第11話:新学期の始まり
「〜〜〜」
「大丈夫か?璃花」
一応心配している潤。
「結局最終日までかかっちゃったし・・眠いし・・・」
新学期早々、お疲れモードの璃花。
「霞はどうだったんだ?」
尋ねる潤。
「お姉ちゃんはマイペースにやってスムーズに終わらせてたよ」
そう説明する彼方。
「あっ、もう小学校近くだね」
そういう霞。
「それじゃ学校終わったら」
「うん、彼方」
途中で彼方と別れて、自分達の学校へ向かう霞達。
「そういえば・・」
潤が何か言おうとすると
「リオン達でしょ。今日は午前中だけだからって家で待機してるわよ」
そういう璃花。
「リリスもだよ」
「まぁ、あいつらもそう何度も人が沢山いるところで騒動起こさないだろうからな」
そう考える潤。
そして、そのあいつらは・・・着々と次の作戦に向けての準備を始めていたのだった。
ここは、特殊な空間世界。
『なかなか成功しないようだな・・・』
「申し訳ありません、ディオグ様・・」
そう告げるガロン。
『そろそろ成果を見せなければ・・・お前達も役立たずで終わるかもしれぬな・・』
その言葉に動揺を隠せないヒヤシ達。
「次の作戦は既に考えてあります・・・かなり大胆な作戦ではありますが・・」
そうディオグに伝えるガロン。
『吉報を待っている』
そう告げたディオグだった。
そして、現実世界に戻って来たダークフェアリーの四人。
「いよいよ・・・やばいんじゃないのか」
そういうキキ。
「ガロン・・作戦は考えてあるとかいってたな」
「大胆な作戦とは何なのだ?」
尋ねるザレア。
「移動しながら説明する」
そういい移動し始めたガロン。
果たしてダークフェアリーが考えた作戦とはなんなのであろうか。