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#162.甘姫 あられは(名ばかり)リーダーになる

 

「そういうことなら協力したいけれど……さっきも言った通り、私だけじゃなく会社全体がこれから海外進出にむけて忙しくなってくるわ……」


「はい、なので私が主に事務作業などを取り行おうかなって……」


「いくらあられさんでもそれは少し……学校もあるでしょうし、流石に過労で倒れるパターンよ?」


 うむ……それは一理ある。


 いくら日本一位の天才である私だって、人間だ。時間は限られている。

 勉学においては何ら問題ないのだが、ある程度の日数学校に出席しなければいけないのがキツい。そうなると、ラナンキュラスとの連絡や作業は全てオンライン上になり、残った時間で配信を……まあ正直出来ないことはないのだが、それなりに疲れそうだ。


 それに、このままではルナが許諾を出してくれそうにないし、どうするべきか……あっ!


「なら……あの子を召喚しましょう!」


 いたではないか!!

 個人勢VTuberで私と絡みがあり、私の次くらいには頭が回って、更には(かつて私を引退寸前まで追い詰めたことによる罪悪感で)私のお願いに当分逆らえない格好の存在が!!!





「──というわけで、ざえちゃんが仲間になりましたぁー!!!」


「わーいわーい」


「なにそのぼうよみーっ!!」


 コメント

 :ざえちゃ!!

 :ざえちゃんきたぁ!!!

 :まるでヒーロー

 :これ程安心出来る存在はいない

 :助けてザエエモーン!!!

 :って泣きついたわけか

 :ざえちゃん、ちょっとは仕事選ばないと……

 :2人とも仲良くなったなぁシミジミ

 :( '-' )<ワーイワーイ


 ざえには私の事務所に所属してもらい、かつ事務作業も手伝ってもらうことになっている。

 私一人でも仕事をこなすことは可能だろうが、やはり忙しさとパフォーマンスはある程度のところで反比例する節がある。


 そんな状況で彼女という助っ人は大いに助かる存在であり、とても心強い。とはいえ、ざえに手伝ってもらおうと思い至って連絡してから僅か数分で"了"の1文字が送られてきた時は、流石に判断が早すぎやしないかと驚いたものだが……


「じむしょはあられがリーダーでぇ、ざえちゃんが副リーダーってことになってまぁす! ざえくん、これからキミはあられのぶぉうくrあ(部下)だよぉ、よろしくねぇ〜」


「株式会社ラナンキュラスさんに全面サポートしてもらって、ライバースの弟事務所のような感じで設立する予定です。まだ未定の部分も多くあるので、決定次第皆さんにお知らせしていきたいと思います」


「えぇ!? フル無視!?」


 コメント

 :草草草

 :調子にのるあられVS有能ざえちゃん

 :草

 :親と子みたいな会話だなw

 :しっかりやりな〜あられリーダー

 :なお、難しいことはざえちゃんが全部引き受ける模様www

 :名ばかりリーダーじゃねぇかwww

 :草

 :草

 :あられちゃんらしいよ……


 ちなみに、こうしてざえが業務を全て担当すると説明することで、甘姫 あられ(ポンコツ)が事務所設立……?という解釈不一致を起こさないようにしている。


 本当はざえの数倍働くというのに……何だか報われない気分である……


 まぁ何はともあれ、これで"事務所設立"という大きな一歩を、無事踏み出すことが出来たという訳だ!!!


 現在の登録者数:552,092(13人up⤴︎︎︎)


***

第百六十二話読了ありがとうございます!


・面白いっっっ!!

・はやく続き読みてぇぇぇ!!


と感じましたら、良ければブックマーク登録、感想、評価★★★★★よろしくお願いします!!

面白くなければ、★☆☆☆☆でも構いません!!


また、特にお気に入りのエピソードに《いいね》して頂けると、分析時や今後の方針を決める時にとても助かります!!


あなたの意見を聞かせてください!お願いします!!

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