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一匹の獣人が神になるまで  作者: 狐魂
序章~終わりに続く道~
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積み重ねて来た物の証明

あとがきは見ないで下さい。(修正後感想)

 「そりゃいいな」

「じゃあまずは…さっきの魔昌石の他にこの辺りに魔昌石はあるのか?」

 どうせ剣二本以外はそんなに使わないし出来る限りの情報を集めるとするか。どういう訳か公平な決闘以外したがらないしな。

「お前らが壊した魔導人形の動力は魔昌石だ。まだ全部破壊されてる手応えはないなー。外の虎はまだ頑張ってるようだな」

 手に持っていたナイフを投げた。バリアに弾かれた。

「止めろ!攻撃じゃないか!」

「バリアがなければギリギリ当たらないさ」

 テロリストは歯ぎしりしながらぶつぶつと文句を言い始めた。

「まだラックのところ以外で一体残ってるらしい。警戒は怠るなよ」

(まずい…ラックに頭を壊せと伝えないと危ないかもしれない。無事でいろよ)

 誤魔化そうという魂胆が見え見えなので魔力を目に込めるとホールの入り口の扉に繋がっている魔力の糸を発見した。だがそれより気になるのはラックは人形の唯一の破壊の仕方を知らないということだった。

 「さっきの魔方陣なしの魔法はどうやった」

 これは一番聞きたい質問でありほぼ答えが詰まっていると言っても過言ではない。しかも一見嘘をつく必要も余り感じない質問だ。

「簡単だ。魔昌石の魔力を使っただけだ」

「魔方陣が出なかった理由が聞きたい」

 予想はついていた。しかし未知の領域なので言葉で聞きたい。

「魔昌石は大量の魔力の塊だ。だからわざわざ魔方陣に魔力を集める必要がないだけだ」

 予想通りであり相手が人間でないことが確実になった。

(これで天使とかだったら笑うけど)

 着ていた防弾チョッキごと手持ちの手榴弾を窓の外に放り投げた。

 「あー悪いピン抜けてた。外に設置してた爆弾に誘爆するかも」

「なに!?何て事しやがる!」

「冗談だ。でもやっぱり下の階に何かあるんだな」

 恐らく悪魔であろうテロリストは驚きというより恐怖に近い表情をしていた。当然答えて貰う。

「何があるんだ?悪魔さん?」

「!気付いてたのか人間くん…下にあるのは花だ。サタンさまの物だ。それ以上はしらん」

 どうやら知らないと言うより、知りたくないらしく顔には恐怖というより絶望が滲み出ていた。花に関しては本当に殺される可能性が出てくるので触れない事にした。

 「時間も無いから最後に一つだけ…何故決闘にこだわる?あと人間じゃないから」

 この問いを最後にさっさと犯人を倒してラックの様子を見に行きたい。胸騒ぎがする。隠していた投げナイフ5本とハンドガンを窓の外に投げ捨てた。その問いをするとまさに悪魔の笑いで機嫌良く答えてくれた。自分が負けるとは思ってないという感じだ。

 「この決闘の勝者には、この神器の力を得る事が出来るとサタン様が予言されたからだ」

 小物臭い動きでこれまた小物臭い壁の隠し金庫から薄い水色の刃でうっすらと神々しい輝きを放つ双剣が現れた。

 「なるほど。じゃあ、決闘を始めようか」

腰に携えていた二本の剣を構える。

「はっ!愚かなり黒き予言の狼よ」

(キャラ変わりすぎだろ…しかもサタン様予言若干間違えてるし)

「うっ?」

 魔方陣も見えなかった。魔昌石も使った様子はない。当然殴られた訳でもないのに次の瞬間には壁に叩きつけられていた。

「…魔力…か…?こんなことも出来るとはね…」

 バリアには影響はなかった。魔法でも物理でも何かが触れれば分かる。しかし、今回の衝撃は押し寄せる実体のない突風に吹き飛ばされた感覚だった。目に見えない、魔法でもないなら自分の中の魔力を相手に爆発的に叩きつけたとしか考えられなかった。

「弱いなー、手加減しちぇあげよっかー」

これには素直にうざっと口に出した。得意分野(魔法戦)になると随分イキがるじゃないか。

「必要無いけど?もう使えるし」

「ほー…それでも勝てん事に変わりはないけどな!」

 両者の魔力がぶつかる。

(この戦いかた効率悪いな。威力もないし量もあいつの方が多そうだし)

 だんだんと疲労に似た症状がでてくる。魔力の量では勝ち目がないと判断したガルは残った魔力を全て放出しテロリストは壁に叩きつけられた。魔力切れの症状である疲労感は全て魔力を使い切ったことで解消された。ガルは壁に叩きつけられた悪魔の近くに既に移動して切りつけていた。

 「こっの!」

 神器と言っても美しい以外普通の双剣にしか見えないこの武器は当然のように悪魔の持っている技術以上の活躍はできないようで、拙い斬撃のあとの隙に才能と努力で見る者を魅了する程の連撃によるバリアのイルミネーションが出来上がっていた。



 「ラックの兄貴!顔の落書きどうにかした方がいいっスよ」

 そう言い残すとローグはガル達を追って建物の中に入っていった。

「ガルを慕ってるのは分かるけど助太刀してくれてもいい気がするんだよな…」

 どうやらこの魔導人形、自動操縦の様な感じである一定以上行動は出来ないようだ。その証拠に始めて攻撃したラック以外には見向きもしない。

 (それにしても…やりにくいな)

 人形は一定間隔をとってカウンターという形で攻撃してくるのみで、自分から攻撃してくることはない。かといって逃がしてくれる気もないらしい。反撃に関してはもっと激しくあり得ない動きをしてくる相手と模擬試合を何度もしているのであまり問題にならないが自分の攻撃も今のところ当たる気配がない。

(危ないけど…ガルの真似事でもしてみるか…?)

 ラックは自分の体がかなり恵まれていることを自覚している。速度や単純な運動神経はガルに及ばないが、人間には簡単には出来ないことや、その辺の獣人の身体能力よりは高い性能を発揮できる自信がある。だからこそ新しい攻撃方法を覚えられるより前に無理やりにでも倒してしまいたいと考えた。

 「ちゃんとついてこいよ!」

 するとラックは入り口に向かって走りだした。魔導人形はその背中をラックを越える速度で追い、そして「当たりやすい胴体を切るよな」予想通り胴体部分に剣を振り抜いてきた。ラックは剣術に関しては獣人最強だ。当然相手の剣の間合いも一寸の狂いもなく分かる。この人形を倒すには自分の知っている一番尊敬する獣人がするくらいのパフォーマンスがいると考えたときから直ぐに覚悟を決めた。何時もなら絶対にしないし、その獣人が相手なら絶対に切られるがこいつは思考力のないただの木偶だ。ラックは速度を落とさずそのまま真後ろに飛び相手の剣より高い位置で体を回転させる。そのまま今できる最高の剣撃を放つ。

 しかし人形は人形であるがために自分の体をあり得ない方向に曲げ、その刀をかわした。もう切るという行為はどんな動きだろうとその人形には通用しなかった。

文章は消失しました


今回はボリュームがいつもより多い2.5倍位になっております。死にました 推理穴だらけだったらごめんなさい 誤字あったらごめんなさい 疲れたんでほぼ直しなしです

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