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モラトリアム  作者: キョロ
2/7

《0ー1》

書き足し文(分)

2人はTV画面を見ながら朝食を食べていた。

コレも今となっては珍しくない。

週に1回は誰かと食べている。


テレビの中でアナウンサーがVTRの振りをしていた。

カットが変わりナレーションの声と共に映像が流れる。

「コレも声優の仕事なんだよなぁ……」

「アナウンサーがやったりするから、必ず声優ってワケじゃないと思うけどね」

「まぁニュースはね。バラエティーとかさ」

「あぁ…」


あんまりコイツの事掴めてないんだよなぁ…


恵一はご飯を口に運びながら考えていた。


「ねぇ」

「ん?」

「……朝食までご馳走になって言うのもアレなんだけどさ」

「うん」

「何もしてないよね」

「は?」

「だから、私の身体、寝てる時手出したりしてないよね!」


「おまぇ……寝てる時の姿、写真で撮ってやろうか?」

「それはやめて」

「あんなカッコで寝られてても逆に困るし」

「っ、ぐぅ…」


涼子の顔が歪む。

どうやら自覚はあるらしい。


「もういい」

「あっそ、」

「こんなヘタレに度胸なんてないって、最初から分かってるし」

「……結構、ひどくない?」


まぁヘタレだと、自分も思ってるけどさ…

涼子の言葉に多少ヘコみつつ、授業の事を考えていた。


「今日は収録だろ、イケるかなぁ……俺」

「まぁ大丈夫でしょ」

「あのセンコー、俺に対するダメ出しが厳しすぎんだよなぁ」

「あんたって言うか、私達のグループだけどね」

「いや、特にオレじゃない?」

「こないだはね。前、私もコッテリやられたし」

「あぁ、確かに」

「楽しくアフレコしたいよなぁ〜」


恵一は背伸びしながら背後に倒れた。


「他の班はめっちゃ楽しそうにやってるじゃん」

「そうだねー」

「ブースの中、どんな感じなのかなぁ〜」

「一回見てみたいよね」

「だね」


スマホのバイブが鳴る。

「ヤバっ、そろそろ行かなきゃ」

「コレ、どーしたらいい」

涼子は食べ終わった食器を指差す。


「あぁシンクに入れといて」

「りょ」

「先、出てていいよ。着替えてから行くから」

「外で待ってる」

「あぁ…」


涼子はシンクに食器を持って行き、カバンを持って外に出た。

恵一は洗濯済みの服を収納しているケースからテキトーに服を選ぶ。


身だしなみは大事だからなぁ


寝間着を脱いで服を着替える。学校の講師がいつも口うるさく言ってくるのだ。

恵一はワックスで髪を整え、荷物を持って外に出た。


「わりー、待たせた」

「行こ」


今日は1人で寝れるかなぁ。と涼子の隣を歩きながらおもうのであった。


説明を極力減らして、セリフ増やしてみました。

どうですかね。


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