西の国へ向かえ
機械関係の交渉をするべく西の国へと出発したオルライト。
まずは飛空艇に乗るべくエアポートへと移動する。
そこから飛空艇に乗り込み西の国へと移動する。
ベルクムントのエアポートからは拠点までは馬車での移動になる。
「ここがエアポートなのね、西の国に行くのも久しぶりだわ」
「とりあえずチケットは取ってあるから、確認してもらわないとね」
「待ち時間に何か食べるものでも買っておきましょ」
まずはチケットの確認をしてもらうべく受付へと向かう。
そこでチケットの確認が終わってからは出発まで自由時間だ。
「いろいろあるのね、さて、どうしたものかしら」
「出発まではあと30分、中で提供されるものとかも考えるべきなのかしら」
「でも西の国までは2時間程度、それなら特に買わなくてもいいかしらね」
「帰りにお土産ぐらいは買って帰ればそれでいいわ」
「とりあえず搭乗可能になるまで待ちましょうか」
それから少しして搭乗可能のアナウンスが流れる。
機械関係は西の国が強く、東側の国もそういったものを導入している場所もある。
とはいえまだ東側の国では大きな普及には至っていない。
「さて、私の席は…ここみたいね」
「おや、私の隣は美しいお嬢さんですか」
「あ、隣の席の人ね」
「はい、お嬢さんもベルクムントへ向かうのですか」
「ええ、仕事でね」
隣に座るのはスーツ姿の穏やかそうな大人の人。
同じ目的地なのでそこまでは一緒になる。
彼はなんの仕事をしているのか聞いてみる。
「あなたはなんの仕事をしているのかしら」
「営業ですよ、要するに自分の会社の商品の売り込みですね」
「へぇ、なかなか面白い事をしているのね」
「ええ、東の国では会社という商売の形式は珍しいと言われますので」
「確かに東の国では会社というより個人経営でやってるところが多いわね」
そんな話をしていると飛空艇が離陸するというアナウンスが流れる。
それから少しして飛空艇が離陸を始める。
あとはベルクムントまで空の旅だ。
「でも会社の営業職なんて何かと大変なんじゃない?」
「そうでもありませんよ、仕事ついでに異国や他の領地の観光も出来ますからね」
「そんな事をしてもいいものなの?」
「まあ仕事を終えている事が前提ではありますけどね」
「意外と自由にしていい会社なのね、余裕があるというか」
彼の会社は結構自由があるようではある。
そんな自由な感じにオルライトは意外そうな顔をする。
世界は広いという事なのだろう。
「それで自分の会社の商品とかは売れているのかしら」
「まあそこそこですよね、東側の国だとどうしても珍しく見られますから」
「売ってるものも含めてという事かしらね」
「そうですね、西側の国は東側の国とは文化的にも結構違いますから」
「私も過去に何度か言ってるけど、その違いは今でも覚えているわね」
オルライトもそんな西側の国の独特な感じは覚えている。
貴族の仕事の見学として幼い頃に親に連れられて何度か行っているという。
それでもその文化には今でも慣れないようだ。
「西側の国ってなんというか、グイグイ来る感じがして苦手なのよね」
「押しに弱いという事ですか?」
「かもしれないわね、普段は絶対に怯まない女みたいに言われるのに」
「だとしたら西側の国の人の押しの強さというより雰囲気に飲まれているのでは?」
「雰囲気に飲まれてるねぇ、確かにあの独特の雰囲気は苦手に感じる事はあるかしら」
オルライトが西側の国の人を苦手にしている理由はその雰囲気かもしれない。
つまり東側の国の人と同じやり方が通じにくいというのが大きいのだろう。
それがオルライトが西側の国の人を苦手にする理由なのだろうか。
「まあ西側の国の人相手でも今度は負けるつもりはないわよ」
「なら上手くいくといいですね」
「ええ、私の村をさらに発展させるためにも失敗するつもりはないわ」
「ならその時は機会があれば一枚噛ませてくださいね」
「調子がいいわねぇ」
そんな中あっという間に西側の国に到着する。
ベルクムントのエアポートで飛空艇を降りて隣の席の男性とはそこで別れる。
あとはエアポートを出て馬車に乗りマテリアルハンドとの交渉に向かう事に。
「えっと、頼んでいた馬車の人はあなたでいいのよね」
「オルライト様ですね、話は伺っています、すぐにでも行けますよ」
「ならお願いするわね」
そのまま馬車に乗り込みマテリアルハンドとの交渉に向かう。
西側の国の独特な雰囲気に負けないように気合いを入れる。
馬車はそのままベルクムント領のフェルゼンラント領へと向かう。
成果を持ち帰る事は出来るだろうか。




