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一匹の獣人が神になるまで  作者: 狐魂
序章~終わりに続く道~
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強大な者の影

 「こいつは魔昌石っていってね…魔力が固まって出来た物なんだ」

 とても自慢気に手に持った神秘的な石の説明を始めるテロリスト。マウントを取ろうとしないと気がすまない性格らしい。

「散れ。固まるな」

 ガルの小声の命令に訓練されたメンバーはすぐにバラけて魔法攻撃に警戒する。

「魔昌石?聞いたことがない。それに魔力が固まってできただと?信じられないな」

 そんなものは聞いたことがない。それにあんな神々しいもの見つけられたら人間が調査しないはずがない。多分自分の力を結晶化させて保管してあるんだろう。魔力は本当に自由自在に操れる。例えば熱に変えて炎を生み出したようにしたり近くの地面を硬化させ貫いたり。基本的には魔方陣を通して魔力を注ぎ発動させるが、物質に干渉しないタイプである物体作成や自分の中の魔力を直接自分に使う強化は魔方陣が出ない。例外として自分の周りを円を描いて守っているバリアの範囲程なら魔方陣なしでも魔法が使える。しかしそれを越えると変換していた物が魔力となって消える事が今までの経験で分かっている。

 「あたり前だろう?お前らごときに魔昌石は勿体ない!」

「おや?魔昌石が小さくなってるな。溜め込んだ魔力もあと一回分も残ってないんじゃないか?テロリストさん」

 ランが後ろに回りこんでいる。近づくことはないと思うから手榴弾で攻撃するはず…時間を稼ぐ為にあの自意識過剰野郎の気を引くことに集中することにした。

 「溜め込んだ?ははははは…魔昌石なんてほんの一握りの方たちしか作りだせないに決まっているだろう!?何をばかな事を言ってるんだお前!」

 心底馬鹿にしたような笑いと共に自分より上の存在を示唆する発言にやっぱり他に何かヤバいやつが居たんだなと確信する。

(小物中の小物みたいな見た目と中身としゃべり方と態度と声と足音と服装だから何となく分かってたが…目的はなんだ?)

 すぐに爆破できる状態のランに待てと目で合図すると伝わったの伝わってないのか嬉しそうな顔でウインクと手でグットポーズをした。両目閉じてたけど同時にしたから多分ウインクなんだろう。

「ところで聞きたいんだが、英雄を育てろとはどうゆう意味か教えて欲しいんだが?」

 腹が立つが実際はまだこいつとは敵対していない。魔導人形も英雄を見極めるテストだったのかも知れない。

「…その黒い毛は地毛だな?汚れて真っ黒に見える訳じゃないんだな?」

 突然の質問に困惑したがそうだと答えた。

「やはりか!ではお前がサタンさまの予言の…」

 相手をじっくり眺めていたガルの意識の一つが突然手榴弾のピンを抜いたランを捉え、緊急回避をせざるを得なくなったガルは必要ないがついでに一つ手榴弾を追加し身を隠せと叫びながら近くの柱に逃げ込んだ。

 「大丈夫か?」

 激しい爆発音のあとすぐに仲間の安否を確認する。

「大丈夫だよ!危なかったけどね!」

なぜかテロリストの声が最初に聞こえた。

「お前じゃねーよ」

 犯人に対するツッコミがローグの初仕事だった。

 「やっぱり邪魔な奴等にはご退場願おう!話し合いしたいんだろ?ほらお前が命令しろよ!ほら早く。ここ壊したくないんだよ」

テロリストが平和的な解決方法を提示した。

文字を打ってると手先が悴んで全然はかどりません。

初めてコメントされました!凄く嬉しいです!ありがとうございます

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