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第28話:ダークフェアリー最後の戦い(3)

「!?」


それを見て驚くフラウロゼリア。


爆発と共に弾き飛ばされるフラウイリス。


「澄香!」


そう叫び飛ばされたフラウイリスの元に飛ぶフラウロゼリア。


「えっ、澄香…ちゃん」


フラウロゼリアの言葉に驚くフラウリリー。


そして、地面に叩きつけられそうになったフラウイリスを間一髪キャッチしたフラウロゼリア。


そして、フラウロゼリアの腕の中でフラウイリスの変身が解けたのであった。


「璃花…あれ」


驚いているフラウサニー。


「うん、澄香…だよね」


「湊君…あの子…私も知ってる」


そう言うフラウヴィオラ。


「学年違うのに知ってるのか?」


「図書館で…何度か見かけたことがあるの」


「しっかりしろ!澄香」


気絶しているのか動かない澄香。


と、二人の元に集合するフラウリリー達。


「澄香ちゃん…」


心配するフラウリリー。


「今わかりました。貴方は白石澄香さんのお兄さん、白石慎二先輩ですね」


そう告げたフラウヴィオラ。


「…そうだ…俺は澄香の兄…それがどうした」


「恵美が先輩って呼ぶってことは…こいつ三年生か」


そう言うフラウインフィ。


「んっ…」


と、ゆっくり目を開く澄香。


「澄香ちゃん!」


すると、いきなり澄香の手を握るフラウリリー。


「えっ、えっ…」


いきなりの事に戸惑っている澄香。


「そう言うお前達こそ…」


フラウロゼリアがそう言うと


「安心して良いわよ。私達…フラウヴィオラは違うけど澄香のクラスメートよ」


そう言うフラウディオン。


「えっ…」


「私達も自分の事教えなくてごめんね…私、霞だよ」


「霞…ちゃん」


じっとフラウリリーを見る澄香。


「うん…ゴメンね」


と、澄香を抱きしめるフラウリリー。


「いい感じの所悪いが…そろそろ終わらせたいと思うのだが」


そう言うブラッド。


「ブラッド…ディオグ…」


敵をにらみつけるフラウロゼリア。


「大丈夫だよ、お兄ちゃん。それにね…ブラッドを倒す方法を敵が教えてくれたから」


「えっ」


澄香の言葉に驚くフラウリリー。


「まだ戦うのね、澄香」


と、澄香の肩に乗るアイリ。


「うん、ジョイントフェアリー」


ダメージがあるものの立ち上がった澄香は、再びフラウイリスへ変身した。


「ゴメンね、アイリ。ダメージ、ほとんど受けてもらって」


『私は平気。だから思い切り戦って…仲間と共に』


そう言うアイリ。


『私達も…頑張りましょう。霞』


「うんっ」


元気で笑顔を見せるフラウリリー。


「みんな…お兄ちゃん…私に作戦があります」


フラウイリスは自分の考えた作戦をメンバーに伝えた。


「本当に可能か?澄香」


そう言うフラウロゼリア。


「うん、お兄ちゃん。でも、ちょっと自信ないけど…本当に私の技が私の心の強弱に影響するとしたら…こういう使い方も出来るかなって…だから」


「わかった、みんな行こう」


と、前に出るフラウリリー。


そして、フラウサニー達も前に出て並んだ。


「何をするつもりだ?」


「こうします。ホーピッシュクリス・ユニゾン!」


と、フラウリリーに向けて力を放ったフラウイリス。


「何これ…本当に力が溢れてくる…澄香ちゃんの強い思いと一緒に…」


「次は俺達の仕事だ。相手に休む間を与えずに攻撃だ」


そう言い一人飛び出すフラウロゼリア。


「おい、待ちやがれ!」


それに続くフラウサニー達。


「どれだけ攻めてこようともお前達の技は通じない」


そして、始まるブラッドとフラウサニー達の戦い。


「澄香ちゃん。私は最後の一撃だよね」


「はい、今の霞ちゃんは私の力が加わってます。だから、勝てます」


そう言うフラウイリス。


そして、ブラッドはフラウサニー達の攻撃を全て防ぎ無傷でいた。


「今だ!霞!」


「最後の攻撃よ、霞」


そう言うフラウサニーとフラウディオン。


「行くよ!ユニゾン・セイントフライヤー!」


フラウイリスのエネルギーを加えたセイントフライヤーを放つフラウリリー。


「ダークフライヤー!」


同じ技を放つブラッド。


だが、一瞬均衡していた両者のエネルギーだったがすぐにフラウリリーの技がブラッドの技を砕いて進んでいった。


「何だと…」


「私と澄香ちゃんの力の融合…貴方には負けません」


そして、力を増した聖なるエネルギーはそのままブラッドを貫いていったのだった。

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