第33話:戦いを終えて・・・
あの激しい戦いから数日が過ぎていた。
学校内では、いつもの通りに過ごしていた霞達がいた。
しかし、あの戦いの翌日はさすがにダメージが残っていたのか辛そうにしていた霞達。
〜あの戦いの直後〜
「戻ってきた…」
そう告げるフラウリリー。
と、すぐに変身が解けフラウフェアリーと分かれてしまった霞達。
「リオン、大丈夫?」
自分のパートナーフェアリーを心配する璃花。
「私は大丈夫です。それより…」
リオンがそう言うと
「そうだな…今回ばかりは俺達にもダメージが残ってる…とはいえ一番ダメージがあるのはコスモ達だけどな」
そう言う湊。
「とりあえずは解散でいいだろ…ローズ達や俺達も身体を休めないと…この人数で学校を休むのも問題だからな」
そう告げる慎二。
「そうですね…私もレットが心配ですし」
そう言う恵美。
「とりあえず数日はゆっくりしていたいな…話を聞くのはその後でも問題ないよな。霞」
そう聞く潤。
「うん…それでいい?リリス」
「霞達がそれでいいなら」
そう答えるリリス。
そして、戦いを終えた霞達はそれぞれの自宅へと戻っていった。
〜現在〜
「約束…今日の放課後だったよね」
潤や璃花に確かめる霞。
「あぁ、先輩達には湊と澄香が知らせたみたいだし大丈夫だろ」
そう告げる潤。
「リオンたち、今日はみんな留守番してるって言ってたけど…やっぱり話しづらいのかな」
そう考える璃花。
「今、そう言うことを考えても仕方ないだろ?」
そう言って霞達のところにやってきた湊。
「湊君」
「俺達だって話を聞く覚悟はある。だけど、話すかどうかはコスモ達が決めることだろ。ここまで関わっておいて話を聞けなかったらそれはそれで残念だけど…どうなっても俺達は受け入れる」
そう言う湊。
「そうだね霞ちゃん」
「あっ、澄香ちゃん。澄香ちゃんも身体大丈夫?」
そう聞いた霞。
「うん、疲れている身体でイリスが頑張ってくれたから…私霞ちゃんたちより身体弱いし…」
そう言う澄香。
「とりあえず午後の授業が終わったらその時ね…」
「集合場所は屋上…」
そして、昼休みも終わりに近付き霞達はそれぞれの席に戻っていった。
「リリス…戦いは終わったけど…これからどうするのかな…」
そんな事を呟いていた霞なのであった。