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『主人公の憤慨』

すみません。先日の台風の影響で仕事場が大変なことになり更新出来ませんでした。

まだまだ、忙しいので頻繁には更新できないと思いますが気長にお付き合いください。

目の前には次から次へと枝が向かってくる。物凄いスピードでダークウルフ達は走っているが少しずつグレートモスが近づいてるのがわかった。


『ギネ!出来るだけ森の深い方に入ってくれ!』


『我が主よ!それでは、木々が行く手を邪魔し遅くなってしまいますぞ!』



『大丈夫!あれだけの図体なら木々が深い森には降りてこられないはずだよ!』



ギネはなるほどという顔で頷く。


『しっかりと捕まっていてください!曲がりますぞ!』



ギネは大きな大木の前を直角に曲がり木々が生い茂る森へと突き進む。後ろから付いてきているダークウルフ達も同じように進んだ。


殿を走っていたナルケン達が森に入った瞬間すれすれの所でグレートモスの鉤爪が地面に刺さるのが見えた。











カノン達一行は少し進んだ所で休憩をとっていた。


カノンは集めた枝を束にまとめ今、まさに魔法で火をつけようとしていた。



『いやはや、危ないとこでしたな。』

ナルケンは持っていた槍を地面に突き刺し一息ついていた。


『そうじゃったの。やはり、アプルの実は奴等の宝じゃだったろ!?』


ビビッドも被っていたシルクハットを脱ぎ一息つこうとしていた。


『じゃだったろ、じゃないよ!!!!そういうことは、最初に言えっての!!!』


森の中に大声が響き渡る。

カノンはビビッドを睨み付けながら薪に火をつけた。



『そ、そうじゃったの・・・す、すまん。』ビビッドは珍しくシュンとなり脱いだばかりのシルクハットを深々被り視線を覆っていた。



『まぁまぁ、なにはともあれまずは無事で良かった。これほど深い森ならば奴等は入ってこれますまい。流石は主どの、英断でしたな。』


一同は上を向く、大きな木に囲まれた深い森の中だ。あまりにも周りの木は大きく日光さえ遮るほどの深い森である。


今は時間にすればまだお昼前であろう。だが、このあたりはすでに薄暗くカノンの起こした焚き火が周辺を照らしていた。


『たしかに、大変な思いはしたがアプルの実をこんなにも手に入れられたのは幸運でしたぜい。』


シンは懐からアプルの実を沢山出してきた。

それを見てニヤニヤしながらカノンとナルケンも懐からアプルの実を出す。



『全部で100位あるかな?・・・・・・もっと取ったような気もするけど途中で慌ててたから、落としたのかもしれないね。』


カノンはアプルの実を一つ手に取り袖で磨く。

ふと、カノンが正面を見ると大量のアプルの芯が落ちておりその前にお腹をパンパンにした幼女姿のブランが横たわっていた。



『・・・おっ、お前・・・。』



深い森にカノンの大声が再度響くのであった。







◆◆◆◆◆マジックバックの中身◆◆◆◆◆


指輪

金貨10枚


テント

ナイフ

替えの服一式

調味料



川魚 10匹

兎肉 3羽分

山菜 1キロ

食用キノコ 1キロ

アプルの実 107個



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