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優秀な大工達

村の発展のための人集めをまずはする事にしたオルライト。

そのために土地の開拓と建物を建てられる人が必要になる。

林業はバルカ、大工はマグルと村人がいるが専門家はやはり必要になる。

そこでキスカに一時的な代行の代行を任せオルライトは交渉に出向く。


「この先がロスカスタニエね」


「はい、そこの大工の総本山まででよろしいんですよね」


「ええ、帰りは人が増える予定だから、追加の馬車を頼むわね」


帰りに人が増える事を前提として金を払っている様子のオルライト。


交渉にそれだけ自信があるという事なのか。


「着きました、帰りは一報入れてくれればお迎えに来ますので」


「分かったわ、ありがとう」


「では私は一旦失礼します」


「ええ、それじゃまた」


「さて、ここが噂に聞く神照宮大工の総本山ね、心して行かなきゃ」


そうしてオルライトは宮大工達の総本山に足を踏み入れる。

街にある建物の多くはここの大工達が建てたもの。


宮大工という名前なのは普通の大工仕事の他に重要な建築も任される故の称号である。


「失礼します」


「あんたが交渉をしたいっていうオルライトさんですかね」


「はい、今回は私の暮らす領地の村の発展に人を借りたく馳せ参じました」


「なるほどねぇ、それでいくら出せる?」


「いきなりお金の話ですか、そうですね、予定している予算はこれぐらいですが」


いきなり出てきたのは金の話。

誇り高い宮大工とはいえ無償で働くような安いプライドは持っていない。


プロに頼むのだから相応かつそれなりの金額を提示しろ、という事だ。


「なるほどねぇ、村の発展に人を貸すなら確かに適正な額ではある」


「…もちろんベテランを大勢よこせとまでは言いませんが」


「そうだな、ベテランをこの額で使おうなんざなめてんのかっていう金額だ」


「私が求めるのは領地の拡大と建築、それを可能な人材です」


「この金額なら束ねる棟梁が二人、若い大工が38人ってとこだな」


大工の親分が金額から貸し出せる人数を示してきた。

提示した金額で出せるのはこれが精々だという。


もちろんもっと金を積めば人を増やせるとも言ってくる。


「…分かりました、ではその人数を借り受けます」


「それと給料はいかほど出せますかね、うちの相場は棟梁と若者でこんな感じですが」


「問題ありません、あと給料が払える限り雇用は継続していいと思っていいですか?」


「もちろん構わないですぜ、これは契約、あくまでも首を切るのは雇用主ですしね」


「分かりました、ではそういう雇用契約とさせていただきます」


プロである以上その技術に敬意を払うのは当然。

そして誠意とは金額であるというのはプロでありその技術に誇りを持つからこそ。


技術の安売りはしない、その代わり金額にはその誇りを持って返そうという事だ。


「とりあえずこっちで選んた人間を明日そっちに行かせる、契約は確かにしたんでね」


「はい、馬車はこっちで手配してあるので必要なら明日にでも出発出来ます」


「分かりました、では出発する時には彼らに声をかけてくれ」


「ええ、では明日に」


「あとせっかくだし観光でもしていきな、美味い食い物もたくさんあるぜ」


明日にはすぐに帰れるとはいえ馬車で着くのは朝に発っても早くても夕暮れ時。

なので時間も計算した上で観光もしていく事に。


あくまでも息抜きである。


「ん、このギョーザっていう食べ物美味しいわね」


「小麦粉の皮の中に肉と野菜を刻んだものを入れて焼いているのね」


「名前を見た限りだとロスカスタニエのフルークハーフェンシュロスの名物みたいね」


「これは食べやすいし私の村でも作れたりしないかしら」


「他にも飲み物も探してみましょうか」


ロスカスタニエの名物のギョーザを食べながら飲み物を探すオルライト。

そんな中少し面白そうな飲み物を見つける。


それを買って飲んでみる事に。


「このツィトローネミルヒって不思議な飲み物だわ、美味しいけど」


「牛乳にレモンなんてどんな発想をしたら出てくるのかしら」


「でも割と甘めで飲みやすいし、レモンの香りや酸味もいい感じだわ」


「ロスカスタニエって美味しい食べ物もあるし、不思議な食べ物もあるし面白いわね」


「もう少し食べたら宿に戻って馬車を手配しなきゃ」


そうしていい感じに食べたら宿に戻る。

宿の食事もしっかりと食べて馬車を手配する。


約束通り複数の馬車を呼び、大工含めて41人を乗せてもらう事に。


「あ、おはよう」


「オルライトのお嬢、お世話になります」


「ええ、これからしっかり働いてもらうわよ」


「ローゼンブルクで村おこしか、腕が鳴るってもんだな」


「馬車を待たせてあるから行くわよ」


そのまま馬車と合流する。

前金として払ってあるので、オルライト含め41人だ。


家の都合もあるとはいえ、金に糸目をつけないと決めているのである。


「お待たせしました」


「ええ、約束通りの数を連れてきました」


「ありがとう、それじゃ各自乗せたらローゼンブルクのヴァッシェングロースまでね」


そうして各自馬車に乗り込みローゼンブルクへと戻る。

三日程度は予定していたが想像より早く片付いた。


戻ったら大工の人達には建物を順次建ててもらう。


次に考えるは畑を増やしたりする計画である。

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