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村の警備は厳重に

雪解けも始まり三年目の始まりがそこまで来ている時期。

それに伴い三年目の計画などもまとめていく。

そんな中村の警備についても確認しておく事にした。

エルネストに村の警備について聞きに行く事に。


「村の警備の状況はどうかしら」


「おう、今は冬で盗賊なんかもそこまで活発じゃないし、特に変わりはないぜ」


「ならいいんだけど」


村の警備状況は春は近づいているとはいえ、まだ冷えるため大きな相手はいないという。


なので冬の間は盗賊や野生動物もそこまで活発には動かないのだ。


「でも村の規模も大きくなってきたからこそ警備はしっかりしないとね」


「そうだな、こんだけデカくなると村人に紛れたスパイなんかも入ってくるだろう」


「そうした人達を早期に発見する事も必要になってくるでしょうしね」


「まあそういうのは簡単には見つからないように動いてくるだろうしな」


「流石にその辺はしっかり警戒しておかないといけないものね」


もしかしたらスパイが入り込んでいるかもしれない。

なのでそうした人を早期に発見する事も求められてくる。


村の発展により外の国にとっては未知なるものが多い村でもあるからこそである。


「そういえば番犬の予算は組んだんだけど、忙しくて見に行けていないのよね」


「なら俺が行ってきてもいいぜ?嬢ちゃんが全部やる必要はないだろ」


「それもそうね、なら頼んでいいかしら」


「任せとけ、予算の範囲内で買えるだけ買ってきていいんだよな?」


「ええ、あと出来ればブリーダーも数人一緒に雇ってきてくれると助かるわ」


番犬の予算は組んだものの忙しくて見に行く時間が確保出来ていなかった様子。

エルネストが代わりに行ってきてくれるというので予算を伝えて任せてみる事にした。


今まではオルライトが一人でほぼやってきていたのだが、誰かに任せてもよさそうだ。


「とりあえず番犬については任せてもいいかしら」


「おう、希望とかがあれば極力聞いてそれを買ってくるけど、なんかあるか」


「そうね、大型犬とそれを調教出来る人、犬は10、ブリーダーは3人ぐらいがいいわ」


「了解だ、予算の方はあとで受け取るから任せてくれ」


「ええ、それにしてもいい加減人に任せる事も覚えないと駄目かしらね」


オルライトも人に任せるという事はいい加減覚えるべきである。

本人が相当な剛腕社長っぷりなのが大きいわけではあるが。


それもあり番犬の件も含め、人に任せる事にした。


「でも冬はそれだけ活動も減るものなのね」


「盗賊なんかも冬はきついだろうしな、野生動物なんかは冬眠してるのも多いだろ」


「それもそうね、だから冬は被害も少なくなるって事なのね」


「冬の寒い中で活動するのは人間も動物も大変って事だよ」


「それにしても冬でもきちんと働いてくれるだけ嬉しいものよね」


冬は賊や野生動物の活動は少なくなるとはいえ警戒はしておくべきだ。

だからこそ冬でも警備を緩めるという事はしない。


寧ろ警備が緩む冬にこそスパイなどがやってくるかもしれないからこそ警備を強化するのだ。


「とりあえず村の警備はまだ強化しないと駄目かしらね」


「ガチガチに固めても仕方ないけどな」


「それは分かっているわよ」


「なんにせよ村も結構大きくなったし、警備の強化は課題かねぇ」


「自警団の規模ももう少し大きくしてもいいのかもしれないわね」


自警団はすでに国の小隊クラスには強くなっている。

それはエルネストやガウルが鍛え上げてくれたからこそである。


なので鍛え上げるにしてもこれ以上強くなれるのかはまだ分からない。


「また暖かくなってきたら賊や野生動物も増えてくるでしょうしね」


「そうだな、暖かい時期っていうのがそういうのが一番増える時期だ」


「だからこそ暖かい時期こそ警備を最大に強化しないとね」


「自警団については人員を増やすかはそっちで決めてくれ、俺はそれに従うからよ」


「ええ、ならそっちについても考えておくわね」


暖かくなると賊や野生動物もまた出てくる季節になる。

その時期こそ警備は厳しくせねばならない。


自警団の人員を増やす事も考えておく必要はある。


「とりあえず番犬を買うのに必要な予算はあとで持っていくわね」


「おう、大型犬とブリーダーだろ、こっちで勝手に選んでも問題ないよな」


「そこは任せるわ、あなたの目も信じてるわよ」


今度エルネストに番犬とブリーダーを連れてくる事を頼む事に。

そうした番犬などは王都に行けば国が運営する飼育施設がある。


そこで必要なものをお金で揃えてくる事になる。


番犬を買い、ブリーダーと契約をまとめるのだ。

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