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第32話:光と闇・最後の戦い(3)

両者強大なるエネルギーを放ち、その攻撃は二人の中央でぶつかり合った。


「霞ちゃん…」


力を使い果たし、倒れそうになりながらもこの戦いを見守るため頑張っているフラウイリス。


「みんなの思いを無駄に…出来ない…」


そう言い力を更に込めるフラウリリー。


「確かにお前達の力は流石だったよ…それに君達も君達の世界じゃこれほどの闘いは出来なかっただろうしね…自分の世界が壊れては意味がないからね」


そう告げるディオグ。


「どう言う…意味…」


そう言うフラウリリー。


「だが、本当に全力を出せたとしてもお前達はここで終わりなのだよ」


と、今度はディオグがその力を強め始めた。


「嘘…」


「まだ私は本気を出してませんよ…これこそが真の本気です」


そう告げるディオグ。


徐々に押されていくフラウリリー。


『霞!』


「負けられないよ…ここで負けたら…みんなが…」


そう言うフラウリリー。


「関係ないだろ…勝ったとしても他のメンバーはもう役立たずだ…ここから出ることは出来ない」


そう告げるディオグ。


「うぅっ…」


「負け…ないで…霞…」


そう言うフラウイリス。


「リリス…私…」


と、その時フラウリリーがポケットにしまっていたあの桃色の宝石が突如としてフラウリリーの前に浮かんできたのだった。


「えっ、何…」


驚いているフラウリリー。


『あれってさっきの…』


「何だあれは…しかし、そんなはずは…」


ディオグもこれには驚いていた。


「何故この世界に八つ目の宝石が存在する…お前達は七人しかこの世界に来ていないはず…なのに…」


「リリス…これって…」


『わからない…でも、この桃色の宝石が勝利の鍵を握っているのなら…』


「うん…私迷わないよ」


そうフラウリリーが言い放った時、桃の宝石は眩しい光を解き放つのであった。

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