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激辛なもの

夏の暑さも本格化し、太陽の日差しが眩しい季節。

そんな中行商人がやってきたらしく、珍しいと言われるものを見せてもらった。

それはどうやらスパイスのようで、火を吹くように辛いのだとか。

何に使うのかは分からないが、種をとりあえず買った様子。


「ねぇ、フユはこれが何か分かる?行商から買ったんだけど」


「こいつってもしかしてジョロキアか?でも異世界だから名前は違うのか?」


「ジョロキア?行商の人は火を吹くように辛いって言ってたんだけど」


オルライトが行商から買ったというそれは冬夕の世界で言うジョロキアの様子。


何かに使えないかと思っているようではあるが。


「フユの世界ではこれはジョロキアって言うのね」


「ああ、世界一辛いって言われる唐辛子の仲間だな」


「世界一辛いってそれは流石に大げさなんじゃ」


「でも実際激辛なもんだぞそれ、興味本位で食うと口の中が死ぬぞ」


「激辛ねぇ、何か料理に使えたりしないのかしら」


オルライトはそれを何かに使えないかと考えている様子。

とはいえそれは激辛な食べ物である。


食べられる人は少ないであろうし、料理に使うにも難しいと言えるのか。


「そんなに辛いものなのね、これ」


「ああ、火を吹くっていうのも実際に吹くわけじゃないけどな」


「とはいえそんなに辛いと食べられる人は限られてきそうね」


「興味本位で食うと確実に後悔すると思うぜ」


「だとしたら食べる以外に使う事になるのかしら」


冬夕の世界には唐辛子スプレーなんてものもあったりする。

つまりそういう使い方をすれば、使い道はあるという事か。


ジョロキアスプレーとか確実に目をやられる話である。


「食べる以外に何か使い道ってあったりするのかしら」


「例えばだけど、エキスを抽出してスプレーにするとかどうだ?」


「スプレーにするの?なんでまた?」


「暴漢に襲われた時に吹きかければ相手は悶絶するし、防犯になるとは思うぜ」


「なるほど、そういう使い方もあるのね、防犯用のスプレーね」


唐辛子スプレーは冬夕の世界ではポピュラーな防振グッズだ。

とはいえジョロキアスプレーになれば破壊力は激増するかもしれない。


その辺は難しいとも言えるのか、どう使うかはオルライトの判断次第ではあるが。


「でも防犯グッズね。使い方は意外とあるものなのね」


「ああ、まあジョロキアスプレーなんて下手したら目が潰れかねないけどな」


「とはいえそんなに激辛なものだったのね、これ」


「ああ、火を吹くっていう表現もまんざらでもない程度には辛いしな」


「激辛、食べるのもきつそうだしどうしたものかしら」


激辛なジョロキアはそれだけで口の中が痛くなる。

激辛というのは痛覚で感じると言われるからこそである。


口の中が痛くなる程度には激辛という事なのだから。


「食べ物ではあるのよね?このジョロキアっていうやつは」


「ああ、まあ激辛好きなら割と食ってくれるとは思うぜ」


「辛いものが好きな人ねぇ、村にもそんなに多くないんじゃないかしら」


「なんにせよ激辛っていうのは人を選ぶからな、食べるにしても辛すぎるだろ」


「食べられはするけど、激辛、どうしたものかしらね」


オルライトもどうするかは考えている様子。

食べるにしても人を選ぶ上に、食べられる人も少ないだろうという事。


やはりスプレーにするのが無難なのか。


「でも言葉では本当に激辛なのかはよく伝わらないわよね」


「料理に使うとしたらソースとかにするのが無難じゃないかなとは思うぜ」


「ソースにして食べるの?何に使うのかしら?」


「肉なんかは割と合うらしいぜ」


「肉に使う、ステーキソースとかそういうのかしら」


ジョロキアはステーキソースなどにすると割と合う。

激辛ではあるので食べるのはなかなかにきついものではあるが。


そんなジョロキアを育ててみるのも面白いかもしれないとは考える。


「とりあえず育ててもらってみようかしらね」


「食べるのは結構しんどいけどな、辛すぎるし」


「そんなに激辛なのね、他の国にはいろいろあるものなのねぇ」


「まあ何に使うかは好きに考えればいいと思うぜ」


「そうね、防犯用のスプレーなんかもいいし」


オルライトなりに考えてはいる様子。

ジョロキアを食べれば当然口の中が灼熱にはなってしまう。


食べられる人は食べてもいいという事にしておく事にはするようである。


「ジョロキアが好きな人って村にはいるのかしら」


「激辛好きは一人ぐらいはいるだろ」


「だといいけど、食べるにしても使うにしてもね」


行商から買ったというジョロキアとそれの種。

村で育ててみるという事は決まった様子。


激辛なジョロキアを好きな人はいるのかどうか。


辛さは痛覚で感じるという事らしいのだから。

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