最後の日(レクイエム)
最後の日を前にして、プリンセスは共に歩んできた者の名を呼ぶ。
「ウンディーネさん」
「はい。ここに。」
ウンディーネは慇懃に答え、プリンセスはそれに頷く。
「イフリートくん」
「おう!いるぜ!」
イフリートは大柄に答え、プリンセスはまた頷く。
「シルフちゃん」
「いるよ~ん」
シルフは愛嬌に答え、プリンセスはさらに頷く。
「そして、たかしくん」
「はい!います!」
最後にたかしが返事をすると、プリンセスは破顔した。
「はい!みなさん卒業おめでとうございます!この後は体育館に行って、校長先生から卒業証書をもらいますので、廊下に一列目にならんでくださ~い!」
きらきらネームは木霊する。