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vol.68【職業に貴賎なし 第6話】

「僕はホント周りから見たら『ひねくれジジイ』だったみたいだね。

黒い服つくってる会社の社長なのに、当たり前のように

黒スーツ着てそこら辺歩いてる女子大生に、ムカついてムカついて。


その頃から会社はそのままにして

『なにか面白いことやりたいなあ』って思いながら、

たまたまセンター街の奥の奥歩いてたら、

面白い洋服屋さんいっぱい見つけてね。


でも、たいていそういうお店って外人が店長やってるでしょ? 

さすがに外国人をいきなり雇ったら

『普通のお客さん』が退いちゃうじゃない? 

そしたら『レパブリカ』見つけて

『すごいもん売ってる店だなあ』と思って嗅覚だけで店に入ったら、

いきなり宇崎君と目が合っちゃってさあ

『なにしにきたんだこのジジイ』って目で見られたから、

あわてて名刺出して自己紹介して逃げてきた」


「え! それ僕覚えてます! あれ小澤社長だったんですか?」


「いやいや、あの頃の僕は老けちゃって恥ずかしいから、

若作りのために夜でもサングラスかけてたからね。

『変な人』通り越して『怪しい人』に見えちゃったんだろうね。

名刺出したら自己紹介する前に、宇崎君に名刺破られちゃった。

『怖っ!』と思って逃げたの」


「それ逆ドッキリですよ。大変失礼いたしました!」

「いーのいーの、失礼なのは僕の方だから。

でも『レパブリカ』って面白い店だなあとはその頃から思ってたね。

宇崎君から企画書が届いた時は本当に嬉しかったよ」


「僕も、名刺破っちゃいましたけど『DIY』っていう

社名だけはずっと覚えてました。

で、何年か後に翔と呑みに行ったら、

たまたまミューナと呑んでる麻巳子さんに、あのバカが声かけて」


「あはははは! 翔君はミワさんのことがずっと好きだったのにねえ」

「翔君がミワさんを?」

「ミワさんねえ、結婚しちゃったんだよ」

「え! 誰と?」


「『RITTER』を

『VIVA! VIVA! MASTERPIECE』に変えて、

デビュー当時から世話やいてたプロデューサーなんだって。

彼女達に教えてもらったよ」


「私も『ビバビバ』になって、

結婚してからのミワさん大好きなんですよ~!」


「『RITTER』時代は、浜井さんとミワさんのバンドって

感じだったけど『ビバビバ』で、

ミワさんだけをメインにしたの正解だったよね~!」


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