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達成報告

眠いわ

コメントいただけたら嬉しいです。

 おうちに戻るとすぐお母さんが目に飛び込んできて嬉しい気持ちになる。

 もしおうちが村長さんのおうちみたいに、3つもお部屋があったら、お母さんを見つけられなくて大変だ。

 

「「ただいま~」」


 リアと私の声が重なって、お母さんが微笑んで私達に寄ってくれる。

 

「おかえり、寒くない? 冷たかったでしょ? ありがとね。」


 私は、一人で持ったんだよ! って自慢したくなる気持ちをおさえて、お母さんに報告する。


「寒かったけど大丈夫リアが、頑張ってくれたから」


「そうえらいねリア、お姉ちゃんの事を手伝ってくれたんだ」


「えへへっうんっ!」


 お母さんに撫でられて目を細めて気持ち良さそうなリアが、羨ましくて少しほっぺたを膨らませる。


「こら、そんなにほっぺた膨らませて最初は妹からなのほら、おいで」


 両手を広げているお母さんに雪山で遊ぶ犬くらい元気に抱きついた。


「よく我慢できました。お姉ちゃんが率先して頑張ってくれたんだよね、さすがお姉ちゃん! えらいね」  


 お母さんにほめられる、くすぐったい感じが大好きだ、なんでも頑張れる気がする。

 お母さんの甘いミルクみたいな匂いと、ちょっと汚れたエプロンのにおいが、本当に大好き! 

 でもほめられる時間が終わって好きなにおいが離れていく。


「お母さん、そろそろ町に買い物にいくけどお留守番できる? 」


 お母さんのお願い事に、リアは困ったような顔をしてお母さんに耳打ちを始めた。


「そっかぁ、リアはお父さんの所にいく約束しているみたいだから、マリー、一緒に町にいってみる?」


 飛び上がりそうなくらい嬉しい話に、頭が追い付かない。

 町にいったら見てみたい物がたくさんあったから、行きたくてたまらない!


「そしたら馬車も乗るの! お馬さんが引いてるやつ! 」


 リアが羨ましそうにこちらを見ている。いつもなら私もお姉ちゃんと一緒がいい攻撃が始まるけど今日は少し羨ましそうにしているだけだ。


「そうね、馬車に乗るのも初めてかしら、気持ち悪くなっても降りられないから頑張ってね」


 この村には日に一回、町に行く馬車と帰る馬車が走る。

 この町で取れた野菜や、作った物を村長さんが運ぶときに、ついでに村の人がのってみんなで、町まで移動する。


「そうね、マリー、茶色のワンピース来ていきましょう。少し寒いといけないから他の服も籠にいれていきなさい」


「いいの! ワンピース着て! 」


 茶色のワンピースを着るときはお祝い事の時だけ、いっつもはお母さんが穴が空いている所に余った布をはった服を着ている。その時余っている布が違うから私の家族は全員凄くカラフルな服を着ている。


 小さい頃は、少し恥ずかしかったけど、今はむしろオシャレだと思うことにしてる。

 だけど茶色のワンピースだけはどこにも穴があいてない。春には服のうでの部分がない、ワンピースは寒いけど、冬の時は私が寒そうにしているとお母さんが決まって、お母さんの上着を掛けてくれて、

「お母さんオシャレしたいからマリー替わりに着てくれる? 薄着の方がオシャレだから」って言う。そしたら私は寒くないのって聞くけど、「オシャレは我慢なのよ」って胸をトンッと叩きながら答えてくれる。

 

 少し寒いけど、オシャレは我慢! 今日の私はオシャレさんなんだから!


 それを見ていたリアが私もかわいいの着たいって言ってたけど、「リアは今も十分かわいいよ、しかも森に行くんだから」っていったらあっさり機嫌をなおした。


 私は髪の毛くるくるの頭ぐにゃぐにゃだからオシャレしないとね。


 そして三人だおうちを出てリアはお父さんの方に私はお母さんと一緒に村長さんのおうちにむかった。 


今日も1日お疲れ様です

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