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第8話:真夏のイベント1・海(1)

「ってな訳で海へ行こう!」


「はい?」


そんな会話を電話でしていた霞と璃花。


「いきなりどうしたの?」


とりあえず聞いてみる霞。


「だって夏といえば海じゃない!」


電話で聞いていて璃花がハイテンションなのに気付いていた霞。


「私達三人で行くの?」


「美奈と詠二も誘うよ。友達なんだし」


そして、そんな電話の後の翌日。


「また勝手な・・・」


そう呟いたのはサナーだった。


「いーじゃない、せっかくの夏休みなんだし」


と、再びサナーが


「俺達はダークフェアリー達との戦いがある・・人が多い所に行ったって・・・」


「でも、ずっと家にいるのも可哀相だしね」


そういうリリス。


「私も楽しい方がいいです♪」


リオンもそう告げた。


「今朝の詠二からの電話の意味はこれか・・」


少々呆れながら言う潤。


「と、いうわけで海行きけってーい!!」


気合を入れてそう宣言した璃花なのであった。


璃花のほぼ独断的な行動で、海へ行くことになった霞達。


「でもよかったね。彼方もいけるし」


「でもよかったのかな・・・お姉ちゃんの友達だけでの・・」


彼方がそういうと


「璃花ちゃんも詠二君も了承したから大丈夫」


そんなわけで彼方も海へと行くことになった。


そして、海行きの日。


メンバーは駅に集合していた。


「よくすぐに準備できるな・・・詠二」


「まぁね」


一言告げる詠二。


「遅くなってごめん・・・」


最後に到着した霞と彼方。


「これで揃ったわね、じゃ出発!」


璃花を先頭に電車に乗り込んでいくメンバー。


しばらく電車に乗っていると、海が見え始めていた。


「綺麗ですね」


そういう美奈。


そして、海に一番近い駅に降りるメンバー。


「海が近いと香りも変わるんだね」


「そうだねお姉ちゃん」


「僕の父さんが準備してくれた宿泊施設に行こう」


「詠二君って凄いんだね・・」


改めてそう思う霞だった。


「まずは向かいましょ。明日もあるんだし、ゆっくり楽しみましょ」


早くもウキウキ気分で宿泊施設に向かう璃花達であった。


「そっちが霞ちゃん達女子の部屋、こっちが僕たちの部屋だ」


とりあえず部屋に入り、荷物を置く霞達。


「エアコンが効いてて気持ちいい」


笑顔でいう璃花。


「そうだね」


同意見の霞・美奈。


「璃花ちゃん、今日は泳ぐの?」


「お昼から泳ごうか」


「そうね」


了承する美奈。


そしてこちらは男子チーム。


「君とはあまり面識はないけど・・君が霞ちゃんの・・・」


「はい、水城彼方です」


「で、俺達は霞達に合わせるんだろ」


潤がそういうと


「潤の場合は霞ちゃんだけに合わせればいいんじゃないかな」


「お前な・・」


呆れる潤。


と、その時ドアがノックされたのだった。


「潤!そろそろお昼でしょ」


「ならここの食堂に行こうか」


詠二の意見にのり、メンバーは食堂へと向かった。


みんなで楽しく食事をしている中で・・・やはりこんな所にも例の敵はやってきていたのだった。


「全く情けないやつだな・・・」


そう呟いているのは、前々回の戦いのダメージが完治して戦線に復帰した氷のダークフェアリー・ヒヤシだった。


「仕方あるまい・・フィールドの相性問題だ」


そう告げる地のダークフェアリー・ガロン。


「だがヒヤシがいることでこのフィールドでは上手く戦えそうね」


何やら作戦を持っている口調な風のダークフェアリー・ザレア。


今回の戦いに参加していない火のダークフェアリー・キキ。


「海で水が多いから力になれないなんてな・・・」


呆れているヒヤシ。


「だが作戦次第で今の我等でも勝てる可能性はある・・そうだろうザレア」


尋ねるガロン。


「えぇ・・・後は時を待つだけよ」


そういうザレアであった。


そしてこちらは女子チームの部屋。


昼食も終え、さっそく準備していたのだった。


「明日のお昼は海の家で食べようね」


早くも明日のことを考えていた璃花。


「じゃあ明日は朝から泳ぐんだね」


さすがの霞も璃花のハイテンションには、ついていけそうにないなと感じていた。


「おーい」


廊下の方から潤の声が聞こえてきた。


「霞、美奈準備いい?」


「うん」


「大丈夫」


同時に答えた二人。


そしてまちにまった海へとメンバーは向かうのであった。


「さて、海へきたからには泳ぐわけだけど・・・その前に何するか・・霞」


「えっ、えっと・・・準備運動・・かな」


答える霞。


「その通りよっていうわけで・・・」


璃花指揮のもと準備運動を始める霞達。


「璃花のやつ・・張り切ってるな」


そう感じている潤。


「璃花ちゃんは身体動かすの好きですから」


そう告げる美奈。


そして、そんな様子を霞達が確保した陣地内のパラソルの下で見ていたリリス・サナー・リオンの三人の妖精達。


「一応私たちも海は大丈夫何だけどね・・・」


「砂浜で遊ぶのも楽しいですよ」


こちらはこちらで楽しく時を過ごしていた。


準備運動も終わり、早速海へと入るメンバー。


「夕方まで楽しむわよ」


と、ハイテンションで意気込んでいる璃花。


「・・・・・」


そんなメンバーに合わせて行動している霞の弟・彼方。


「ザレア、ヒヤシ」


二人に声をかけるガロン。


「やっと外に出てきやがったか、待ちくたびれたぜ」


「だがガロン・・・ここには宝石を持つ人間以外にも沢山人間はいる・・巻き込まずにどうやる?」


尋ねるザレア。


「この周辺の地形は見てきた・・・うまく私がおびきだす」


「ザレア、俺達は奴等を倒す係だぜ」


「そうね・・」


そして、ダークフェアリー達も動き出していくのであった。

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