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No.13物語  作者: No.13
1小さな箱
1/1

1小さな箱から

1小さな箱



箱を見つめる

者がいた

この世界での物語は

ここから始まる

小さな箱とは

今 貴方が見ている箱それである

なぜここに居るのか

彼には

わからなかった

無性に

寂しく悲しかった

彼は

あてもなく歩きだした





2近寄らない気配


あてもなく歩く彼

足取りは重く

手がかりもない

自分が

何をするのか

何者なのか

何かの気配はするが

それ以上ではない

それ以上というのは

その気配に近よれば

近よる分だけ遠ざかる

一定の距離で

気配はする

最初から

その正体を知ろうとも思わなかった

なぜなら向こうも

明かそうとしていないのが

わかっていたから

どれだけ歩いたか

わからなかった

疲れては眠り

朝が来ては歩き

何日も何日もそれを繰り返した

近寄らない気配と一緒に




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