表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/79

vol.30【あたしはミューナ 第5話】

「ミーティング始めるわよ~」


あたし達三人は、愛店長の元に駆け寄った。

愛店長があたし達に昨日の売り上げと、今日の売上目標を告げた。


「昨日の売り上げは、あたしが三十四万。あゆみが二十八万。

カンナが二十一万。カンナ、ここんとこ調子悪いねえ?」

「申し訳ございません」

「今日の売り上げ目標。あたし四十万。あゆみ三十五万。

カンナも三十五万。ミューナ五十五万」

「え!」

「大丈夫よ。ミューナはウチの広告塔なんだし、

話題性もあるから、初日であゆみもカンナも抜ける。

それに、初仕事であれだけできれば、五十五万なんてすぐよ」


愛店長はそう言って笑った。

忙しい中、あたしの仕事っぷりをちゃんと見ていたのか……。


「もちろん、あゆみもカンナも、初仕事のミューナに

初日でいきなり売り上げを抜かれないように、

二人とも、六十万以上売ってやるつもりで、気合を入れること!」

「はいっ!」

「あ」

「ミューナ、返事!」

「は、はいっ!」


(すごっ! 自衛隊みたいだ、今日は気合い入れなきゃ……)


♪チロリンチロリンチロリ~ン。


いきなり、マルキュー全体に全く気合の入っていないチャイムが鳴り響いた。


「みんないつものように。ミューナ、あれは開店時間三分前の合図よ。

開店から五分間は、あそこに立って手を前に組んで、

お客様が通ったら『いらっしゃいませ』って言ってお辞儀して。

一歩も動いちゃダメだし『いらっしゃいませ』以外の言葉は

決して言わないように。笑顔でヨロシク」

「はいっ!」

「あ、そんなに気合い入れすぎないでいいから。

一日中ピンヒールで立ってるのって結構しんどいし。

64%ぐらいのさじ加減でお願いね」

「64%って……微妙だなあ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ