表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

総統閣下は小学校に行くようです。

やあ皆さんこんにちは。



小学生になった西条裕貴でございます。



今日は晴れて入学式、楽しい楽しい学校生活の始まりだが…。

 


正直死ぬほど退屈だろうな。



前世の学生時代の記憶も、割とはっきり残っているので、小学校の学習を2周するのは流石にしんどい。



まぁ、だからといって高校レベルの勉強をしようとしたら、親にドン引かれて精神病院送りが関の山だろう。


なので、そこまで勉強意欲もない、文字通り退屈な気分なのだが…。




「〜♪〜♪」

「めちゃくちゃノリノリじゃねぇか星鈴さんよ。」

「それはそうだろう、他の生徒を圧倒し、校内で優位に立つ千載一遇の好機なのだから。」

「たとえ前世の記憶持ちでも、そんな事を言う5歳児はお前だけだろうよ。」


 


「なんだ?裕貴は楽しみではないのか?」

「そりゃお前みたいな超常思考は持ち合わせてないんで。」

「むぅー、」 


言いながら、存在しないチョビ髭をいじる星鈴。


なんかかわいい。


 


 


「裕貴ー、星鈴ちゃーん、そろそろ入学式始まるわよー。」


「はーい!今行くー!」


 


俺の母親が呼んでいるので、外面用の明るい声で返答しておく。


 


(おい、頼むから変な事言うなよ、)

(なんだ、私が普段から変な事を口走る異常な子供だと言いたいのか?)

(自覚あるんじゃねぇかこの野郎。)


 


 


小声で星鈴に釘を刺しておくが、、、 


 


無駄な気がするなぁ、、


 


 


ーーーーーーーーーー 



「________ですので、新入生のみなさんには、______をですね、____________して、、、」


 

 


 


……………


 


くっっっっそつまらねぇぇぇぇ!



なんだ!?こんなに校長先生の話ってつまらなかったか???


何も頭に入ってこないぞ??


 


 


流石に億劫すぎたので、周りはどうなのだろう、と思い、見回してみる。 


すると…



 


ものの見事に顔面蒼白な子供たちの顔があった。



あぁ納得。確かに、普通の子供なら緊張でガッチガチ。校長の話など耳に届かないだろう

 


で、星鈴は…

 


思いっ切り蔑んだ目で、校長を見つめていた。



元指導者としては、あの悲惨な様相は受け入れ難いんだろう。


まぁ、俺の目から見てもアレはちょっとなぁ……。

おっ、やっと校長の話が終わったらしい。 


 


「はーい、1年1組のみんなはこっちだよーー!」


 


俺の担任であろう先生が呼びかけている。


さあ、学校生活の始まりだ。


 


ーーーーーーーーーー


 


ちなみに、俺と星鈴は、同じクラスになった。

 


これを運がいいと捉えるか悪いと捉えるか…。


 


「はーい!皆さん初めまして、私が担任の斉藤 一花でーす!


1年間、よろしくねー!」



恐ろしい程にハイテンションな先生の自己紹介を受けた。

うーん、これで1年間過ごすのか、


疲れるなぁ。


「それじゃぁ、、みんなの自己紹介ターイム!!いぇぇい!!」


…疲れるなぁ……。 


そんなこんなで自己紹介が始まった。


 


クラスメイトの自己紹介がかわいい。


そういえば前世で、同じ位の妹がいたなあ、などと考えていたら、俺の番が来たようだ。



「さいじょうひろきです。すきなことはねることです。いちねんかんよろしくおねがいします。」

 


よしっ!よく居る、「無口気味の男の子」を演じられた気がする。



変に目立って先生に目くじらを立てられるのも嫌なので、これで良いだろう。



あ、星鈴の番だ、あいつ何ていうんだろうか……。



「紅戸 星鈴。世界の指導者の批評が趣味だ。あまり人と絡むつもりはない。世界史が好きなら声をかけてみてくれ。以上。」


 


 


…………………。 


 


あっっっっっつのクソボケチョビ髭妄想信者美大落ちがぁぁぁぁ!!!!!!!




何やってるんだあいつ!?!?!?


 


仮にも元は国の指導者だろ??


 


空気くらい読めるだろおぉ????


なんであんな目立つことするかなぁ!!???


 


「えっ、えっとぉ、、星鈴、ちゃん、、?」  



ほら見ろ!先生が困惑してるじゃねぇか!


クラスメイトもざわついてるし!!


「、、ドヤァ」


 


なんでそんな顔でこっちを見るんだお前、

あぁ、クラスの視線が俺に集中砲火で浴びせられる……。


 


さらば、俺の平穏な学校生活。




後であいつ引っ叩いてやる!!!


 


 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ