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学校を建てる

夏本番の暑さが体に刺さる暑い日。

オルライトはそんな中少し考えている事があった。

それは村にも子供達が増えてきているという事。

それに伴い学校があるといいと考えているようである。


「ねえ、フユの通ってる学校ってどんな場所なの」


「アタシの通ってる学校?なんでまた」


「村にも学校を建てようと考えてるんだけど、何か参考にならないかなって」


村にも学校を建てようと考えている様子のオルライト。


そこで原液の学生である冬夕に聞きたいようである。


「学校ってどんな事を教えてたりするのかしら」


「そうだなぁ、読み書きや計算、外国語とか技術や美術に運動、あとは科学とか歴史とか」


「結構いろいろ教えてるのね」


「アタシの世界の学校は専門的な事じゃなくて、社会で最低限生きていけるものを教えるからな」


「ふーん、それで読み書きや計算、他にも多様な事を教えるって事なのね」


冬夕の世界では学校は専門的な事ではなく社会で必要な最低限を教えるものという。

専門的な事を学びたい人は大学や専門学校に行く。


つまり義務教育と高等学校はそういう事である。


「でも読み書きや計算を教えるのは大切だしそれでいいのかしら」


「専門的な事を学びたい奴は大学なり専門学校なりに行くからな」


「そういう専門的な事を教えてる学校もまた別にあるのね」


「ああ、小学校から高校まではそういう事を教える事がほとんどだな」


「なるほど、そういうシステムになっているのね、勉強になるわ」


冬夕も学業とアイドルの仕事の二足のわらじの身である。

とはいえ学業もきちんとこなしているのは流石と言うべきか。


専門的な事を教えるのはまた別という事なのだから。


「でも最低限の読み書きや計算を教えるだけでも意味はあるわよね」


「それはある、文字が読めたり計算が出来るっていうのは悪い奴に騙されにくくなるからな」


「そういう理由もあるのね、なるほど」


「本来は税金とかの仕組みも教えるべきなんだろうとは思うけどな」


「そういう事も教えるのはやった方がいいのかしら」


なんにせよ学校で教えるのはそうした社会で生きていく上で必要な最低限。

それでも読み書きや計算が出来るという事の意味は大きい。


だからこそ他の授業にも何か意味はあるという事なのかもしれないが。


「でも運動とか技術とか科学も教えるのね」


「ああ、まあそっちはあくまでも基礎とその少し先ぐらいだとは思うけどな」


「でも歴史とかも教えるんでしょ?」


「歴史は確かに学ぶけど、近現代史はやらないからなぁ」


「そうなの?もっと古い歴史はやるのに、近現代史はやらないのね」


冬夕曰く近現代史を教えると時間が足りないのかもしれないからとはいう。

それかもっと何か都合の悪い事があるので近現代史は教えないか。


なんにせよ歴史の授業に関しては近現代史はやらないのだ。


「あとは何か教えてないのかしら」


「うーん、あとは地理や世界史もやるな、他だと家庭科とか保健体育とか」


「家庭科?保健体育?それは何を教えるの?」


「家庭科は主に料理や裁縫なんかだな、保健体育は人体についての勉強とかだと思う」


「なるほど、そういう事も教えているのね」


家庭科は主に料理や裁縫なんかを教えるものではある。

保健体育は人体についてや、性教育などがメインといったところか。


他にも定期的に健康診断などもやるものではある。


「でもそういう事も基本的な事とはいえ教えてるのは大したものよね」


「まあな、あと入学した直後とかには健康診断とか身体測定とかもやるぜ」


「健康診断とか身体測定?」


「体をいろいろ医者に診てもらうんだよ、身長を測定したり体に悪いところがないか診たりとか」


「ふーん、そういう事も学校でやるなんて大したものね」


実際子供は学生の時が一番の成長期。

だからこそそうした事をチェックするのかもしれない。


オルライトからしたら学校でなんでもやるという事には驚きもあるようだ。


「フユの世界の学校ってそういう事を教えてるのね、勉強になるわ」


「義務教育なんてそんなもんだしな、専門的な事を学びたい奴は大学や専門学校に行くよ」


「専門学校、それはその道を極めたい人が行くみたいな感じなのかしら」


「極めたいっていうより、そういう業界に行きたい奴が行くんだろうな」


「なるほど、そういうものなのね」


大学や専門学校に行くのはそれこそ学びたい人なのである。

大学は就職予備校ではなく学び舎であるというのが本来の大学だ。


学びたいという物好きが行くのが本来あるべき大学の姿なのである。


「とりあえず興味深かったわ」


「学校を建てるなら教師も必要になるのを忘れるなよ」


「ええ、それは分かっているわ」


オルライトも村に学校を建てるつもりのようではある。

その際に教師はどこから連れてくるのか。


王都や大きな領地には学校もあるが、そこから引き抜く事になるのか。


そこも課題になりそうではある。

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