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第6話:恋心と愛情慈愛の戦士(4)

「出てきたな・・フラウサニー!」


「お前は炎の・・・」


フラウサニーがそういうと


「あぁ、キキだよ・・覚えていてくれて嬉しいぜ・・・あの時の借りを返せるからな」


「!?」


『来るぞ』


そう伝えるサナー。


「これは挨拶がわりだ、ファイヤーボール」


と、キキは炎の力を凝縮させた珠を放った。


「サンシャインバースト」


必殺技で相殺させるフラウサニー。


「物質化か・・」


「これは初期の段階だけどな。あの時のお前の物質化した盾には負けるけどな」


と、そこに合流するフラウリリー。


「ゴメンネ、遅くなって」


「気にするなって、霞」


「うん・・・」


『・・・・・』


無言のリリス。


「こっちだってな・・」


すると、キキの後ろにザレアとガロンが現れたのだった。


「今日こそ勝たせてもらう」


そう告げるガロン。


そして、フラウソルジャーとダークフェアリーの戦いが始まっていくのであった。


「ザレア、キキ・・作戦通りにいくぞ」


「了解している」


「おぅ」


と、ガロンはフラウリリーに向かった。


「俺の相手はお前達か・・・」


「一ついっておく、今までの私達ではない」


そう告げるザレア。


「ダークフェアリーの力・・見せてやるよ」


「やれるものならやってみやがれ」


意気込むフラウサニー。


『油断はするなよ・・・まだお前の物質化は・・』


サナーがそういうと


「心配いらないぜ・・・俺は負けないからよ」


自信持って告げるフラウサニーであった。


その頃、自宅を飛び出した璃花はあてもなく歩き街の中心にある川原に来ていた。


「璃花さ〜ん」


璃花を追い掛けてきたリオン。


「・・ついてきたんだ・・・」


「だって私は・・愛情の戦士のパートナーですから」


そういうリオン。


「私じゃダメだよリオン・・・力になれない」


「ほえ?」


不思議そうな表情を見せるリオン。


「あの二人が仲良くやってるのを見て出てきた気持ち・・嫉妬だったのよ・・・自分の気持ち伝える勇気もなかったのに・・結局・・・」


「璃花さんしかいないです・・赤い宝石の持ち主は・・・」


と、宝石を取り出した璃花。


「私は誰も愛しちゃ・・」


「璃花さん・・・貴方は強い女の子です・・仲間を支えることが出来るほど・・・愛情はただ好きの感情だけじゃないですよ」


そう強く璃花に伝えていくリオン。


「くそっ・・・」


珍しく苦戦しているフラウサニー。


『だから油断するなと言ったんだ』


そう告げるサナー。


「いい感じだなザレア」


「属性のおかげよ」


そういうザレア。


「キキの炎をザレアの風が強くしてやがる」


そしてこちらはフラウリリーとガロンの戦い。


「今回はやけに消極的だな」


「そんな事・・・」


そういうフラウリリーに向かっていくガロン。


「セイントフライヤー!」


とっさに攻撃するフラウリリー。


だが、ガロンは岩の防御で受け止めてしまったのだった。


「以前と比べて弱くなったな・・」


そのままセイントフライヤーをうち消したガロン。


「そんな・・・」


『やっぱり霞は・・』


「だったら・・・」


と、フラウリリーは両手を合わせエネルギーを集中させた。


「来い・・」


「フラウバスター」


全力で放たれたフラウバスター。


だが、リリスは気付いていた。


『ダメ霞!』


「えっ・・・」


と、放っていたフラウバスターのエネルギーが不安定になりだしたのだった。


「!?」


この状況に驚くガロン。

そして、突然エネルギーが暴走したようになりフラウリリーは弾き飛ばされたのだった。


「霞」


『霞!』


そして残されたエネルギーは、制御されないまま直下へ落下していったのだった。


「あっ!?」


誰もが最悪の事態を考えてしまった。


だが、一番早く動いたのはガロンだった。


「ガロン!何を!」


叫ぶキキ。


と、ガロンは大地の力を身に纏いフラウバスターのエネルギーを受け止めたのだった。


「・・・」


この状況に驚き無言のフラウリリー。


「ぐっ・・ストーンブラスター!!」


ゼロ距離からフラウバスターを弾き返したガロン。


『貴方・・・何で』


尋ねるリリス。


「まわりに被害は出さない・・騒ぎにはしたくないからな」


そう告げたガロン。


そして、フラウリリーを見た。


「戦う意思は・・・ないのか?フラウリリー」


「私は・・」


ただでさえ心が不安定な所に、その影響による技の暴発。


それが、霞の行動を封じていた。


「戦う意思がなければ変身を解除させ宝石を頂く」


そういい放ち、フラウリリーに近付くガロン。


「霞!」


助けにいこうとするフラウサニーだが、ザレアとキキに阻まれていた。


「お前達もここで終わりだよ」


そう告げるキキ。


今までにないピンチのフラウソルジャー達。


果たして、この状況を突破することが出来るのであろうか。



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