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『能力値に絶対の信頼をおく私の戦い』  作者: サイト
プロローグ
4/6

コツコツ無心でひたむきに

「おばあちゃん、わたしにスキンの作り方教えてぇ」


「藪から棒に。なんだい急に」


縁側でお茶飲んでくつろいでるところを見つけたからさっそくアタックです。

そういうけどね、貰ったスキン使ったけどうちには手に余るのですよ。

それならばうち好みに好きに弄ってみたくなるでしょう?

そういえばお腹すかないけど飲み食いできるんだね。うちら


「落ち着きのない子だねぇ。もっとのんびり構えておかないと生き疲れちゃうよ」


生き疲れちゃうってそんな、あたしそこまで急いでないんだけどなぁ。

それとも機甲にとったら寿命がないからものすごく長い間生きてるのかな?

あれ、でも前年齢口にしてたけど、動物みたいな人間では、だったのかな。


「これ、へんなこと考えとらんでこっちにきらっせぇ。久々にかわいらしい弟子を育てられそうじゃないか」


え、いいのか。

てっきり簡単には教えてもらえないものと思ってたよ。


「なにを言っておるんじゃ、言うたであろう。この村は持ちつもたれつ。。上のものが下のものを導くことは当然ともいえようよ。」


種族の特性的には外れだけど。陣営的にはものすごく当りなんだろうなぁ。

運営よバランスのとり方が違うだろう。無償の奉仕が多すぎて心に悪いんだよぉ。




おばあちゃんに連れられてやってきたのは、工房かな?

村の外れにある一軒家の中には綺麗に整備されている工房があった。


「それじゃぁ、基本の基本。歯車を作ってもらおうかのう。そこに斧はあるのでな。切り倒してそっちでカッティングしての。向こうで厚さを整えてここで加工すればいいのでの。がんばらっしゃいな」


そういってにこやかに手を振りながら去っていくおばあちゃんだけど、ちょっとまって

まさかの放置プレイですか。

指示出して、数時間後に見に来たら勝手にできてるようなものじゃないでしょぉおお。

長命種のあれですか。時間はたっぷりあるからそうやってゆっくり育てるっていう。自主性を重んじすぎて指導も何もなくなってますけども、え、、え、、これで放置。マジですかい。


しかたない。とりあえず木切り倒して材料作ろう。作り方とかは籠ってひたすら作れば、そのうち何とかなるんだろう。きっと。


にしても、木はいっぱいあるって、どういう木がいいとかあるでしょうに。枝が多いと強度がわるいとか。曲がってると歯車がひしゃげやすいとか。とりあえず運ぶの慣れないうちは細い軽いので慣れて。そのあとで太いのとかいろんなので作るか。極めるのに何年かかるんだろうなぁ。

斧はまえ使ったことあるから要領は覚えてるぞ。木を切り倒すのは確か倒すほうに切れ込みいれてから反対をザクってやるんだったよな。

早速切れ込みを、切れ込みを、

待って、金属同士がぶつかるみたいな硬質な音してるんだけど。

そうか、パーツで使うんだもんね。パーツに使うような木だもんね。丈夫じゃないと劣化とか損傷しちゃうから仕方ないんだね。つまりうちの筋力と技量が足りないってわけだ。

とりあえず、斧にヒビも入ってないし筋力と技量アップに、壊れるまで振り回しまくろう。

うーん、しっかり力を伝えてるんだけども、まったくびくともしない。



機甲の体って便利だなぁ、ログアウトできないし、休眠休息補給必要ないから日永一日斧を振り回すのに使えるよ。そして、一カ所を延々と叩いてるのに全く変化のない木と斧というね。

うん、考えるはよそう。壊れるまでひたすら打ち付けるだけだ。あ、筋力アップカンストしたらランクアップした。そうか、無心で叩いてるだけだから他のスキル群に影響与えてないのかぁ。

でもこんな作業無心以外に継続できる自信ないから却下で。




あ、筋力またランクアップした。結構いい数字になってきたんじゃない?比較対象がないからわからないけども。

それにしても、おばあちゃんまったく来ないなぁ。最近澄んでた音が鈍くなってきたからもうすぐ切れるんじゃないかなとか思うけど、いったいいつまで放置されるんだ

もしかして、ゲームらしく一工程終わらないとおばあちゃん来ないとかそういうことなのかな。

それ以前に、もしかしてパーツ作成ってもっとランクが上のクラスのスキルだったのかしら。

いつ頃になればパーツ作れるようになるんだろうなぁ

まず、木が切り倒せるまでの時間さえわからないけどもね




こうして、彼女は一人でコツコツとパーツ作成を行うのであった。


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