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第21話:接触(3)

そんな中、気配を頼りにダークフェアリーを追っていた霞達。


「気配が強くなってる・・・この辺りにいるな」


そう告げたサナー。


と、その時何処からか氷の粒が霞達めがけて飛んできたのだった。


「霞っ」


とっさにフラウフェアリーの力を発動させて、氷の粒を防いだリリス。


「ありがとうリリス」


「さてと・・出てきたらどうだ?ダークフェアリー」


この周辺に向けて言うサナー。


「・・・」


無言で姿を現したダークフェアリー達。


「リオン、ここでこいつ等との決着つけるわよ!」


意気込む璃花。


「ジョイントフェアリー×3」


同時にそう叫んだ霞・潤・璃花の三人。


「こちらも本気で行くぞ」


そう仲間に告げるガロン。


そして、この戦いの始まりを離れた場所からしっかりと見ていた湊。


「いよいよか・・」


そう呟く湊。


と、湊の元にコスモとフラウヴィオラがやってきたのであった。


「来たか・・コスモ・・・それと・・恵美さん」


湊の前に降り立つコスモとフラウヴィオラ。


「湊君も・・・こんな変身・・」


「見たいなら見せてあげますよ、コスモ」


「はい・・・」


湊の側によるコスモ。


「ジョイントフェアリー!!」


その言葉と共に、湊とコスモはフラウインフィに変身したのだった。


「湊君・・貴方を攻撃したら私はどうしたら・・・いいの?」


尋ねるフラウヴィオラ。


「俺を攻撃したら戦場に出てくればいい・・後は俺が直接指示する」


そう説明したフラウインフィ。


『湊、向こうで戦いが・・・』


そう伝えるコスモ。


「では、作戦通りに・・」


そう言うとこの場を離れたフラウインフィ。


「・・・レット・・湊君が言ってたポイントを教えて」


呟くように話しかけるフラウヴィオラ。


『恵美、本当にいいんだな』


静かに聞くレット。


「私は・・・私の知らない間に私が誰かを傷つけるのは嫌・・だから・・・」


俯きながらそう告げたフラウヴィオラなのであった。


そんな中、ダークフェアリーと戦っていたフラウリリー達。


「今日もしつこいわね」


そう告げたフラウディオン。


(あの人・・来てくれないかな・・・そうすれば・・)


そう思っていたフラウリリー。


と、次の瞬間


「グラビティハデス!!」


その声と共に空中から攻撃が飛んできて、フラウリリー達とダークフェアリーの間を通過していった。


「何だ!?」


驚くフラウサニー。


「今の攻撃は・・・」


辺りを見るガロン。


(もしかして・・)


みんなが驚く中、フラウリリーだけはそれが何かわかっていた。


「よぅ・・・」


そう告げながら姿を現したフラウインフィ。


「フラウインフィ・・」


「霞?知ってるの?」


そう尋ねるフラウディオン。


「えっ、うん・・・」


「あいつ、また現れたのか」


そう言うヒヤシ。


「どうするの?ガロン」


そう聞くザレア。


「まぁ、あまり騒ぐなよな・・これから面白いことが起きるからな」


そう静かに告げたフラウインフィであった。


「さてと・・」


辺りを見渡すフラウインフィ。


「この野郎!!」


と、いきなり腕に氷をまとわしてヒヤシがフラウインフィに突っ込んでいった。


「よせヒヤシ!一人では無理だ!」


そう叫んだガロン。


「全く・・せっかちだな」


と、ヒヤシを弾き飛ばすフラウインフィ。


「クソッ・・」


「落ち着きなさい・・ヒヤシ」


そう言うザレア。


と、フラウリリーがフラウインフィに寄ってきた。


「来てくれたんだね」


笑顔を見せるフラウリリー。


「あぁ・・・それよりあのペンダントずっとつけてるよな」


フラウインフィがそう言うと


「うん、ちゃんとつけてるよ」


そう答えるフラウリリー。


「・・・・・・」


そんな二人のやりとりをみていたフラウサニー。


「どうしたの?霞が見知らぬ誰かと知り合いで妬いてるの?」


そう言うフラウディオン。


「何か知らないけどさ・・あいつから・・・」


自分でもよくわからない何かを感じていたフラウサニー。


「あの・・フラウインフィ・・・」


フラウリリーがそう言うと


「これからショータイムが始まる・・その主役は・・・君だよ・・フラウリリー・・・いや・・水城霞・・・そしてリリス」


「えっ・・」


『!?』


フラウインフィの発言に驚くフラウリリーとリリス。


「それじゃ・・・ショーのスタートだ」


そう言いフラウインフィが何かのスイッチを押した。


その瞬間フラウリリーが身につけていたペンダントが輝きだしたのだった。


「なに・・・」


そして、その光は球体となりフラウリリーを包み込み閉じこめたのであった。

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