。次回からは我は姉を探すゆえ、ここには出てこれぬ。しっかり働くのだぞ?」

ロ「先輩風吹かさないでくれるっスか?」

ユ「長くなったから今日は終わりよ。またね」

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