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異世界転”世”(仮タイトル)  作者: 山本君
二章、錬金術士な勇者の帰還
11/12

11、魔鋼戦記のスペアさん

増えたメイドさんと騎士さんは、フォウさんのオプション装備です。

基本的にジト目の火力増やす以外の仕事はありません。

あと、加倉井さん要員。

それにしても、加倉井さんが頑張りすぎて、三番目の人が出てこない。

 加倉井さんと会ってから、数日経った。

 バイトに行ってたのと、実験してたので遅くなったが、今から人形を片す事にする。

 今、俺が立っているのは、操車場の外。

 こないだ入り込んだ、金網に穴の開いているフェンスの辺りである。

 色々と試したが、このくらいの距離だと、アイテム・ボックスから賢者の石をチラ見させると、刺客人形が反応して寄ってくる。

 他の場所だと、距離のせいか寄ってこないので、此処をお巡りさんが立番していると、手の出しようがなかったのだが、昨日から巡回だけになったので助かった。

 そうなれば、元々人通りはないので、多少騒いでもなんとかなる。


「と、いいなぁ」


 近場の木立に隠れて、暫く待っている。

 刺客人形は、なんとも頼りない足取りで、ふらふらやって来ているのが、金網越しの向こうに見える。

 他の死霊人形の姿は見えないので、ホッとしている。

 最近、某音響会社の犬とか、薬局のカエルとかのマスコットが、夜に歩いているという噂まであるので、そんなのに飛びかかられたら、怪我じゃ済まない。

 最近のは、中身が空洞の樹脂製だけど、昔のはミッシリとコンクリなんだよ。

 あちこち欠けてる笑顔のカエルとか、子供の頃のトラウマだったよ。

 で、廃棄されてる類のマスコットも、どうやらそれっぽいので、激しく遠慮したい。


「来ました」


 フォウさんの声に意識を戻す。

 どうやらそろそろ、人形がフェンスに辿り着く。

 賢者の石は、シーナさん入りの魔剣を身に付けた、えーこさんが持っている。

 人形は、此方を気にする事はなく、真っ直ぐに、えーこさんに向かっている。

 俺はそっと木立から出て、様子を見る。

 この距離なら気付かれてそうだが、相手は賢者の石を優先しているみたいだ。


「これなら、脇から一撃できそうだな」


 あとは、フェンスを登る時に、隙を見せてくれると助かるのだが……。

 一気に飛び越える!! とかなアクションされると、割と困るのである。


「お、普通に張り付いて、登るのか」

「これなら、正面から撃てますね」


 金網なだけに登ってる間、相手の無防備な姿が此方から見えるわけで。


「さっさと片付けよう」


 極近距離から、金網越しの人形の頭に向けて、矢を放った。

 この距離なだけに外すことも無く、頭に矢を突き立てた人形は、フェンスから剥がれ落ちた。


「で、さっさと回収すると」


 閉じられてた所を、再度広げた穴から操車場に入り、落ちてる人形をフォウさんにアイテム・ボックスに回収してもらう。

 グズグズしていると、アイテム・ボックスからメイドが出てきて、人形を持って行こうとするから、さっさと片付けないと。

 人形を他もろともアイテムボックスに回収すると、周囲に漂っていた変異の影響が、久方ぶりに晴れたのを感じた。


「終わりましたね」

「流石にアイテムボックスに入れっぱなしでも、多少漏れているから、最悪でも人格コピーの入った石は片付けないと」


 あれが死霊に誤認されてるというか、あれが活動する為に使っている、劣化版の賢者の石から力が漏れて、同じように湧いたのを引き寄せてるっぽいからなぁ。


「初期化して取り込みました」


 一回やってるだけに仕事が早いな。


「これで、解決かな」


 さて……連絡しないといけないんだなぁ。


「加倉井さんに、電話か……」


 悩みながらアパートに帰るが、仕方ないと覚悟を決め、聞いていた携帯番号に連絡を取る。


「もしもし」


 着信を確認して、声をかける。


『はーい、かくらいでーっす♪ ただいま留守で―っす♪ 用事の「すいません、か、加倉井です」ぴーってなったらメッセージ入れてネ♪ ピー、なんちゃって♪』

「えーと、「忘れて下さい」はい」


 なにやら、変なテンションの留守電メッセージの後、凄く素のような加倉井さんの声を聞いた。


「普通に話せるんですね」

「電話だけです……人がいると無理……です」


 戻ってる戻ってる。


「あのメッセージ「使うことなんて無いと思っていたので、ちょっとハッチャケただけです!! 忘れて下さい!! イイね!!」ア、ハイ」


 どうやら、対面して無ければ、それなりに話せる模様……だからって、あの趣味はどうかと思うが。


「それで、一応片付いたので、連絡をしたんですけど」

「よ、寄らせて貰います」


 マジですか……それじゃあ。


「アパートで待ってます。 三十分位で戻る予定です」

「分かりました、直ぐ行きます」


 三十分後だってんだろうに……。


 で、アパートに帰ってみると。

 二十超えてる割に、良く似合ってムカつく、フリフリなワンピース着た加倉井さんが、アパートの前で体育座りして待っていた。

 近所のオバちゃんが、指差して噂してるんですが……。


「あの、何時からここに?」

「……来ちゃった……十五分位?」


 来ちゃったじゃねーよ!! 勘弁して下さいよ。


「とにかく入って下さい」

「……お邪魔します……ただいま?」

「ただいまじゃないです」


 初っ端からかよ。


 で、サクッと済ませますが。


「メイドのびーこさんと、騎士のディーナさんと、鬼切り改めオーガ・スレイヤーです」


 メイドさんも護衛人形も魔剣も、最初と同じ商品でした。

 結果、栗毛セミロングのメイドさんと、金髪ポニーの女騎士が増えました。

 騎士さんには、オーガ・スレイヤーを渡してあります。

 そして、刀のくせに両刃の剣に化けました。

 加倉井さんが、一人クレクレと騒ぎましたが、断りました。


「これで、今回の変異は終了でいいのかな?」

「……おめでとう……おめでとう、シンジくん?」

「やめて、セカイ系の話に巻き込まないで下さい」


 俺は一哉ですし。

 加倉井さんは、こんだけ飛ばしておいて、なんでコミュ障なんだろう?


「……濃い? ……じゃなかった恋?」

「たぶん前の方ですよね……もしかして、同類認定されてるんですか? 俺?」

「……あ」


 そこで、ポンとか手を打つの、辞めてくれませんかね。

 立ち直れ無くなりそうなんですけど。


「……まるで……自宅のような安心感?」

「勘弁して下さい」

「……杵島木くん……まいふれんど」

「人差し指いらないから」


 なんか、疲れてきた。


「楽しそうですね」

「そう見えるなら、変わろうか?」

「遠慮します」


 会話に割り込んできたのは、お茶の用意をしてくれたフォウさん。

 なんとか数日掛けて、賢者の石を取り込んで、等身大モードが安定した。

 こうなると、三十センチモードの時でも妖精めいた美人だったが、現実感を伴って存在するのと合わせて、尋常じゃない雰囲気を放っている。

 正直な話、手を出すと罰が当たりそうで怖い。


「布団を治そうとしたら、抱き枕にされましたが」


 しーっ、しーって、それは言わんで下さいよ。

 無意識って怖いよね。


「……大人……ひゅーひゅー」

「きりがないので話を進めますけど、加倉井さんは今回、報酬がない訳ですけど良いんですか?

 いや、悪いんでしょうけど、どうにも出来ない訳ですけど、一応。

 俺の出来る事が有るなら、相談には乗りますよ」

「……強引な……話の切り替え」

「何も無いんですね」

「……あー、メイドさん……派遣良い?」

「あげませんよ」


 加倉井さんは、少し考えている様子だ。


「……えーと、バイト?

 ……日当出す……ご飯とか、掃除……お願いしたい」


 あー、なるほど、そういう話か。


「工房でしたっけ? 駅前?」

「……そう、歩きで十五分……商店街と駅の間くらい。

 ……あと、個展の手伝いとか……警備に騎士さん?」


 それくらいなら、問題ないかな?


「フォウさん、それくらいの距離なら、離れても問題ない?」

「賢者の石持ちは、基本的に独立して存在できます。 問題ないかと」

「まあ、住み込みはちょっとあれだから、相談しながらなら良いか」

「という事なんだけど、えーこさん、びーこさん、シーナさん、ディーナさん。

 お願いしても、大丈夫かな?」


 「「畏まりました」」「「承知した」」


 妖精さんサイズに姿を揃えた、メイドさんと女騎士さんが各々一礼し、了承の言葉を返してくれた。

 ただ、元が同じだと、綺麗に揃うなぁ……。


「加倉井さん、OKですってさ」

「……おお、ご飯……手作り」


 目が怖いよ、加倉井さん。

 まあ、この人は自炊とか、しそうに無いもんなぁ。


「……さ、早速……今日から……お願いしたいの」


 判ったから、縋り付いてこないで下さい、ちょっと色っぽい絵面なのに、軽く恐怖を感じるんですけど。


「はいはい、落ち着いて下さい。

 じゃあ、えーこさん。 帰りに付いてったげて、買い物とかもして、ご飯食べさせてやって。

 あ、こっちの道具とかは? 使えるのかな?」

「フォウさまに、知識は頂きました。 問題有りません」


 便利ですね……。


「それじゃあ、そろそろ暗くなるし、シーナさんも付いてったげてくれるかな?」

「承知」

「……おお……両手に花」


 手をワキワキさせる加倉井さんに、若干シーナさんが引いている。


「……あ」

「加倉井さん?」


 そんな加倉井さんの視線が何処かに釘付け?

 追って見る……あ、達人さんとこで貰ったフィギュアの箱か?


「ま、魔鋼戦記のコレクターズ第二弾……未開封とか凄い」


 おおう、素になってる。

 そんなに珍しいものなのかな? 人気のあるものだとは思うけど、主人公格は入ってなくて、全部サブキャラなんだよな。

 人気キャラのコレクターズだから、値打ちは有るんだろうけど、主人公格が入った第一弾のほうが高いんじゃないか?


「こ、公式の薄い本入り、くっ殺専用パッケージと言われた第二弾」

「どんな公式だよ。 てか、そんなもん入ってたのか、下手に誰かにあげてたら……」


 確かに、光と闇の乱舞する、修正入りまくりの描写が連続してたけど。

 二次創作も、その手の物ばっかりだったけど、公式からしてそういう認識だったのか。

 帝国・王国・傭兵ギルドの三つ巴が、覇権と利益を掛けて繰り広げる、どシリアスな戦記モノで、激しくモブに厳しい作品だったんだけどなぁ。

 主要キャラとか、勇者の因子を持つのが女性なだけに、負けたり捕まったりすると酷い目に合うので、くっ殺アニメとか言われてたのは間違いないんだけど……。


「あー、加倉井さんが欲しいんなら、あげますよ。

 どうせ、貰い物ですし、箱壊れてるけど」


 加倉井さんが居世界で貰った報酬とか、こっちで回収しちゃったし、それくらいは。


「あ、ありがとう。 でも、私も、持ってるから、気にしないで」


 顔を輝かせる加倉井さん、良い笑顔なんだけどなぁ……物がエロっぽいフィギュアでなければ。


「あ……」

「なんですか?」


 加倉井さんがジーっとこっちを見つめてくる。


「……賢者の石……余ってる?」

「あー、未だ五つ使ってないですけど」

「……これに……使う?」


 は?

 フィギュアに? 確かにエロい美人のキャラですが。

 なんつう事を思いつくんだ、この人は。


「いやいや、どんなのに成るか判らんって聞いたでしょうに」

「……多分……公式の設定……雛形。

 ……ファンの妄想……守護者ばりのパワー」


 うわー、そう来たか。


「でも、しくじったら、それだけ危険なんですよ。

 やるにしても、もっと大人しい題材が」

「……でも……作中最大の…‥ちょろイン……スペアさん」


 加倉井さんの指差すフィギュア。

 このパッケージの中の一体、それは帝国と王国の勇者の因子を、意図的に掛け合わされて作られた勇者。

 自然発生の勇者である、ギルド側主人公が現れなければ、祭り上げられていた筈の予備。

 悲劇のキャラにして、戦記中最大の大戦犯にして、裏切りの騎士。

 優しくされたり拾われるだけで味方について、死ぬ気で戦ってくれるという、二次創作でオリ主のパートナー率が、ぶっちぎり第一位のちょろイン。

 ただ、原作中では、誘われた相手に裏切られる率が150%

 利用されてるのが判明してすら縋り付いて、其の上で主人公の替わりに、敵に差し出される確率が50%。

 残りの50%は、殿とかに送り出されて行方不明になるので、ほぼ200%ではあるのだが。

 そんな、生まれの予備と、主人公の代わりにされる予備ということで、付いたあだ名がスペアさん。

 ランツェ・ベータスピアって名前なんだけども……。

 見かけは、銀灰の髪と目を持ち、褐色の肌を持つグラマーさん。

 当初は仮面を被っていたんだけど、実はギルド勇者と瓜二つの顔をしている。

 ただ、黒い髪と白い肌でスレンダーなギルド主人公と比べると、色味とスタイルが全くの別人なんだけど、何故か入れ替えてもバレないというか、気付かれないという謎がある。

 本人達も、お互いを見て鏡写しとか言って、愕然というか驚愕するんだけど、視聴者は総ツッコミをコメントで入れるのが慣習と成っている。

 戦闘力は、作中でも最強クラス。

 何度か放り込まれた殿戦では、其の度に勇者が死を覚悟する、各陣営の最精鋭を相手に単騎で全滅させ、戦争を泥沼にしたという実績の有る、正に一騎当千。

 ただし、タイマンでは、殆ど勝ったことがない……というか、殿戦でボロボロになってから、敵の将軍格に捕獲されたり、谷から落とされたりする。

 でも死なない……。

 そんなキャラクターがスペアさん。

 あるいは親しみと、陣営の危機が一話でひっくり返る意味を込めて、乱ちゃんと呼ばれる人なのである。


「確かに、無駄に説得力が……つか、スペアさん言うな」

「……ファンなんだ……興味ない?」


 実を言うと、スッゲーありますが。

 誰だって、好きな作品のキャラを、現実で見れるとかなったら悩むだろうし、それが目の前にチャンスとして転がってると、飛びつきたくもなる。

 くそ、加倉井さんめ、アンタは悪魔か。


「そうなると、時期が問題か……。

 原作で登場時の仮面被って中二病患ってる時か、最後の最後で目のハイライト消えてる頃か」

「……中の薄い本……裏切られて……谷から落ちて……誰でも良いから助けてよ……呟きながら流されて……拾われて……ベッドで目が冷めて……伸ばされる手……ハイライト消しながら……何でもするから捨てないで……握られる手……ハッピーエンド」

「ヒデェ話しだな!! それハッピーなの? まぁ、マシなのかなぁ?

 絶望から能力暴走で、消えちゃう原作より」

「……次のページ……奴隷商人に売られてる……アンハッピーエンド?」

「公式が酷すぎる……なんか、スペアさんに恨みでもあるのか!?」


 聞くんじゃなかった……。


「……多分、既に落ちてる……手を握って完了?

 ……助けると思って……やっちゃえ」


 落ちてるって、谷からですよね。

 えーと、箱開けてみるか……うわ、出来いいなぁ。

 武器から鎧から仮面まで付属で付いてやがる。

 これが、公式の薄い本か……分厚いんだけど……うわぁ、ほんとに最後、売られてる。

 このページ捲ったファン、俺も含めて泣くぞ。


「……フォウさん、どう思う?」

「哀れですね」

「いや、そっちじゃなくて、危険性?」

「ここ迄、筋道が立っていると、ある意味で、絶望的ではないでしょうか」


 ですよね……逃げ道があんのかって意味で……。


「じゃあ、やってみるぞ」

「……ワクワク」


 加倉井さんは、離れてて下さい。

 スペース空けて、寝床の上にフィギュアを置いて、賢者の石を乗せる……吸い込まれて消える石。

 次の瞬間、フィギュアが消え、グッタリと力なく横たわった女性の姿が現れる。

 こうもアッサリと変化すると、怖い位に思える。

 褐色の肌、腰まで流れる銀灰の髪。

 凛々しくも儚い美貌が、疲れきって絶望に歪み、救いを求めるように歪んでいる。

 何かを求めるように、手がそっと宙に伸ばされる。

 これを握れば、この人は救われるのだと思っても、凄まじく罪悪感ががががが。


「……か、かわろうか?」


 加倉井さんの声が、此方を気遣っている筈なのに、どことなく邪悪な気配を感じるのは、欲望を隠しきれてなくて息が荒いせいか。

 下手な事されるのも怖いので、覚悟を決めて伸ばされた手を握る。

 其の瞬間、歪んでいた表情が、ふっと柔らかく解けた。

 微かに目蓋が動き、ゆっくりと目が開く。

 どことなく何も知らない子供のような、総てを捨て去った後の悟ったような微笑み。


「あなたはだぁれ?」

「一哉だよ。 杵島木 一哉」


 ホンニャリした口調に、なんか過去に退行しているような様子を感じる。

 追加で罪悪感が凄まじいんですが。

 で、此方の顔が引きつりそうに成っていると、彼女の表情に戸惑いが混じり、何かを認識したように理解の光が目に宿った。


「ボク、助けられたの?」


 ボクっ娘きたー!! と、加倉井さんが騒いでるが無視する。


「助けたかどうかは判らないけど、好きなだけ此処に居ていいよ。

 だから、ゆっくりとお休み」


 思わずそう言ってしまったのは、俺がヘタレなだけじゃない。


「ほんとに?」

「うん、本当だよ」


 それくらいの責任は取ります。


「じゃあ、ボクも。 なんでもしてあげるし、なんでもさせてあげる。

 だれとも戦ってあげるし、だれでも殺してあげる。

 だから、捨てないでくれる?」


 こくりと、何気なく首を傾げて問いかけてくる目。

 それの光には、全霊掛けた思いが見えた。

 お、重いよこの子、っていうか、怖っ!?

 いや、思い詰めて、病んでても不思議じゃないとは思ってたけど、所詮はお話のことだと甘く見てたか。

 リアルで聞いたら、シャレにならないセリフだった。

 更に言えば、この子の戦闘力って、原作再現できる条件は満たしてるんだよな。

 賢者の石の出力と、原作ファンの思い入れ。

 腐っても二次創作での人気っぷりは伊達じゃない。

 いや、俺もファンとして逃げちゃいけない所だよな。

 あぁ、ファンですよ。 悪いか!!


「誰が捨てるか勿体無い!! 嫌だって言われても逃さないぞ!! コンチクショウ!!」


 思わず、涙こぼしながら抱きしめたよ。

 二人して大泣きだよ。

 加倉井さんが、視界の隅でイイハナシダナーって風情で、拍手してたのが見えたよ。

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