そして檻に囚われる
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~輝side~
朝、紫苑が元気なさげに登校してきた。
だから何か悩んでいるようだから聞いてあげようと思ってた。
教室から屋上に移って話しを聞いていた。
もう、1時間目は終わり、2時間目に入ろうとしている。
意外と長く話してたんだな・・・
「中学2年に上がってから少し経った頃、いじめが始まった」
紫苑の話は予想していた以上にツライ気持になった。
まさか・・・
確かに暗いとか、なんか人を寄せ付けないとは思っていたがいじめられていたからか・・・
いじめによって対人恐怖症になる人は少なくない。
それに親友にも裏切れていたなんて・・・
自分の殻にこもってしまう理由もわかる。
だったら俺は話を聞いて少しでも紫苑の心のおもりを軽くしてやりたい。
いくらでも、聞いてやる!
紫苑がそれで楽になるんなら・・・
~小陰side~
話を静かに聞いてくれている天台君。
話していて楽だ。
だが、話している内容は暗いものだ。
「けれど、そのせいで夜音もいじめを受けていたの」
「助けて、助けて!」
小森さんに夜音はすがりついた。
けれど、小森さんは夜音を見降ろすだけだった。
「何?そんなにつらいの~?小陰をかばったのが悪いんでしょ?自業自得じゃない~!」
ははは~と笑い夜音を見降ろした。
「あっいいこと思いついた~もう、小陰と仲良くしないならいいよ!ね?簡単でしょ?」
夜音はびっくりした顔で私を見た。
しかし、すぐに無表情になった。
やめて、私を捨てないで・・・夜音・・・親友でしょ?
お願い・・・やめて・・・夜音・・・
どんっというにぶい音とともに頬に痛みが走った。
痛みが走ってから私は思った。
ああ・・・
私との縁を切ったんだね・・・
私は捨てられたんだ・・・
1番信じていた人に・・・
「それからも、私のいじめは続いた。もっとひどくなって・・・」
「辛かったんだね」
悲しい顔をして天台君は言った。
そんな顔してほしくない。
しないで・・・お願い・・・
中休みには中庭に呼ばれ、そこにあった噴水に顔を沈められた。
頭は手で押さえられている。
押さえているのは・・・夜音だった。
「笑えるよね。信じていた人にいじめを受けてるって」
その後のいじめにも、夜音は加わった。
最初は無表情だったのに、だんだん笑いながら・・・
本当に嫌だった。
出来るならもう、この記憶は消し去りたい。
「だんだんね。いじめもエスカレートしていった。私が苦しむ姿がもう飽きたのかもしれない」
机の中にヘビやカエル、魚などの死がい、ゴキブリなんかも入れられた。
上には、鳥の死がいや、車に引かれたネコの死がいもあった。
何かわからない血もあった。
そして・・・
私の反応がだんだん薄くなってくるとまた、内容が変わってきた。
お久しぶりです★
いじめの内容考えるのに苦労しました・・・(--;)
やはり、小説を考えるのは難しいです・・・
次回は出来るだけ早く送信したいと思います
それでは、誤字脱字等があれば教えて貰えると幸いです
感想は泣いて喜びます★