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狭間の地にて

と、思っていたんだが?

俺は今知らん場所にいる。暗くて無機質な場所だ。いくら記憶を思い返してもこんな場所に来た記憶がない。いったいここはどこなのか。これは夢なのか。それともここは死後の世界なのか。疑問ばかりが浮かんでいる。


「なんだこれ、、、」


わけがわからない。夢、夢だな。そもそも腹を刺されたなんてのがおかしいのだ。そうこれはゆ


「夢じゃありませんよ」


んなっここには誰もいなかっただろう。


「私は最初からいましたよ」


ナチュラルに思考を読まれている。俺は恐る恐る声がしたほうを見る。


あぁ、これはだめだ。

美しすぎるくらいに美しいその姿は,均整の取れたその体は、ミケランジェロの彫刻を想起させる。その瞳は恐ろしいほどに澄んでいた。


「おや、そこまで褒められるとすこし照れますね」


その鈴のような声を聴いたとき俺は脳を揺さぶられていると思った。だめだこれは。生物としての格が違う。俺は無意識に膝をついていた。


「あ、あ、あの、あなたは、、、?」


恐る恐る訪ねた。


「そうですね。私は、この世界の神とでも名乗っておきましょうか」


なんと、神とは!やはり格の違う存在か。それとも神を名乗る頭のイカれた やべー女か。俺の五感全てが前者だと言っている。


「そうです。私結構すごいんですよ?」


ムフーと自慢げに話している。かわいい。おっと不敬であったか。


「なぜお、、、私はここに?」


ずっと気になっていたことを聞く。


「もっとフランクに話してくれてもいいんですよ?」


恐れ多い。


「お、恐れ多いです」


「フ・ラ・ン・ク!」


「、、、俺は何故ここにいるんですか?」


これで勘弁してくれ。


「、、、まあいいでしょう。なぜあなたがここにいるのか。それはズバリ!死んでしまったあなたの魂を呼びつけたからです!」


魂、、、?というかやはり死んでいたか。


「気づきませんでしたか?自分の足元を見てみてみてください」


足元ぉ?ってうわっ!


「あ、あ、足がない!というか体がない!」


恐怖!こんな体験は初めてだ!


「そうです。今のあなたは魂だけの状態。つまり肉体を持たない状態になっています」


なんと、そのようなことがあるのか。


「じゃ、じゃあなぜ俺はここに呼びつけられたのですか?」


俺は聞く。


「それもズバリ!あなたの願いを叶えるためです!」


ふむ、俺の願いとな。なんのことだろうか。


「あなたの生きたいという願いと、その、ど、童貞を卒業したいという願いのことです。」


ああ!恥ずかしい!あの叫びを聞かれていたということか。


「ええ。あまりに必死だったっため私が慈悲を与えた形になります」


さすが神様!


「ええ。ええ。もっと褒めてくれてもいいんですよ?」


「うおお!地上に降りたオーロラ!一千年に一度の美少女!逆らうやつ全員ブン殴りましょう!」


「も、もう!褒めすぎですよっ!」


かわいい。おっと不敬であったか。


「、、、では本題に戻りましょう。あなたにはこの世界ではない場所に行ってもらいます」


この世界ではない場所?


「いわゆる異世界転生です」


なるほどわかりやすい。


「、、、ではあなたを異世界に送ります」


周りが光りだした。どうやら転移が始まるようだ。


「本当は日本に送りたかったんですけどね、、、申し訳ありません」


いや結構だ。まだ見ぬ世界に俺はワクワクしている。


「女神様!俺!異世界楽しんできます!それで絶対願いを叶えます!見ていてください!」


「!ええ楽しみにしています」


光が強くなっていく。

まってろ異世界ライフ!

まってろ


童貞!卒業!


短く読みやすい作品めざします

次ちょっと遅くなります


閲覧ありがとうございます

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