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より頑丈な建物を

すっかり冬も本番という事もあり室内での仕事も多い季節。

それでも外で働かなければいけない人達もいる。

なので体が温まる食べ物などを村の方で用意してあげたりもする。

そんな中ベルに頼んでいたものが完成したようだ。


「失礼するわよ」


「ああ、オルライト、待っていたよ、頼まれていたものが完成したんだ」


「建材がやっと完成したのね、とりあえず見せてもらっていい」


以前からオルライトが頼んでいたもの。


それは村の建物を作るのに使う新たな建材だ。


「それでどんなものが出来たの」


「とりあえず言われてた通り揺れに強いようにはしたよ」


「ええ、それはきちんとクリアしたのね」


「ただ実際にどの程度強いかはテストが必要だね」


「なるほど、ならテスト用に試験的に一軒建ててみて試してみましょうか」


揺れを起こすのはエルフの魔法やダークエルフの道具でなんとかする。

耐震性をテストするのには作って揺らしてみるのがいい。


なので近いうちにテストを頼む事に。


「それで建材はどんな素材で作ったの」


「とりあえず骨の部分は鉄だね、あと壁とかは強度を上げた特殊な石壁だね」


「へぇ、そんなものまで作ったのね」


「うん、まあテストしてみないとなんとも言えないけどね」


「ならそれも含めてのテストになるわね、テストに使う建材を作っておいてね」


まずはテスト用に建材を使う事から始める。

テスト用の建材を作ってもらい、その上でテスト用の家を建てる。


あとは魔法や道具で揺らしてみる事に。


「それじゃ改めて数を増やしておいてね」


「分かった、テストの結果次第では改良とかも必要になるかもだしね」


「そうね、その辺はまた結果次第よ」


「うん、それじゃこっちは任せておいてね」


「ええ、頼むわね」


そのままマグルと大工達にテスト用の建物の依頼を伝えておく。

その上で建材が揃い次第テスト用の建物を建ててもらう。


結果次第では村の建物も風や揺れに強くなるだろう。


「というわけなの」


「なるほど、分かった、テスト用だと終わったら壊しちまっていいんだろ」


「ええ、その上で次からは新しい建材を使ってもらうから」


「了解だ、そういうのが使えるのは大工としても嬉しいしな」


「ええ、その時は改めて伝えるから、頼むわね」


テストの日は建物が完成してから数日後。

まずは建材を確保し、そこからテスト用の建物を建てる。


その上でテストを行うというのが手順になる。


「ん?何かいい匂いがするわね」


「おや、オルライト様、お仕事お疲れさん」


「この匂いは働いてる人達への食事かしら」


「ああ、フユのお嬢ちゃんから教わったホットケーキってやつさ」


「ホットケーキ、甘いいい匂いね」


どうやらホットケーキなんかも教えていた様子。

とはいえ砂糖の相場は高いので贅沢には使えない。


それでも美味しく作るには問題はないようだ。


「これは小麦から作っているの?」


「そうだよ、小麦にからタネを作ってフライパンで焼いてるんだ」


「へぇ、そこにあるのははちみつとバターかしら」


「本当はメープルシロップとかいうのがいいらしいけど、はちみつでも問題ないってさ」


「メープルシロップ?それははちみつみたいなものなの?」


メープルシロップ、メープルとはすなわち楓の事だ。

こっちの世界でもメープルシロップが作れるかは分からない。


とはいえそれについては調べてみる事に。


「メープルシロップってはちみつみたいなものなのよね?」


「フユのお嬢ちゃんはそう言ってたよ、ホットケーキにはメープルシロップって」


「メープルシロップ、メープルって確か楓っていう植物…」


「一枚食べていくかい?」


「いいの?ならいただくとするわ」


冬夕の世界の食べ物は未知のものも多い。

ホットケーキにはメープルシロップだというのは冬夕も話していたとおばちゃんは言う。


メープルシロップ、それは甘いはちみつと似ている味がするもの。


「美味しいわね、ふわふわに焼き上げられてて、はちみつとバターがよく染みてて」


「だろう?それにしてもこんな美味しいものが結構簡単に作れちまうもんなんだね」


「その辺はフユの世界での発想よね、考え方次第なのかしら」


「白パンも結構簡単に作れるって知って、その辺も何か出来ないか考え中さ」


「何かアイディアがあったら遠慮なく言ってきていいわよ」


ホットケーキをいただいた後領主館に戻る。

建材のテストなどもそれに向けて準備を進める。


春になる頃には様々な事が本格的に始動する事になりそうだ。


「さて、また計画とかもまとめなきゃ」


「国に申請していた温泉の資料が届いていますよ」


「ありがとう、目を通しておくわね」


計画は様々浮かぶが、全部をする事は当然出来ない。

出来そうな計画の取捨選択も必要になってくる。


その辺も選別をしつつ二年目からが本格的に様々な始動となる。


出来る事は全部やるが、取捨選択もしっかりしていくのだ。

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