表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/188

#25.ゴールデンウィークがやって来た

 

 記念配信から早くも一週間が経過し、壁にかけてあるカレンダーも満開の桜から鯉のぼりにすっかり変わってしまった。


 撮れ高てんこ盛りのあの記念配信は当然のごとく話題を呼び、その後数日は登録者激増&ネットニュースにも取り上げられた。"四強"の影響力は伊達じゃない、と言ったところだろうか……


 そしてさらに何を隠そう、今は──


 ゴールデンウィークの真っ最中である!!!


 ゴールデンウィーク。4月末から5月上旬にかけて設定されている大型連休である。

 元々は映画会社が"休みの日は映画館に行こう!"という集客目的で命名したものだが(諸説あり)、それが今や映画館に限らず旅行やレジャー施設、様々な店舗や地域に多くの人が集まるウィークとなり、経営側はとても無視出来ないビッグチャンスと化している。


 そして、それは配信者も同じこと。

 夏休み、年末年始、そしてゴールデンウィーク!

 この三大休暇では動画や配信を見に来る人もいつもと比べ圧倒的に多く、この時期は配信者にとってもホットでビッグなチャンスなのである。


 こんな大切な時期に遊び呆ける配信者など配信者にあらず。大型企画を連発して人気VTuberへの道を駆け上がるべき……なのだが……


 シャアアア ワシャ ワシャ


「かゆいところはありませんかー?」


 私は今、美容室に来ている。


 いやこれには深い訳が……あるわけでもないのだが。以前の記念配信に必死で正直ゴールデンウィークのことをすっかり忘れていて、なんにもネタがないのだ。


 一応配信の頻度はいつもより高くしているのだが……今の所どうしても平凡な回になってしまっている。


 コメント

 :最近あられって面白くねえよな〜

 :ネタ切れかー?

 :おい! ○○って子がすっげー面白いことしてるぜ!

 :ま!?

 :マジか!

 :もうあられなんか捨ててそっち行こーぜー

 :さんせーい おつあられーwww

 :おつあられーw

 :おつーwww


 うぐあぁあ……妄想の中のコメント達が私の精神を蝕んでいくぅ……


「……? すみません、痛かったですか?」


「い、いえ! 気持ちよかったです!」


 私は無意識に歪んでしまった顔を即座に元に戻すと、頭にタオルを巻いてもらい、席へ案内される。


 少し待っていると、見慣れた美容師さんがやって来た。

 水色に染まったショートボブ、綺麗めなファッションで決めるオシャレな彼女には、中学生の頃から髪を切ってもらっている。


「どんな感じにしますかー? いつもみたいに軽く梳いて整える感じでいいですかー?」


「はい、それでお願いします」


 私は手元のスマホに目を移すと、動画サイトで『鬼透 きうい』と検索する。

 すると、一番上に『《LIVE中》【GW企画】ライバースマ○オカート大会!!!勝つぞお前らあああぁぁぁぁぁ!!!!!』の配信が表示される。


 やはり企業ってのはこういう大型企画をやりやすいのがずるい。大会以外でも複数人コラボで『○○企画』なんて名前を付ければ一件落着。

 今の私みたいにネタ切れで悩むなんてこともないのだろう……やっぱりライバース入ろうかな?


 ぱっと鏡の方に目を移すと、私のスマホを見つめる美容師さんがモジモジしながら口を開こうとする姿が見えた。


「あの……もしかしてブイチューバー好きなんですか?」


「んいっ!?」


 ……ま、まずいっ!!!


 現在の登録者数:160,589人(26,561人up⤴︎︎︎)


***

第二十五話読了ありがとうございます!


・面白いっっっ!!

・はやく続き読みてぇぇぇ!!


と感じましたら、良ければブックマーク登録、感想、評価★★★★★よろしくお願いします!!

面白くなければ、★☆☆☆☆でも構いません!!


また、特にお気に入りのエピソードに《いいね》して頂けると、分析時や今後の方針を決める時にとても助かります!!


あなたの意見を聞かせてください!お願いします!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ