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一匹の獣人が神になるまで  作者: 狐魂
第2章~危険地に身を投じる狐~
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目が覚めると

目が覚めると○○衝動に駆られた件(修正後感想)

 「…!」

 ゴンッ

「…ッ!」

 悪夢から覚めると上体を起こそうとしたのが悪かった。かなりの速度で頭をぶつけ、そのまま二度寝する勢いで体を枯れた花のベッドに戻す。

「気分わりぃ…」

 記憶とは別にさっきまで見ていた悪夢も忘れてしまったようだ。

(大丈夫かー?)

 …ん?何か聞こえる。もしかして外に誰か居るのか?棺の蓋をゆっくり開け、外を確認する。誰も居ない。幻聴か?

(無視すんなって。聴こえてるんだろ?)

 今度は確かに聞き間違いじゃない。しかし聴こえてきた声は頭の中から響いてくるようだ。それに背中に違和感がある。棺の中の花じゃないなら…目を向けると空気に触れた枯れた花が塵になって消えていっているのが見えた。残った選択肢を確認するために頭を触ってみる。あった…耳以外に腰まで届く長い髪…というか体毛の延長線的な何かが。

 (何ビックリしてんだ?自分で伸ばしたんじゃねーの?)

(さっきから誰だ?何?テレパシーかなんか使ってんの?出てこいよ。優しく永眠させてやるから)

 身に覚えのないロングヘアー?、全く聞いたことのない謎の声の猛アピール。起きてそうそう波乱の予感がした。

 (で?お前は誰なんだ?何がしたいんだ?)

 追い出せない様なので仕方なく棺に座り辺りを見回す。どうやら洞窟の中に居るようだ。

(さぁ?知らないけど俺もさっき起きた。こっちからは君のこと見えてるよ。それにしても綺麗な髪だね)

(…多分髪じゃなくて…髪か…それよりお前、名前は?)

 触った感じは毛皮に近いのだが、頭から生えてるんだからやっぱり髪なんだろう。

(んー…英雄(ひでお)ってのはどう?)

 名乗る気はないらしい。

(確かにひでー男だもんな。ぴったりだと思う)

(ひでちゃんって呼んでくれてもいいぞ)

 今更感があるが、ガルのうざいやつセンサーが反応し出した。

(出ていく気はないんだな。お前の事は後で考えとく)

 そう言うと棺の中へ潜り込んだ。こちらへ向かってくる三人の足音が聞こえたからだ。

(いや、まじさ、実体なくて霊体的な?良く分からん状態だから…まぁ、なんだ…諦めてくれ)

 ロイドって人にあったら徐霊から始めようと考えながら外の気配を感じ取る事に意識を傾ける。

「本気で吸血鬼とかいるとおもってんのー?あんた」

「見ろ。蔦がなくなっている。幸い今は昼だ、中にいるぞ!」

「そんなもんより財宝ねーかな」

 チンピラっぽい声が聞こえる。だが小物度ではあの悪魔の方が洗練されている。

(大した事ないやつらだな)

 …?てっきり返事してくると思ったのに、(ひで)の声が聞こえない。

(なぁお前から三人は見えるのか?)

(見えるぞー。くそ雑魚そうな三人組だ)

 こいつ地味に口悪いな。それに話そうという意志がなければ思っている事を聞かれる事はないらしい。思ったこと全部筒抜けはないんだな、と思いながら勢い良く蓋をあけ一番近い奴に斬りかかる。こんなところを見られる訳にはいかないと言う思いと、溢れだすしょうもない人間オーラで消えても大した事件として扱われないだろうと判断したからだ。

「面倒なやつらめ…」

 神器はガルと同じく魔力を持っている証拠、バリアに弾かれた。

新キャラです。これからどうなるんですかねー

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