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村長と対面

父親から婚約を回避する条件を突きつけられたオルライト。

それに対してやってやると啖呵を切り家を出た。

そして領主代行をする村のヴァッシェングロースへとやってきた。

まずは村長や村の人達に挨拶をする事に。


「ここがヴァッシェングロース、向こうに見えるのがその伝承の樹なのね」


「はい、まずは村長に挨拶をするのがよろしいかと」


「分かったわ、村長に会いに行きましょう」


そうしてまずは村長に会いに行く事にした。


村の人に聞くと村長は領主館の近くにいるとの事。


「すみません!」


「はい、なんでしょう」


「えっと、村長のバルカ様…でよろしいかしら」


「ええ、そうですが」


「領主代行として来たオルライトです」


それに対しバルカは事情は飲み込んでくれた様子。

連絡はすでに受けているようで特に問題もなく歓迎されているようだ。


事情についても説明する事に。


「というわけなの」


「オルライトさんも大変ですねぇ、まあこっちは構いませんよ」


「ええ、それで領主館は好きに使っていいのよね」


「はい、掃除も済ませておきましたので、こちらが鍵になります」


「助かるわ、それじゃ荷物を置いてくるから、キスカ!行くわよ!」


鍵を受け取りそのまま領主館の中に入っていく。

バルカの言うように中は掃除はしっかりとされていた。


とりあえず中を見て回り、荷物を置いて執務室へと移動する。


「ふむ、執務室は特に問題はなさそうね、これなら領主の仕事も捗りそう」


「抜け出したりしないようにお願いしますね」


「分かってるわよ、どうせ阻まれるんだし」


「ならよろしいかと」


「とりあえず村の住民の人達にも挨拶回りに行くわよ」


領主館の中を一通り確認し、そのまま村を見て回りに行く。

村の人達も新しく来た領主が若い女性で少し驚いている様子。


とりあえず声をかけてみる。


「新しい領主様っていうのは若いんだねぇ、こんな辺鄙な村に来てくれてありがとうね」


「いえ、ただ領主を任された以上は村の発展もしていかないといけないので」


「発展ねぇ、人口1500人程度のこの村が大きくなったらそれは楽しいかもしれないねぇ」


「今は1500人、村にしては割と多いかしら、まあこれからよね」


「鍛冶屋のマグルさんや道具屋のファリムさんにも挨拶しておくんだよ」


村のお婆さんに言われたマグルとファリム。

とりあえずその2人にも会いに行く事にした。


鍛冶屋と道具屋らしいのでそれを探す事に。


「ここかしら、鍛冶屋だけどそこまでって感じでもないのね」


「お、あんたが噂の新しい領主様ってやつかい」


「あなたがマグルさんかしら」


「ああ、二代目のマグルだぜ、親父は今は腰をやっちまって療養中だ」


「そうだったの、とりあえずお世話になりますね」


マグルの父親の先代は今は療養中らしい。

とりあえずそっちにもよろしく言うように伝えて次へと向かう。


道具屋のファリムという人のようだ。


「ここかしら、道具屋とは聞いてたけど」


「あら、いらっしゃい、あなたが噂の新しい領主様ね」


「はい、お世話になります、あなたがファリムさんよね」


「ええ、そうよ、何かご入用の時はいつでも買いに来てね」


「そうね、そうさせてもらうわ」


そのまま他の村人にも簡単に挨拶を済ませて領主館に戻る。

そこで簡単に村の全体像について調べておく事に。


その上でどんな事をしていくか決める事にした。


「今の人口は約1500人、地図を見る限り開拓可能な土地も割とあるわね」


「建物を増やしたりも必要になりますし、規模を大きくするなら人も必要ですよ」


「そうね、まずは領主館の前に割と広い土地があるからそこから手を付けていくべきね」


「かしこまりました、ではそれについて村人にも伝えておきます」


「大工や林業、土を耕して畑を作れる人も必要になってくるわね」


計画の展望は大体は見えている様子。

あとは人の確保ではあるが、村の若い人達を今は少しでも動員するしかない。


その上で働ける人を少しずつ増やしていく事になりそうだ。


「とりあえずノウハウのある人を集めないとね、他の領地にも交渉に出向かなきゃ」


「その際は手配いたします、必要な時はお申し付けください」


「まず目の前の土地から、4年でどこまでやれるかね」


そうして領主としての仕事が始まる。

まずは領主の館の前の土地から手を付けていく事となる。


畑や林を作ろうにもその知識やノウハウがない。


土地に手を付ける前にまずは人からになりそうである。

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