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妹とお母さん

 まだ主人公のマリーは前世の記憶がありません。

今回はどうにか完結させたい!

 そして感想が一個はほしい!

 今日は11歳の誕生日だった。


 マリーの誕生日だから張り切るぞ! とお父さんは朝から森でごはんをさがしてるみたい。

 お母さんは街に買い物にいくから朝からバタバタしてる。


 私の家を大きなお屋敷のある街からは、遠い場所にあるから行くのも大変、だから私はいったことがないの。


 街の建物はきれいだってお母さんから聞いた。

 街の建物は石がたくさん集まって出来てて屋根は瓦って平らな石で作ってるんだって。


 私のお家は藁って草をたくさん集めて屋根にして、むにょむにょの土で壁を作ったんだって。

 今年は乾燥させた藁が冬のうちにたくさんできたからお父さんが、今年の春は屋根を修繕するって張り切ってたし。


 私の家の屋根は生まれた頃からおんなじで、雨もお外とそんなに変わらずに入ってくる。

 私のおうちの床は土だから雨がふると、ぐちゃぐちゃで冷たい。


 部屋もひとつとお料理場しかないからわがままは言えない。

 でも、そんなときは家族で抱き合って寝るから楽しいの。



「マリー、リア井戸からお水汲んで来てちょうだい」


 お母さんの優しい声に妹とにんまりしながら、声の元に駆け出した。


「お母さんも一緒にいこうよ! リアと二人じゃ重いよぉ」


「お姉ちゃんでしょ、今日はリアとお留守番もあるんだから」


 お母さんに甘えようとしたけど失敗した。

 お母さんはマリーなら大丈夫よ とグーを作って胸をトンッと叩く。お母さんとお父さんの癖だ

 最近は上手にお母さんに甘えられてない。

 昔、妹が生まれたときは嬉しかったけど、今は甘える時間が減ってかなしい。でも今日は特別なんだお誕生日だから何だって我慢できる。


「はぁ~いリアいこう! お水重いから二人で持たないとね」


「まってぇお姉ちゃん! 」

 

 私の妹はホントにかわいい!私の家族はお父さんは黒い髪で、お母さんとリアは白い髪、私は灰色の髪。

 でも、目の色はみんな青色だから、青色は大好き、家族の仲良しの色だから。

 村の子には、髪の毛が、おばあちゃんみたいなんて言われるけど、妹はホントに妖精さんにしかみえない。

 私は確かにおばあちゃんっぽい色だけど……


「お姉ちゃんどうかしたのぉ? 」


 私だけ時間が止まったように動かないのを見て心配したみたいだ。やっぱり妖精さんだからやさしいな。


「私の妹はかわいいなって考えてたの。妖精さんみたいだねって! 」


 頬を赤くして照れて笑っている妹は妖精より天使さんみたいかもしれない。


「やめてよぉ! かわいくないから! 」


 ブンブンと首を振る二つ結びの髪が暴れて白い髪がキラキラしててきれいだ。

 私は自分の顔をあんまり見たことないからリアに似てたら嬉しいな。


 水溜まりに写った顔を見た事をあるけど、顔がぐにゃぐにゃだったから、あんまり可愛くないと思う。ぐにゃぐにゃの顔はきっと私くらいだ。

 お母さんはかがみって高いもので見ると綺麗に顔が見えるよって言ってくれたけど、優しいから慰めてくれただけだとおもう。


「リアは可愛くていいよねぇ、私の顔はぐにゃぐにゃだよ」


「お姉ちゃんぐにゃぐにゃなの?お姉ちゃんはくるくるだよぉ」


 私のはどうやらくるくるみたいだ。ぐにゃぐにゃでくるくるだったらお化けみたいな感じかもしれない


「お姉ちゃん早くいかないとぉ、お母さんおこられちゃうよ」


 水より大事な物が、今はあるから待ってほしい。くるくるを聞き出さないと頭がくるくるして、くるくるくるくるだ。


「リア? 私のくるくるってどこがくるくる?」


 緊張しながら私は聞いた。


「お姉ちゃんの髪はくるくるしててかわいいよ」


 良かった私のくるくるは髪のくるくるだったみたいだ。あとは顔のぐにゃぐにゃをお父さんに確認しないと!


「ありがとうリア! ほらお外といこう! 」


 私のお家の玄関はドアがガタガタで全然空かないから、妹は一緒にドアを開けると、ギィッと、

子犬が一匹通れる位の隙間をするりと妹が抜ける。

 

 「私の通れないよぉ……」


 妹が不思議そうに私を見ていた。





 

 

 こんな妹がほしいです。

昨日実妹が全裸で寝てたときはドン引きした

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