vol.28【あたしはミューナ 第3話】
初出勤の日、あたしはあらかじめ会社から支給されていた
「DIY」の服に身を包み、マルキューの社員通用口から店内に入った。
すでに「高木みうな」ではなく「MYU―NA」という
販売員用バッジができていた。
それを左胸につけて店舗があるフロアに向かう。
異動前に紹介されていた愛店長(二十一歳)
あゆみ販売員(二十歳)カンナ販売員(二十歳)が先に出勤していた。
あたしの初出勤に合わせてか、先日取り直した広告写真が
店の一番目立つところに飾られていた。
このときの衣装は「レパブリカ」のショッキングピンクの
ブラジャーとパンティに「DIY」の黒のスケスケキャミソールにサンダル。
いかにも
「これからセックスするところで、男に脱がされている真っ最中」
というイメージの写真である。
直接は見えないが、その時支給されたショッキングピンクの
ブラジャーとパンティをこの日、あたしは身につけていた。
「つけてこい、アレ」という会社側の命令で。
ブラジャーもパンティも、キングLサイズから
普通のLサイズを身につけられるぐらいにまで、
あたしは痩せていた。もっと詳しく言うなら、
ブラのカップはアンダー80のDだ。




